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■■■ 邂逅 2 ■■■ 「おにーいちゃーん。」 二人がパソコン談義に花を咲かせている…
■■■ 邂逅 1 ■■■ 昨日までの雨はどこへ行ったのだろうか。各地で山を削り、橋を流…
■■■ DNA 5 ■■■ 「デザイナー・チャイルド? 人間が人間をデザインして作ること…
■■■ DNA 4 ■■■ 「本日よりホームページ上において、解読されたDNAのすべての…
■■■ DNA 3 ■■■ 佑右はさっそくテレビのスイッチをいれてチャンネルを百六十二…
■■■ DNA 2 ■■■ 沙紀は入学式の日の夜、さっそく佑右に電話をかけてきた。 「…
■■■ DNA 1 ■■■ 「そうか、分かったぞ。」 佑右は、どうしてプライ人同士が一切コミュニケーションを取らないのかやっと理解できた。彼らは同じDNAデータを持った全く「同じ」プライ人で、記憶の場であるメモリまでPHCのSCMMの一部分に共有しているから、人間に例えれば、脳は1つで体だけいくつもあるようなものだからなのだ。 「そりゃ、会話をする必要もないな。独り言を言うのと同じだからなあ。」 プライヴィットで多様な変化を見るためには、プライ人それぞれのメモリを
■■■ 共 有 ■■■ あるとき「私」がたくさんに増えていた。「創造主」が造り賜うたこ…
■■■ プ ラ イ ミ ィ ■■■ 一学期の期末テストが終わると、佑右は自分の部屋に籠…
■■■ 開 闢 ■■■ 突然視界が開けた。「全て」が私であったのが、その瞬間、私は「一…
■■■ プライヴィット 6 ■■■ 「ところで『プライヴィット』ってどういう意味。」 「…
■■■ プライヴィット 5 ■■■ 「円周率が、ランダムな無限に続く小数点以下の数字を持…
■■■ プライヴィット 4 ■■■ 「ねえ、あなたはだれ。」 照れを抑えながら、ちょっ…
■■■ プライヴィット 3 ■■■ 「ポインタ」とよばれる「⇨」で佑右が示した場所を見ていると、道の向こうから人がやってきた。ピクチャ(静止画)ではなくムービー(動画)の様だ。やってきた人は一番手前までやってくると立ち止まった。 「・・・コンニチワ」 「ねえ、だから何なのこれは。」 シミュレーションゲームにしてはあまりにつまらなそうなプロローグに、沙紀がちょっと焦れったそうに言った。 「こいつに話し掛けてごらんよ。」 「えっ、こいつにって、この、これに。」