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「名言との対話」5月16日。西城秀樹「202年の東京オリンピックでは、『YOUNG MAN』を歌いたい」

西城 秀樹(さいじょう ひでき、1955年〈昭和30年〉4月13日 - 2018年〈平成30年〉5月16日)は、日本の男性歌手、俳優。

「YOUNG MAN」「傷だらけのローラ」などのヒット曲で知られ、ドラマやCMでも活躍。昭和を代表するスターのひとりだった。広島生まれ。小学校3年でドラム、小5でバンド、16歳で歌手デビューした。野口五郎、郷ひろみと「新御三家」と呼ばれた。「絶唱」とも評された迫力ある歌唱法や激しいアクション、奇抜な衣装で人気を集め、昭和54年には「YOUNG MAN」で日本歌謡大賞を受賞した。数度の脳梗塞に見舞われるも、リハビリを重ねてステージに復帰、ありのままの自分を見てほしいとコンサート活動を続けていた。最後までスターであり続けた63年の生涯だった。

NHKアーカイブスでは、「夢」「歌うことが喜び 心から思いました」「伝えたい」「歌っていくことがすごい喜びを感じられる。自分にも元気をもらえる」「諦めたらだめですよね。だったら、ingで進行形で生きなきゃ」と語っている。

妻の木本美紀『蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年』(小学館)を読んだ。秀樹45歳、美紀28歳の遅い結婚だった。脳梗塞との戦いを中心とする闘病記だった。

西城秀樹にはハワイの空港の免税店で会ったことがある。私が幼い長女を抱っこしていたら、ハットを被った西城が娘のほっぺをつっついてくれた。あれは、1986年頃だったか。秀樹は30歳を超えたあたりだっただろう。いい思い出だ。

この本の「おわりに」に、「2020年の東京オリンピックでは、『YOUNG MAN』を歌いたい」と言っていたと妻が語っていた。夢を抱き、現在進行形で生きていく人であった。そのオリンピックには新型コロナで暗雲が立ち込めてしまった。

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