
失敗の連続?さて、2022年の柳井工業を語ろうか。
明けましておめでとうございます(遅過ぎ)。
いきなりですが今回は、備忘録として「2022年の振り返り」をしたいと思います。数年後の自分が「こんなことで悩んでたんだ〜〜」と振り返れるよう、ここに記したいと思います。
柳井工業と私個人の話を、ざっくばらんに話していきますね。
今年のテーマは「仕込み」と「広げる」でした
はじめに「柳井工業」の振り返りを。2022年にキーワードをつけるなら「仕込み期間」。
noteでは何度もお伝えしてきましたが、柳井工業は昨年末から、新規事業にチャレンジしています。
1981年に創業し、41年間、プラント施工会社として全うしてきました。
そんな私たちがプラント業界の限界を感じ、これまで築きあげてきた仕事は続けつつも、「太陽光発電事業」や「キャンピングカー事業」にも挑戦。
仕込み期間でした。
正直、しんどかったです。
私たちが挑んだ太陽光発電EPC事業においては、失敗してしまったのです。
敗因は、人材のミスマッチやメンバー間のコミュニケーション不足によるもの。気になる方は、ぜひこちらのnoteを読んでみてください。
失敗から得た教訓
私は経営者です。
「ああ、失敗に終わったな……」では芸がありません。会社の成長を、自分の手で止めてしまうことに。
「このまま諦めてしまってもいいのか?」と、何度も内省と反省を繰り返しました。
今でこそSDGsが叫ばれ、再生可能エネルギーにも一般人にも浸透してきましたが、柳井工業は2011年頃から目をつけていた分野です。
もう、競争は疲れました。
だからこそ、自分たちで“ゼロイチ”を生み出したい──「太陽光発電EPC事業が無理なのであれば、新たな選択肢を自分たちで創ればいいじゃんか」。
そう思い、(多分)未だ前例のない事業に挑んでいます。
正直、日の目が当たるかどうかもわかりません。また失敗してしまうリスクも、当然あります。真っ暗なトンネルを走っているような感覚に陥りますね。
ちょっと複雑な事業なので、あえて今回は触れていません。またどこかのタイミングでお話しできたらいいですね。
もちろん、今、懸命に仕込んでいる事業が、来年には芽が出てほしい。そう願いながら、信頼できる仲間と共に進めています。
これまでの柳井工業は、ずっと下請けの仕事をしてきましたが、これからは事業を生み出したり、もう少し上流の仕事にも挑戦したいです。
フットサルに挑戦したり、飲み会に参加したり。人脈が広がりました
今年からでしょうか。コロナが少しずつ落ち着いてきましたね。
飲み会の回数が増えてくるにつれ、「また、あの頃の日常を取り戻せそうだなあ」と。
あ、ここからはプライベートの話を挟みますね。サクッと結論をお伝えすると、出会いが広がりました。
いつもお世話になっている、サウナを経営している社長さんがいらっしゃいます。
とてもオープンな方で、「今度一緒にフットサルに参加しないか?」と誘ってくださり、せっかくなので足を運んでみました。
はじめてのフットサルだったので、おぼつかなかったのですが、何よりも色んな世代・業種の方々とお話しできるのが新鮮でした。不思議と活力が沸きましたね。
話が弾み、自然と「サウナ」の話題へ。ちょっとディープな経営の話を聞けました。
サウナ施設をつくるのに、とんでもない額が注ぎ込まれており、びっくり仰天。そこに人件費や維持費がかかるので、想像以上のコストがかかっています。
月並みですが、お金を生み出すってやっぱり大変。でもこの感覚を改めて痛感できてよかった。
うん、私も頑張ります。
やっぱり「若者」っていいよなあ
フットサルや飲み会での学びは、まだ続きがありまして。言い方は良くないかもしれませんが、若者を敵に回したくないな、と(笑)。
照れくさかったので、冗談混じりで言ってしまいましたが、もっと若者と仲良くしたいし、いずれは少しでも還元していきたい。
私がずっと思っていることがあります──若い会社、若者が活躍する会社は強いということ。
柳井工業も、もっと若者を迎え入れたいと思っています。だからこそ、若者の気持ちを積極的に知っていかないといけません。
「柳井さんと一緒に仕事がしたいです」と言ってもらえるよう、イケてる経営者になりたいものです。
やっと気づいた、自分の“やりたいこと”
意外かもしれませんが、これまでの私は“やりたいこと”がありませんでした。
柳井工業は、もともと父が創業した会社です。父の病気をきっかけに、私が後継者になりました。
「父の顔に泥を塗ってはいけない。この会社を潰してはいけない」。そんな想いを抱えながら、戦ってきたつもりです。
時に困難に陥ることもありましたが、踏ん張った結果、V字回復。
「よし。今度は自分のやってみたいことにも挑戦しようかな」と思った矢先……肝心の“やりたいこと”が分からない始末。
ちょっと焦りました。
でも、今年でようやく、その悩みから解放されそうです。色んな方々との出会いや話を通して、おぼろげだった輪郭がクリアになってきました。
綺麗事かもしれませんが、若者を応援したいのです。
相変わらず、やりたい事業は特にありません。
ただ、「こんなことをやってみたいんだよねえ」と呟く人に、乗っかることができるのが私の強みです。(もちろん、内容にもよりますが!笑)
色んな若者が活躍できるよう、出資したり、活躍の場を提供したり。そんなことが叶えられたら嬉しいです。
そんなことを思った次第です。
・・・
長かったと思いますが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
ご挨拶が出遅れましたが、2023年の柳井工業も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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