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野菜収穫ロボットのスタートアップが受けているコロナの影響の酸いも甘いも

世の中コロナの話題で持ちきりだけど、今回ばかりはコロナの話題で持ちきりになって良い。暗いニュースやワイドショーは心のノイズになるだけなので、通常は極力見ないようにしているが、コロナに関してはすべての人が関わる問題なので、現実を知るためにもコロナの話題をすべきだと思う。

ということで、弊社に関するコロナの話をしよう。

コロナによる影響

少なからず受けている。というか、結構受けている。例えば、開発において開発スケジュールが後ろ倒しになってしまった。その理由の一つに、弊社が使用しているセンサが中国から入ってこなくなったことがある。わりと致命的な問題が発生したためだ。
*現在は問題なく納入されている。念のため。

まさにロボットの目となるパーツがないと、ロボットはただの鉄の塊だ。

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もちろん、多くの方々と同じようにMTGやら講演やら軒並み吹っ飛びまくっている。楽しみにしていた来月予定していたオランダへの出張も10月に延期になってしまった。オランダの政府系機関が主催するイベントなのだが、世界から5社が選抜されて現地の農家とのマッチング等の機会がある予定だった。世界から5社だよ。これはFacebookで投稿して自慢したら、イイねがいっぱいつくやつだなと思っていたら、そもそも自慢できる機会が失われてしまった(笑)

他にも資金調達においては、投資検討してくれている会社が、コロナの影響で投資委員会を招集できないといった理由で検討が止まることもあった。想定外とはこういうときに使う言葉だろう。

このように、マイナスの影響は枚挙にいとまがない。だがしかし、中長期でみると、今回のコロナ騒動は我々の事業にとっては追い風が吹いているなと感じている。

コロナによって変わる考え

商売人なので許していただきたいのだが、世界共通でコロナウィルスの脅威にさらされたこと。世界がウィルスの怖さを知ったこと。そして、その問題によって人手の確保で困ること。我々のようにロボットを事業の軸としている企業からするとこれらの問題が今後追い風になると考えている。

具体的な事例をあげよう。

リンク先の記事ではドイツのホワイトアスパラガスの生産現場において、今までは東欧の諸国から季節労働者を雇い入れて収穫していたが、コロナの影響で国境を越えられなくなったり、母国に戻る人もいて、数万人規模で人手が足りなくなることが懸念されている。

我々が進出を検討しているオランダにおいても、東欧諸国から季節労働者を雇い入れているので、恐らく同じような状態になっていると推測される。製造物はラインを止めれば生産中止にできるが、野菜や果物といった生鮮品は成長を待ってくれない。なので、収穫しなかったらロスが発生するだけだ。

だからこそ、自動で収穫してくれるロボットがあれば、どれだけ助かることだろうか。安全のために自宅待機していても、ロボットが収穫作業をしてくれれば、収穫時期を過ぎて売れない野菜になることなく、流通に乗せられる野菜が収穫できる。そして、市場に食料が供給される。

そもそも、貧しい国から人を連れてきて現場を支えてもらう構造自体がイケていない。やりたくないことを誰かにやってもらう世界ではなく、テクノロジーによって対応するほうが健全ではないだろうか。

今後数年間は、農家さんにロボットのメリットを伝えるフレーズのひとつに「コロナのような問題が発生して、人手の確保の問題がおきても、ロボットを運用していれば問題ありません」ってきっと言ってるな。なんて考えていると、悪い話ばかりでもないなと。

とはいっても、早く事態が収束してくれて、不安にかられる生活から、日常生活に戻ることを願うばかり。そして、次の不測の事態に備えるためにも、我々は開発を進めて、より多くの人の安心材料にもなるようにロボットを数多く提供していきたい。

その日に向けて自宅での時間を楽しもう!

*一緒にアフターコロナの世界を爆進する仲間も募集しています!!


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2014年に人工知能の学習をはじめ、2015年に地元鎌倉の農家との出会いから、農業AIロボットの開発を着想。全国の農家を回りニーズ調査を進め、2017年1月にinaho株式会社を設立。世界初のアスパラガスやキュウリ等を汎用的に収穫できるロボットをサービス展開。

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