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おつかれさま、自分


約1年半前から始めた不妊治療、
現在妊娠31週になりました。
産休までもう少しなので不妊治療の記録を。


開始時 私29歳、旦那34歳
治療を始める前の検査ではAMHは低いけど、特に原因なかったしすぐに妊娠できるだろうと楽観視していた私。

でもいざタイミング、人工授精・・・
かすりもしないし、なんなら以前より規則的に生理来るし(きっと生活習慣改めたから)期待を込めてフライング妊娠検査薬をやってメンタル落ちる半年間
生理来るたびに増える飲酒量(笑)

先生にはもう少し人工授精でも・・・って言われたけど早く妊娠したくて治療開始から半年でさらなる治療強化へ

職場にも説明して夜勤をなくしてもらい、不規則勤務をやめました。
理解のある上司だったけど、それでもなかなか環境を整えるのはしんどかった。

そんなときに周りの出産や妊娠のタイミングが重なり、おめでたいことなのに素直に喜べない自分+なんで自分は妊娠できないんだ+治療しんどすぎる!+仕事もしんどすぎる!と心身ともにボロボロになってしまい、
全身に蕁麻疹が出てしまったり、涙が自然と流れてしまったりと体にも不調が出てきました。メンタルクリニックに通った時期もありました。

不妊治療をしていることはだれにも言いたくなかったので
夫と上司以外には誰にも言わず通院していました。
自分の親にも、友達にも言わずに頑張っていたのですが、ある日友達にポロッと言ってみたら意外と周りにも治療をしていたり、妊活に悩んでいる子も多いんだなと思って気が楽になったことがあります。

上司も、プライベートの関わりはないですが、話をよく聞いてくれて泣きながら相談したこともありました。
今考えると、あのときは本当に辛かったけど周りには恵まれていたんだなと実感します。

採卵がうまく行かず2周期連続採卵をしましたし、予想より卵子が取れなかったり、体外受精と顕微鏡受精両方やって、できた受精卵はほぼ顕微鏡受精でできた卵ちゃんだったときは、検査で問題ないってほんとか?と不安になりながらも、ありがたいことに初めての移植で着床しました。

着床しても、妊娠している実感がわかなかったけどしばらくしてつわりが始まり、ほぼ2ヶ月苦しみました。
1ヶ月は仕事をしながら耐え、1ヶ月は耐えられず休職
体重も減り、夜も寝れない、なにも食べれない、動けない
あれだけつらい治療をして授かったけれども、ほんとに死にそう、私もう死ぬ!と思いましたね。
もう2度と経験したくないけれど、すぐ忘れちゃうのかな。
あまりにわたしの体調が悪くてひどくて旦那さんがドン引きしてました。
毎日頑張れ頑張れ励ましてくれてありがとうね

安定期に入ってもずっと気持ち悪かったけど、徐々に食べれるように。
つわり中にずっと見てたディズニーランドのフード・・・食べに行けるほど元気に!

でもすぐに子宮が大きくなって胃を圧迫してるからか食べると気持ち悪くなって吐いてしまったり、とんでもない胃もたれ・胸焼けが襲ってきて
そうめん生活・・・

7ヶ月を超えた頃から急速にお腹が大きくなってきて
横になるのもしんどく、夜も断眠・・・
胃もたれ・・
頻尿・・・

あれ?わたしのキラキラマタニティライフは?
妊娠中、ほぼヘトヘトマタニティライフなんですけど。

安定期とは。

現在8ヶ月、来週で9ヶ月
もはや臨月と間違えられるほどお腹が出てきていて、助産師さんもびっくり。体重はそんなに増えてないのにな。
まだ2ヶ月も残ってるのに先が思いやられる。
自分で靴下履くのも大変になって来たけど、まだ働いてる私ってすごい。

改めて思うのは、治療を始めようって思ったときに産婦人科ではなく不妊治療専門のクリニックに行ったこと、職場からも自宅からも通いやすい位置にクリニックがあったこと、高度な不妊治療に抵抗がなかったことが良かったなと思います。
治療も、調べれば調べるほど何通りもの治療法があるけれど、あえて調べなかった。基礎体温も一喜一憂するのが嫌で測ってなかった。

実際、なんども「妊娠超初期症状」を調べたけど、実際に妊娠したときは全く当てはまらなかった。
すべて個人差があるし、みんな同じ症状が出るわけじゃなし。
やっぱり信じるのは自分しかないな。結果論だけど。

終わりの見えない不妊治療ってつらい。
どう考えてもつらい。

しかも、不妊治療の経験のない人にとっては未知な世界でしんどさの理解を得にくい。

周りの友達とも自然と距離を取ってしまう。

避妊やめて1ヶ月で子供ができた友達は、体調悪いって言うと「もしかしておめでた?」って悪気なく聞いてくる。本当に悪気がない。

どんどん自分が嫌なヤツになってくのが実感できますよね。

不妊治療を行って、人間として一皮むけたような気がします。

不妊治療だけでなく世の中にはたくさんの病気や障害と闘っている人もいる。そういったことって実感しにくいけど、改めていろんな人がいるから様々な配慮が必要なんだと思いました。

今から無事出産までたどり着くか、生まれてくる子がどんな子かもわからないけど、妊婦として過ごせていることに、今の状態に感謝しよう。

不妊治療頑張ってくれてありがとう、私


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