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2022年12月 国内完成車メーカー別 新車販売台数実績・低調な販売が続く・・・

日本の主要完成車メーカーの

米国新車販売台数日本新車販売台数月次でまとめます!
2020年1月より観測開始(コロナ前からの比較のため)

日本の主要自動車メーカーといえば
トヨタ自動車
ホンダ
日産
スバル
マツダ
スズキ
三菱自動車

なんとなくトヨタが大きいように感じる
けど数字でどれくらいのシェアがあり、どれくらい販売台数に差があるのか?

実はあまり実感をもって説明できないけどなんとなく株買っている

せっかくなので実感をもって株を選定しましょうということで月次販売報告しっかりと「数字」でを確認していきたいと思います!

まずは早速12月の実績!

2022年12月 国内販売実績概況

まずに全体の合計としての日本の国内新車販売は
34万4365台のYoY2.4%増でした。

11月と12月で比較した
QoQでは8.7%減となっております。

販売水準は物足りません。YoYでは4か月連続のプラスとなっておりますが、2020年12月は37万9896台だったことを考えると2年前比9.4%減にとどまります。

YoY53.7%増のモメンタムで目立つのは三菱自動車です。
8ヵ月連続でYoY二桁成長となっており、強い実績が続いております。これは決算にも表れている通りです。

また、軽自動車では引き続きスズキのモメンタムが継続して強くYoY11.7%増と強さを示しています。こちらも4ヵ月連続の二桁成長6月以降かなり強いトレンドになってきています。

一方トヨタは11月に引き続きマイナス成長となってしまっており、YoY▲12.2%

日産自動車YoY41.1%増と強く見えますが、昨年12月が2万4443台と鬼凹みしていた反動であり、QoQ▲6.7%で、見た目ほどの強さは感じられないというところです。

2022年12月 米国販売実績概況

販売実績

Globalの販売台数はYoY4.6%増の125万7184台

12月のSAAR1359万台となっております。
11月1439万台だったので、かなり低調ですし、再び1400万台を割れてしまった形。引き続き供給が追い付いていないことによる、販売が出来ていない状況が続いてしまっており、自動車各社も計画値を大きく下回っている可能性が高いです。

GMなんかは1500万台平均としていますが、1500万台超えたのって今年の10月くらいしかない

そんな中でも頑張っているのはマツダ・Subaru!

マツダYoY40.5%増となっております。3ヵ月連続YoY大幅増であり、平均30%増ペースです。

SubaruはYoY11.0%増と落ちてはいるものの5ヵ月連続YoY増特に10月から加速しており、モメンタムは継続。

一方引き続き不調なのがホンダ・日産。

ホンダYoY10.7%減17ヵ月連続のYoY減となっております。やはり生産実績をみても追いつくわけがないという状況で、モメンタムの回復局面がいつになるかを図るフェーズ。

また、新型アコードを2023年年初から発売。売れるだろうけど、作れるかどうかに今後も注目。

日産はYoY17.5%増と反落。少しずつ基調が回復しているように見えなくもないが、絶対値が圧倒的低水準でありまだまだといったところ。

トヨタYoY3.5%増4ヵ月連続増ではあります。回復というより横ばいの基調が続いており、引き続き生産台数に注目。

Global生産実績

11月の生産実績は

ToyotaがMoM8.0%増
SuzukiがMoM1.6%増

HondaがMoM1.2%減
NissanがMoM16.4%減
MitsubishiがMoM4.4%減
SubaruがMoM7.9%減
MazdaがMoM7.4%減

生産面ではトヨタが挽回。しかし、12月と1月の生産計画はかなり低く注意が必要。

一方スバルマツダが少しQoQトレンドは落ちてしまい停滞

インセンティブ

12月は1,331ドルとなっており、11月の1079ドルから増加しております。

3ヵ月連続増加となっており、インセンティブも底打ちした感じはあります。一方大きく増加したのが、TeslaやBMWやMercedesなどの米国や欧州系の高級車どころで増加となっているだけで、数字の平均が上がってしまった感があります。特にTeslaは5,008ドルも増えてるみたいです・・・。

日本車のところで大きく増加したということではなく、日系メーカーではどちらかというと減少傾向です。

特に三菱の減少幅が大きく、次いでトヨタがしっかり減少しているイメージです。

販売奨励金がわからない方はWikiへ。

まぁ簡単に言うと、ディーラーに対して、頑張って「売れ」と発破かけるために、完成車メーカーがばらまくお金。

ばらまくということは「在庫」が多いため、早く吐き出して新型の利益率の高い車を売りたい場合には、販売奨励金が上がります。

一方、在庫がないときは、販売奨励金を払わなくても、車が売れますので、「利益率」があがります。

在庫

在庫回転日数
11月⇒12月

Subaru9日⇒8日
Mazda18日⇒24日
Toyota21日⇒17日
Nissan30日⇒33日
Honda30日⇒29日

在庫水準は全体的に増加しているものの、各社在庫回転日数がむしろ低下してしまっている状況です。

Subaruは引き続きひっ迫している状況が続いており、マツダは改善。
トヨタはやや悪化し、日産ホンダはあくまで比較的ですが、高い水準が続いています。

国内販売台数編

では、12月のデータまとめ!数字の世界をお楽しみくださいませ。

合計

トヨタ自動車

ホンダ

日産

Subaru

マツダ

スズキ

三菱自動車

米国販売台数編

合計

トヨタ自動車

ホンダ

日産

Subaru

マツダ

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