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天才的な彼女は、プログラミングができなかった

こんにちは、翡翠です。
最近、どうも勉強が進まない・わからない、わからない地獄を抱えている方を周りでお見かけするので、思い立ってブログ更新しようと思いました。

誰かが「また、頑張ろう」と思えるように。

天才的な彼女

大学で出会った彼女。そのときは「リケジョ」ということばが流行る手前くらいの年代だ。彼女と僕は、同じ工学部の電気科へ入学したわけだが、最初の授業からほとんどノートも書かない、先生の話も聞かない、バイトや遊びで授業も参加しないなど、破天荒な女の子だった。
テストのときだけ違った。
他の諸々生徒は、同じように授業をサボった結果、テストの点数は最低点争いが始まり、単位を落とすかもしれない恐怖に襲われていた。
一方、彼女はというと、ほぼ 100 点のようなテストばかりを持ち抱えて、自力で解答していた。このころから、周りの生徒も彼女は「勉強ができる」と認識していったのだ。

彼女が唯一躓いた授業

大学1年生のときだった。Word, Excel, VBA など、プログラミングに「近しい」、「情報処理」の授業が必須マストの授業だった。彼女が僕のとなりに座れるように、TA や先生に「お願い♡」をやっていたことは、彼女の黒歴史の一部となっているだろう。
この授業、一人一台の PC で言われたとおりに演習を実施するような授業であった。全員が正解しないと、先生が徐々にド S とかしていくような変な授業。最終的にマクロを組んだり、ちょっとした関数を実装したりなど簡単なものだったが、彼女には「かなり難しい授業」だったようだ。
毎回、僕の画面を見ながら、キーボードに文字を入力していく姿は、唯一焦っている姿だったかもしれない。
ちなみにこの授業、彼女は暗記勝負で単位を勝ち取った。

僕が SE になると伝えたとき

「翡翠、すごい!私、あんなの難しくて一生できない」、「翡翠は頭いいんだね」なんて言葉をかけてもらったっけ。
彼女は学年で1番の優等生。僕は教授から教えてもらって8番目だった気がする。残念なことに、僕は大学で学んだことは全部大学へ忘れてきてしまったので、今は「頭すっからかんな翡翠」だが。

ここで思い返された情景が、PC を目の前にして半泣き状態だった彼女だ。できないはずはなかったと思う。誰よりも負けず嫌いな彼女が、唯一自力でできなかったこと。
僕の考察なのだが、「パッと見、なんの文字が並んでいるか、わからないものが、わからない処理を実行して、わからない結果が出力される」これを理解する部分でつまづいてしまったのかと。
関数電卓を巧みに使いこなす彼女なのだから、ちょっと文字列が入ったくらい…と思っていたが、プログラムアレルギーを発症していたのかもしれない。

初学者がつまづく、プログラミングまったくわからない(泣)は、解決するのか?

僕の個人的な考えだが、最初に「無理!」と天才的な彼女みたいにアレルギーを感じてしまったら、なかなか勉強を続けるのは苦痛かもしれない。
でも、どこかの段階で「やってみよう、やってみたい」と思えたのなら、考え方次第でうまく勉強していけるだろうし、むしろ、その気持がないとただただ苦痛でしかないのでは?とも思う。
と言いながら、新卒の頃の僕は、1年目はずっとプログラムがうまくできなくて泣きながら仕事から帰宅後勉強したものだ。

毎日見ていると、書いていると、慣れてくる

お仕事でも、帰宅後も勉強づけの日々を過ごしていたら、プログラミング言語1つとかではなく、複数の言語を触るようになっていた。誰からも教わることなく、ネットで調べたり、参考書を購入したり。
このあたりは自然と身についた気がするので、徹底的に実装する、読む、をやってるといいかもしれない。
流石に C 言語はもうやりたくないが。

ということで、プログラミングの勉強で悩んでる暇があったら、とにかく実装して読んでを繰り返そう

生成AI が身近になった今、初学者がコードを手で実装する必要があるのか?問題は奥が深すぎて、僕には語れない。
ただ、プロンプトエンジニアリングでコードが書けて修正できても、「これ、どんなコードなの?どんな処理を書いてるの?」なんて聞かれたら、「ChatGPT に書いてもらったのでわかりませんが、どうやら動くようです」みたいになるのが想像できる。
ある程度、構文の読み書きは知っておいたほうが良さそうと思う。
特に「コードを読む」については、習慣的にしておくと、わざわざ生成AI に入力する必要もないし、ハルシネーションも気にならないのでは?と浅はかに思う。

僕だって最初は大変だったから、あなたも大丈夫

なんて軽い言葉になってしまうけど。
みんな通っている道だから、吸収に時間が掛かるか否か、勉強時間を作れるか否か、そのあたりで変わってくるだろう。誰かが先へ進んでいても、自分ができないように思えても、気楽に勉強進めて、成長を楽しんでいきましょう。1か月前の自分と比較したら、成長度合いも感じると思うよ。
ただ、毎日、短い時間でも継続するのが勉強方法のおすすめかな。

誰かを元気付けたい、そんな夜だった。
間違えた、朝になった。

それでは、またお会いしましょう。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

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