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『「世間話が出来ない」というコンプレックス』

「君のプレゼンはねちっこい!性格と一緒やな!」
と言われたことのある密かなトイガン生活です。

職場の休憩室での出来事。
「○○さんは社内で人気がある。」

そんなお話しをしておりました。

確かに、職場などという大きな枠組みの中で「人気がある」といった人っていますよね。
そういう方の特徴を言語化してみると
「誰に対しても分け隔てなく、相手に合わせた抽象度の低いコミュニケーションができる人物」
と言い換えることができると思います。

その本人を前にして
「誰彼無しに、意味のないことをベラベラと喋ってヘラヘラすることができる才能があるのですね!」
と密かなトイガン生活。

(もちろんその方とは仲良しですし、僕のねじ曲がった性格から発せられる皮肉めいたブラックジョークをちゃんと爆笑してくれる方だからそんなこと言えるのですが。)

ただその才能。
めちゃくちゃ喉から手が出るほど欲しいんです…。

僕の私生活での立ち振る舞いはその全く逆方向を走っており。
「とにかく「世間話」ができない」
というような人生を歩んでいるのです。

芸能人はもちろん、スポーツ・時報ネタにも無頓着。
世間一般の方が話題にする(しやすい)ようなテーマには一切感心を示すことができず、
「あなたが今までに体験したことの中で一番心に残るような出来事は?」
「10年後、どういった人物でありたい?」
「人生を送る上で、大切にしている教訓は?」など、
いかんせん初対面の人と話すには「重過ぎる」内容の話題ばかりを展開してしまいます。

その結果、
赤の他人には一切の興味を持てず、
「密かなトイガン生活さーん!」などと呼ばれることはめったにありません。

かといって「世間話マン」になりたいのかと言われるとそういうわけでもない。
興味のない他人に時間や脳のタスクを奪われるのはまっぴらごめんですし、
そういった人が「かっこいい」と思うこともことさらありません。

問題は職場などのコミュニティではその多くが
一般的な話題を好む傾向があるということ。

つまりは相手から発されたテーマに対して
「あ…それ全く知らないんだけど…笑」
と話の腰を折ってしまうことがどうしても申し訳がない。

自分がマイノリティーであることに対して、不平や不満があるわけでもなく
むしろこちらが正解(有利)であるということは大きく納得できているのですが。
マジョリティーに属する職場(一般)の同僚が嫌いであるわけでもない。
(むしろ好きだからその人とはコミュニケーションをとっている。)

「(あぁ…申し訳ないなぁ…)」

そんな思いを巡らせ
「誰彼無しに、意味のないことをベラベラと喋ってヘラヘラすることができる才能」がない自分にコンプレックスを抱く。

結局思うことは、
「まぁ好きにするがよい」

こうして変人(少数派)はより変人になっていくのだなと思うようなそんな出来事でした。

密かなトイガン生活


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