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Grimpse終了。GIMPの未来は?

ちょっとは期待していたGrimpseが開発終了しました。↓

いつまでも一向にモダンにならず未だに2000年代のUI&UXを引きずっているGIMP。これを「よりモダンに」「よりプロフェッショナルに」というモットーを掲げてUI&UXを刷新するプロジェクトとしてスタートしたのが「Grimpse」でした。
個人的には非常に残念です。せめて本家がアイコンだけでも引き継いでくれればいいのですが。前々から言ってますがウィルバーくんはダメです。

不安的中

以前こういうnoteを書いて、↓

暫く使っていたのですが、徐々に何かしっくりこないものを感じ、Kritaに乗り換えました。↓

Kritaも100%気に入っているわけではありません。UIにまだまだ洗練されていない部分が見え隠れします。毎回出てくるキャラ起動画面も好きじゃありません。

クリエイティブツールに特定のイメージキャラは要らない。

です。
PhotoshopやAffinityがプロフェッショナルなのは、機能だけではないと思います。

「どういう人達が、どういう気持ちで使うのか」

ということまで考え抜かれている、と感じるからです。
なので、余計なキャラや無駄なインターフェイスは一切ありません。シンプルで、作業に集中出来ます。そこがPhotoshopとAffintyの良いところです。

Kritaのキキも、GIMPのウィルバーも、無くして欲しいです。イヤほんと。みんな気にならないのですかね? もし気にしている人がいるならなぜもっと言わないですかね。あれ、ホントに良いんですか? 私だけですかね。

BlenderやInkscapeを見習ってほしい

同じオープンソースでも、ここ最近グッと進化したツールがあります。
それが、BlenderとInkscape。↓

新しいInkscapeは良いです。AffinityやProcreateなど今どきのグラフィックツールの良い雰囲気を取り入れてきた感があります。

実際使ってみてる様子です。Linuxユーザーということでペンギンを描いてみました。↓ 

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この最新版Inkscape、インターフェイスがすごく良いです。センスの良さがAbout画面に現れています。だいたいAbout画面やスタートアップ画面をみたらそのアプリのセンスの良し悪しは結構分かるものです。

同じことを思っている人は沢山いる

ずばり、「GIMPはUIのオーバーホールをするべきだ」と書いた記事がアップされました。

事の発端は、エドワード・スノーデン氏のこのツイート。

このスノーデンという人物、元CIAの凄い人です。機密暴露で元職場と国を敵に回した人物。映画にもなっています。

本もでてます↓

この人が

「GIMPはUIのオーバーホールが必要だ」

と発言したことで本家GIMPオフィシャルまで参加するツィートになってます。

GIMPはGrimpseを引き継ぐべき

と思います。
思ってるだけでは伝わらないので、GIMP Officialに意見を投げてみました。

他にもいくつか意見を言ったのですがちょっとはぐらかされましたね。

GIMP Official見解や姿勢、Grimpse開発中止の理由を読むと、結局ユーザーインターフェイスやユーザーエクスペリエンスを向上させようと思っても、それに必要なフィードバックや協力者が得られないから、というのが大きな理由のようです。


まとめ

かつてはPhotoshopキラーと思われていたGIMPも、今のままではダメでしょう。数人でプロジェクトをスタートした MacのPixelmatorのほうが遥かにいい出来です。AffinityやPixelmatorがLinux版を出してくれたらかなりのゲームチェンジャーになると思います。

「Linux=オープンソース」
「Linux=使うアプリもオープンソースで無料」


というのはもう時代遅れの発想と思います。どんどんプロプライエタリなアプリが進出するプラットフォームにならないといけないと思います。じゃないとPixelmatorを数人で開発するような有能なディベロッパーが参入してきませんから。

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