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ヌエックで遊ぶかっぱ《後編》-お部屋、ラウンジ、情報センター-

(わたしが)待望の初ヌエック訪問記後編です。

夜のヌエック、お部屋満喫

晩ご飯でおなかいっぱいになった私は快適な自室でくつろぎ、、、もとい、PCで女性の居場所づくりの構想を練っていました。

机もあるんだけど、なぜかああいう間取りだとベッドの上で資料広げて作業してしまうな~

ちゃぶじょのパンフづくりに誘ってくれた、サークルの友人でもあるちいちゃんからメッセージが。「今度勉強会で使う予定の論文、ヌエックにいるなら原本あるから良かったら読んでみて!」とのこと。
まだ赤松さんの条約の本を読むことしか決まっていなかったので、重畳!と思ってメモ。こういうときなんかとっても嬉しいなって。シスターフッド(*´▽`*) 

あとTwitterで性教育に関心がある人と割と遅くまでリプで話し込んでいた。
何となく平行線で、これは私が女性として、相手が男性として生きてきたからなのだろうか、と首を傾げつつ、これが対面だったら私はここまで違いを強調できず、適当に合わせていただろうなと思ってオンラインという場に感謝するなどした。

朝ごはん! 余談、人生初のおひねり

翌朝! 有給で平日なせいか、朝ごはんも本当に人がいなくて。快適なので窓に近い陽光の明るさを感じられる場所に陣取って優雅にトーストとコーヒーをたしなんだ気がするけどあんまり覚えていない。ヨーグルト、、、があったと思う。おいしかった。ここのごはんはとっても美味しい。

部屋に戻ろうとしたら、宿泊者専用ラウンジのピアノが目に入った。チェックインの時に子どもがふざけて鳴らしてたことを思い出した。遠慮しようと思ったけど、あんな風に遊んでも良いのだったら、弾いても良いのでは? 周りには他に人もいないし、迷惑ではないのでは? となって調子に乗って家にいるときみたいに気持ちよく弾いていたら、途中で人が来て「わーまずい」となった。ラウンジには新聞など資料があって、それを閲覧しに来たものと思ったけど私の後ろにたたずんでいるということはこの音にひかれて来たということなのでは。弾き終わっておそるおそる占領してお騒がせしちゃってすみませんと言おうとしたらものすごく拍手された。え、そんな拍手する? 「感動した。これ、お土産。そこの売店で売っていたの。もらってちょうだい」とまじで身に余る賛辞を受けてへどもどしながら受け取ったのは彩花の宝石。埼玉といえばこれ。引っ越しの挨拶もこれ。梅味がラストに残るアレです。紅茶によく合うあのお菓子です。ああ何か、これも、シスターフッド。と思いながら部屋に戻った。

すぐに情報センターへ向かおうと思ったのだけれど、実際昨夜は進まなかった企画書をもう少し作業して、合間に欲しい資料を物色した。

はい!やっと、情報センターに!いざ!参らん!!

女性教育情報センター

センターはね、入り口からまっすぐ進んで左手にドドーン!と階段があるのでそれをのぼって、資料やラウンジがあるけどとりあえずその誘惑は少しだけにとどめて突っ切ったところにある。昨日は夕方時間をしくってシャッターが下りてましたが今回はばっちり開いてる。やったね!

記憶がないんだけど、気がついたら大学図書館でも読んだことのある竹村和子さんの「フェミニズム」(思想のフロンティア)、昨日紹介してもらった女性のアカデミアにおける立ち位置についての英語論文、ベアテさんの展示で気になったベアテさんの本、などをどんどん借りて読んでいた。階下の展示スペースにあった赤松良子さんの「新版 女性の権利 ハンドブック 女性差別撤廃条約」という本をスタッフさんに頼んで取ってきてもらったり、もう読み切れないなこれは??となって閉館ギリギリに大量の本を「か、貸出希望です、、、」とカードを作るところからやってもらったり、ああ、すみません、気持ちよく対応してくださってありがとうございました。。。

たしか平日だったから、近くの大妻嵐山の高校生と思われる生徒も勉強しに来ていた。良いね、良いね!と心の中で千いいねを送ってとりあえず重たく膨らんだバッグと共にヌエックを後にした。

帰路では、図書館にあったので持って帰ってきたハンドアウト「本、あり〼」をめくりながらこれは、フォロワーさんに共有せな!!となって投稿した。

読み切れなくて持って帰った本を読む。読むのだ。

丁度なんか宇崎ちゃんと献血の騒動があって、オタクがー、フェミニズムがー、ツイフェミがー、ってごちゃごちゃとTLが大騒動になったりしていたから、牟田さんのフェミニズムと表象についての本も借りた。あんな胸糞悪いことある? 立場の違いがあったときに場外乱闘みたいなレスバをしかけることでしかそれを表現できないのって、何? と思いながら、一体私は何をよりどころにすればいい、と泣きそうになりながら、ひたすら本を読んでいた。

そしたら見かけた意見の道筋の類型、フェミニズムが陥りやすいセックスワーカーへの差別、保守と結びつく性嫌悪などのことが見えてきて、歴史的な沿革も踏まえて見ると落ち着いて自分の立場を探せるなぁと思った。そしてまた、ああ、20年以上前の議論を堂々巡りしているのか、、、と絶望的な気分になったりした。

あとがき

本読むの好き。本、読むの、好き。好きだなー。
これぜーんぶ女性に関する本なんですか!!となるので、フェミニズムに沼った本読みの民はぜひ一度ヌエックを訪問してこの天国を味わうといいですよ。

長ーくなってしまいましたがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。ヌエックいいよ!!(くどい笑)


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