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アシタカのような人に

もののけ姫、観に行きました。

3週間ほど前に、映画館がガラガラ&ジブリの過去作を見れるとのことで、友人ともののけ姫を観に行った。
子供の頃は単純になんだこのカッコよくて強くて人望のあるお兄ちゃんは!!とそれはもう憧れただけだった。右手の呪いについても、怒りの感情に反応して人間離れした強さを見せるというような設定は当時小学生の私が「中2病」を発症する動機付けには充分だった。

久しぶりにもののけ姫を見て感じたことは、アシタカのような自分軸に基づいた行動力のある人を見習いたいと思った。
理由としては、
・相棒のヤックルが祟り神に恐れて、足がすくんでいることに気づき、矢をヤックルの近くめがけて放つといった相手の気持ちを察する洞察力と判断力、実行力の鋭さ
・祟り神に物見やぐらを襲われ、爺様をかかえながら木に飛び移る身体能力と自分のピンチである状況でも人を助けることが当然という行動力。
・かやが祟り神を迎え撃とうとする動作に気づき、自身が祟りを受けることを承知の上で、祟り神に矢を放つ。しかも次期村の長となる立場であるにも関わらず祟り神を倒してしまうというような、自身の地位や名誉に構わず、自己犠牲を承知の上で人を救う姿勢。
・自身で買った米をジコ坊が雑炊にして半分以上食べられたのにも関わらず、怒ることなくジコ坊が寝ている間に頭を下げてその場を去るというように謙虚さと感謝の念。
・たたらばで男たちに囲まれながら、女たちから黄色い声に対して「女たちが元気な村はいい村と聞いている」といった男女ともに敵を作らない上品な言葉選びと接遇。
・祟り神を作ったのはエボシ様と分かるが、怒りを乗り越え理解しようとするアンガーマネジメントスキル
・女性たちのたたらばでの仕事を経験し、「大変な仕事だ」と共感する能力。
・「アシタカは好きだ。でも、人間は許せない」と言うサンに対して、「それでもいい。サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ」と相手の思いや価値観、生き方を尊重し、自分自身の生き方も貫く姿勢

等々まだまだ上げたらキリがない。
難しいご時世。私自身も「曇りなき眼で見定めて、決める」ことを意識して中立性とは何か、公平性とは何か常に考えていきたいものです。

ふざけてんのか、真面目なのか分からない日記でした。

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