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Manjaro&Pop!_OS二刀流(3)

前回(↓)の続き。

触っていて思ったManjaroの良い点をいくつか挙げてみたいと思います。これらはManjaro専用機能というわけではありませんが、こういう拡張機能がデフォルトで入っている、という事で、Manjaroの指向性が分かるかと思います。

パッケージ管理が秀逸

パッケージマネージャーが良いです。Manjaroのリポジトリに加え、AURとFlatpak、Snapなどを加えて一元管理出来ます。個人的にSnapはあまり好みではないので、AURとFlatpakを追加しました。

AURとFlatpakを有効にします↓。

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Flatpakは環境に依存しないのでインストールしてそのまま使えば良いので問題なし。Manjaro公式やAUR配布のパッケージは、クリックすると依存関係をチェックしてダウンロード&ビルド&インストールしてくれます。素晴らしい。

Terminalがイイ

デフォルトのシェルはZshになってます。プロンプトがカラフルな矢印状になっていてオシャレでいい感じです。↓

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ちなみに上(↑)の画像のような背景透過はデフォルトでは有効に出来ません。パッケージマネージャーで

gnome-terminal-fedora

を検索してTerminalを再インストールする必要があります。インストールすると自動的に背景透過が出来るバージョンに入れ替わります。

あと、ディレクトリナビゲーションツール「ranger」がデフォルトで入っているのがGOOD↓。

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ArcMenu

ArcMenuもデフォルトで入っています。メニューバー左上部に旧MacOS風のナビゲーションメニューを表示出来ます。Windowsで言うところのWindowsメニューですが、旧MacOSのメニューとWindowsメニューを組み合わせたような感じでGOOD↓。

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表示も好きなキーに割り当てる事が出来ます。私は余っている「メニュー」キーを割り当てました。直感的で便利です。

主要アプリ環境整備

概ね、LapBook Proで使う主要なアプリ群のインストールが整ってきました↓。

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LapBook Proのような非力な激安ノートPCではヘヴィな3DCGや動画制作などは正直厳しいです。いちおうBlenderは入れていますがローポリモデリングにしか使えないと思います。(それでも2〜3秒くらいで起動します)

GNOME40はノートPCにイイ

manjaro最新版はGNOME40です。私はPop!_OSファンですが、Pop!_OS 21.04より最新manjaroのほうがノートPCに向いていると感じます。理由は狭い画面でのGNOME40の使い勝手の良さとマルチジェスチャー対応です。デフォルトでスワイプなども出来るように設定されてて直感的↓。

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レイアウトを選べるのもGOOD↓。

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これにPop-Shellのタイル表示が加われば最強になると思います。Pop!_OSも次期バージョンではGNOME40に移行するようなので期待が膨らみます。

今回のまとめ

CHUWI LapBook ProでのManjaro GNOMEのパフォーマンスは良好です。LapBook ProはCeleron N4100+8GB RAMという低スペックPCですが、Manjaroはサクサク動いてくれます。素晴らしい。

私の場合、主な用途としてはウェブブラウズ・Youtube・動画閲覧、Slack・Discord・Teams・ZoomなどのSNS、簡単な2D画像処理、Office系、VSCodeやSigilなどテキスト系処理になると思います。これらの用途であれば十分に活用出来ると感じています。

LapBook ProはWindows 10がプレインストールされてますが、Windowsは許容範囲ギリギリ。スペック的には巷で売られているChromebookくらいですね。このくらいの低スペWindows機やChromebookを持っていて、WindowsのパフォーマンスやChromeOSの制約に不満があれば、Manjaroを入れて再生して使う事で出来ることも広がるのでは?と思ったりします。

ではまた。

(次回に続く↓)


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