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2023年2Q決算に向けて持てる自動車銘柄ランキング
2023年1Q決算を受けたデータの整理
自動車セクターの銘柄は年初130円程度だったドル円が足元で146円を突破し、再び150円に近づこうとしております。
![](https://assets.st-note.com/img/1693825713061-Su4XnFVWr5.png?width=1200)
その恩恵もあり、1Q決算は総じてポジティブな状況となりました。
以下表に2024年9月4日現在のバリュエーション表を掲載しております。
![](https://assets.st-note.com/img/1693826510101-GFUNwueQh8.png)
まずPERで目立つのは1ケタ台前半の三菱自動車やヤマハ発動機やマツダが目立つ状況に。
PBRでの割安感では日産の0.46倍、ホンダの0.66倍、マツダの0.67倍が非常に目立ちます。
割安感だけで語れば一番マツダが面白そうです。
配当利回りの観点ではいすゞ自動車の4.51%が高く、その他はどっこいどっこいで、3%程度の利回りとなっております。
![](https://assets.st-note.com/img/1693829012676-JuCvGm879b.png?width=1200)
こちらは以下データをまとめたものです。
「現在の株価VS目標株価平均」
「会社ガイダンスVS市場コンセンサス」
+「為替前提ドル&ユーロ」
目標株価との乖離率では日産自動車やスズキが一番乖離しており、マーケットの期待値に対して株価が出遅れている模様。
また、会社ガイダンスとコンセンサスの比較ではどの銘柄も大幅な上昇修正余地が残っているといえそうです。
特に為替前提が125円で営業利益ガイダンス3兆円に対してほぼ4兆円のコンセンサスになっているトヨタはおおよそ1兆円の上方修正が出来そうという化け物のような状況に。
またホンダも2000億円の上振れ余地があり、スズキが400億、マツダも300億、三菱自動車も300億程度の上振れ余地がある模様です。
![](https://assets.st-note.com/img/1693826397387-6TvwbqC9CH.png?width=1200)
年初来の株価パフォーマンスランキングがこちら。
1位 マツダ +63.69%
2位 ホンダ +58.91%
3位 日産自 +55.19%
4位 スバル +46.75%
5位 トヨタ +44.39%
6位 スズキ +43.32%
7位 ヤマ発 +33.13%
8位 いすゞ +28.55%
9位 三菱自 +19.52%
10位 日野自 +15.45%
全体的に強いのは間違いないですが、日野は別としても、いすゞや三菱自動車がアンダーパフォームしております。
一方、マツダ・ホンダ・日産自動車など、ディープ低PBR株がこの年初からの株価パフォーマンスは良好。
中間にトヨタやスズキなどのハイクオリティ銘柄が並ぶという構図になりました。
今回は自動車銘柄10社の比較感と、2Q決算に向けて円安の恩恵やバリュー株相場に乗っかるうえで、何を持てばいいか?という観点でお話ししていきたいと思います。
今回は自動車セクターよりお届けしますが、もし好評でしたら別セクターもやっていこうかなと思っています。
是非ご意見ご感想、高評価いただけますと幸甚に存じます。
それでは早速!
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