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iPad ProでNomad Sculpt

2022スカルプト初め。今年は気分を変えて、ZBrushやBlenderとは別の新しい3Dツールをもう一つマスターしようと思います。というわけで今日からiPad ProでNomad Sculptを使い始めてみることにしました。操作に慣れるためにヘッドを1つスカルプトしてみました↓。 これは楽しい!

データをBlender・ZBrushに持っていく

スカルプトしたものはglTF、obj、stlファイルで書き出し可能。
objで書き出し、Blenderで読み込んでみました↓。

問題なく読み込めて使えます。若干iPad上では見えない穴が空いていたりすることもありますが概ねいい感じです。サイズ的にはこのヘッドで高さ1.47mmくらいです。

ZBrushでも同じように読み込んでみました↓。

iPad Proでアイディア出し的にスカルプトしておき、BlenderやZBrushに持っていって仕上げていく、という使い道が王道でしょう。

iPadPro→obj書き出しには、私の場合はGoogle Driveを使ってみています。iPadからGoogle Driveにアップしておけばバックアップにもなります。また、少ないiPadのストレージ容量を確保するためにデータを削除しても安心。

スカルプト体験・ZBrushと比較して

正直ちょっと、「購入しといて今までなんで使わなかったんだ」と今までの自分に激しく問い詰めたい気分です。これまで全然使っていなかった事を後悔しています。一日使ってみての感想は、

あれ?・・・ZBrushより使いやすい・・・

です。
もちろん、ZBrushと比べて機能は限定されています。ですが、使いやすさ、ユーザーインターフェイス、プリミティブからスカルプトまでの流れ、レイヤーの構造等など、ZBrushの上をいく使いやすさです。

スカルプトの方も、PCではなくタブレット上であることを差し引いても、結構なハイポリでもサクサクと問題なく快適に動きます。ちょっと衝撃です。

少なくともこれからデジタルスカルプトを始めるのであれば、ZBrush CoreやCore miniよりNomadのほうが良いのではないでしょうか。

iPadやスマホ、Androidタブレットでいつでもどこでもモバイルスカルプト出来る、というのも強力なアドバンテージです。

個人的に、今後はもしかすると

モバイルスカルプト=Nomad
デスクトップ=Blender

の二本立てになるかもしれません。

「ZBrushの強みがハイポリスカルプトだけなら、もうNomadでいいかな」

と思い始めてるレベルです。
そのくらい、衝撃を受けています。

私のiPad Proは2018年モデルの第一世代。いま話題のM1ではなくAプロセッサーです。それでも、サクサク動くこの衝撃。全くスルーしていたのに、急にM1 iPad Proが欲しくなってきたのは言うまでもありません(笑)。(まだまだ使えるので買うとしても次に登場するモデル以降になると思いますが・・・)

今後M1が進化し、iPad Proが進化し、Nomadが順調に進化していけば「デジタルスカルプトにZBrushは不要」、となる可能性も高いです。いや、もう、そうなりつつあると感じます。

まとめ

このNomad Sculpt、実はリリース当時から知ってました。実際、リリース時にすぐに購入してインストールしてました。ただ、スカルプトやモデリングはBlenderやZBrushで忙しかったので、いつも日々持ち歩いているiPad Proに入っているにも関わらず全く起動しないままでした。

BlenderもZBrushも自分の中では概ね落ち着いてきたので、新しいスカルプト体験と刺激を求めてこのNomadを使ってみようと思います。期待出来ないモバイル版ZBrushやモバイル版Blenderの登場を待つより、上に書いたようにNomad Scuptと母艦のBlenderと連携させるほうが良い気がしてます。

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