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刃月

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刀剣乱舞二次創作
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2016年2月の記事一覧

NG集

【かっこいい刀剣】
はせべ:…長政さまも良い主でした。ですが、一番はあなたです。あなたが望むなら、俺はいつまでも傍にいます

さにわ:長谷部みたいに格好いい刀剣男士から言われるとさすがに照れるな
はせべ:光忠には聞かせられませんね

みつただ:ご指名かい!?(障子スパーン!!)
はせべ:引っ込め伊達男!(ハリセンスパーン!!)

【なにかのおてつだい】
さにわ:私は女の子として扱われてしまうの

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いっしょに

一頻り涙を流し終え、気を落ち着かせようと呼吸を繰り返していると、間近で主の鼓動を感じた。
規則正しい、穏やかな鼓動。刀だが、俺にも同じものが流れている。
落ち着く音だった。
そしてふと、俺の頭を撫でていた主の手が、いつの間にか止まっていることに気が付いた。

「主…?」
「………」

返ってきたのは静かな寝息。
ゆっくりと上体を起こし主を窺うと、面が風に煽られていた。
面の下に見えたのは、二十にか

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繋いだ手

不意に手を柔く強く握られる。

「お前が…」
「はい」
「お前が死を望んだとして、私は、私が与えた命を簡単に手放しはしない。私が与えた。お前の命は私のものだ。いくらお前が死者に焦がれて逝こうとしても、私はお前を現世に縛る。この手を決して離さない。私を恨んでいい、憎んでいいから」

私の元から勝手に去らないで。
死なないで。
と、呟かれたそれは切実な呪詛で。
俺には何物にも代えられない祝詞であった。

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告解

雪が積もった庭に月が光を投げかけている。冬好きな審神者が寒さに震えながらも笑ってこの景色を眺めていたのを、へし切長谷部は思い返していた。
人の体を得て暫く経つが、感覚というのは実に不思議なものだと思いながら、長谷部は足先が冷えるのも構わず縁側に腰を下ろした。

あの時は、寒いなら暖かい場所へ行くか、暖かい恰好をするよう進言した。人の体は変調しやすく、実に容易く体調を崩す。
風邪を召されないようにと

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