見出し画像

La prièreの三人のLive2Dを作った日

はじめまして、Live2Dモデラー・イラストレーターの天瀬ひすいです。
普段はLive2Dモデルの制作やファンアートの制作を行うとともにTwitterでLa prièreを応援しています。

今回は、わたしが3人それぞれのLive2Dモデル(アニメーション)を制作したときの話をさせていただければと思います。
読みにくい文章・わかりにくい解説ではありますが最後までお読みいただけますと幸いです。


棗いつきさん

最初に制作をしたのは棗いつきさん。日付的にはほぼ1年前の1月になります。Live2Dを触り始めて2か月ほどのことでした。作成のきっかけはあまり覚えていないのですが、「Live2Dを使ったファンアート」を模索していた時期だったと思います。動画はこちら↓

動きとしてはあまりありませんが、パーツ分けにとても苦労した記憶があります。旧ビジュアル時代。
当時はアニメーション技術が甘く、どこを動くようにすれば見栄えが良くなるのか模索していました。その結果、できる限りすべてをパーツ分けしてモデリングをしました。
Live2Dを初めて触ってから2か月。まだまだ発展途上でした。
背景・エフェクトのパーツ分けについてはこの制作でかなり学びを得ました。

また、当日の朝にX(当時はまだTwitter)の改悪アプデが入り、縦画像が全面表示されなくなりました。モデリング・動き付けが終わってひと段落、あとは動画の体裁を整えるだけだ!というタイミングでのアップデートだったので、ひざ下を切るかすごく悩んだ思い出があります。
迷いに迷って横をつけて何とか全面表示できるようにしました。
ファンアートとしてのLive2D、とてもウキウキしながら制作していました。


藍月なくるさん

誕生日のタイミングで制作しよう!と決めたのがこのタイミング。そのため、このなくるさんの動画はかなり前から動きだしました。
動画はこちら↓

制作開始はおそらく1か月前くらい。いつきさんの動画を投稿し終わってすぐくらいに制作しました。メディア欄見たら2月21日にはモデリング作業を始めていました。
胸上サイズで制作。さすがにスカート部分まで描けない、という判断でした。が、首回り~腕のフリルで超苦戦。前後の関係性をしっかり守る必要があり、結局フリル1つ1つを全部分けました。ちなみにこの頃はまだノートPCで制作を行っており、クリスタとの戦いでした。重いんじゃぁ…
髪も当然一房ずつ分けていたため、ラフとの密度の差が出て書き足しをしました。

モデリングについてはほぼVtuberモデリングと同じ感じ、上下左右を向けるようにしたこととお手振りできるようにしました。指も全部分けていたのですが、今見るとあまり自然な動きになっていないような気もします。
2人目ということもあって勝手は理解していたつもりでしたがまだまだ甘かった…

なくらげも同時に制作。ふよふよするようにしたいな~という軽い気持ちでしたが、かなり動いてくれて満足しました。飛び回るなくらげ、かわいかろ…

nayutaさん

こちらは最近(最近?!)らぷり最後に作ったのはなゆたさんでした。
動画はこちら↓

nayutaさん制作は、前日に「やっべぇ!」となり、制作しました。制作期間1日。そのため、アニメーションではなくトラッキングでの動画となりました。このnayutaさんの中には天瀬が入っています。(失礼)
制作はかなり難航いたしまして、最初は髪型ボブで制作していたのですが、改めてビジュアルを確認して長髪に変更。描きなおし・描きたしで対応しました。Vtuber制作を1日で行うようなスケジュール感だったため、投稿が大幅に遅れる・動画がほぼ撮って出しになってしまいました。今年は計画的に作ります。

こちらもマスコット枠としてぽゆたを制作。なくらげ以上にぽよんぽよんという質感になりました。物理演算を掛け合わせて制作していて、Live2Dへの理解度が上がったからできたことかな…と。
ぽゆた単体動画を上げたらかなり好評でうれしかったです。以下動画↓

撮影にはnizima LIVEを使用しました。なゆたさん動画の逆光・ぽゆたの影はnizimaに入っているフィルターです。(ありがとうございます!)

以上、1年間で3本のファンアートLive2Dを制作しました。
動画編集はすべてcapcutを使用しています。
nayutaさんのみ、現環境での制作となっています。


2024年 棗いつきさん

本当はこの記事を年末に出す予定だったんですよね…気が付いたら2月になっていて、気が付いたら制作も2周目に入っていました。ということで2024年1本目は棗いつきさんのお誕生日動画を制作しました。お誕生日には毎回あげると決めました。ちゃんと。動画はこちら↓

ラフはね、比較的早い段階でできていたんですよ…ラフはね…
nayutaさんと同じようなスケジュール感での制作となりました。前日夜に描いて当日の昼にモデリングしていました。今回はアニメーションで制作したため、nayutaさんよりも工数は多くなりました。
昨年よりも、分けるべきところ・分けなくてもどうにかなる所を理解したため、素早く制作できたのかなと感じています。
構図の取り方も昨年より成長しているように感じます。あと画力も上がってる。
でも1日で作るのは止めた方がいいです。

なゆたさんのぽゆた、なくるさんのなくらげを制作していたので、ロボ猫ちゃんも描きました。いつきてぃと迷ったのですが、ライブが迫っていたこともありロボ猫に。ぴょこぴょこしてくれました。あとしっぽふるふるも。
目パチを搭載したのですが、これはごり押し制作です。

終わりに

以上、ここまで4動画ご紹介しました。Live2Dを始めてから1年以上が経過し、モデラーの方というイメージを持っていただけるようになりつつあるような気がします。
自分のモデルも含め、これまでかなりの数のLive2D制作をしてきましたが、まだまだ発展途上だなと感じています。
4月からは就職の関係でご依頼を受けることは難しくなっていくと思いますが、ファンアートを通して今後も制作を続けていきたいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!

天瀬ひすい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?