「幸福塾」7回目。凡人。220427

以下、塾生の学びから。

  • 久恒先生、皆様、本日もありがとうございました。まず印象的だったのは、冒頭の、人物記念館があと5館で1000館に達する、ということでした。17年間にわたる「継続は力なり」と一言で言うにはあまりにも巨大で圧倒されます。今西錦司先生の登山の記録も驚きです。今回は幸福論の中で公人・私人・個人の交わった総論の3回目、「凡人・凡夫」というキーワードでの幸福論、名言。17名が紹介されていましたが、なるほどこういうくくり方もあるのだな、と発想の豊かさに感心しました。聖徳太子でさえも自らを凡夫と称していること、岩田弐夫の平凡の凡を重ねていつか非凡になるということ、など多くのことを学びました。また、親鸞のように72歳から著作を始めた遅咲きも遅咲きの生き方なども励みになりました。今回は余裕がなく幸福に関する記事なの紹介ができませんでした。しかし、岩田弐夫のエピソードで、社長になっても毎日1時間の原書を読んでいたというのを知り、余裕がないと言い訳したことを反省した次第です。

  • 久恒先生、みなさま、幸福塾ありがとうございました。本日は倖せの構造「総論」の3回目「凡人・凡夫・平凡」というテーマで偉人の言葉をたくさんご紹介頂きましたが、中でも印象に残ったのは岩田弐夫の「平凡の凡を重ねよ。いつかは非凡になる。」という言葉でした。韻を踏んでいるような語感で、励まされる感じもあり、とても良い言葉だと思いました。また、思わず苦笑いしてしまったのがロマン・ロランの「英雄とは自分のできることをした人だ。一方凡人とは自分のできることをしようとせず、できもしないことをしようとする人だ」という言葉。とても英雄にはなれませんが、かといってロランのいう凡人になるのもつらい。ときどきわが身を正す言葉として忘れないようにしたいと思います。谷川俊太郎の「長続きする幸せは平凡な幸せだ。」という言葉には、何かほっとするものがあり、「幸せは退屈だ」という言葉にも納得感を感じます。締めの川柳「凡人という凡人でない証拠」(岸本水府)も含めて、「凡人」「平凡」の奥深さに大いに感じ入った次第です。後半の発表ではアインシュタインの「私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけです。」という言葉を挙げさせていただきましたが、「平凡」との対比で「天才」「非凡」に関する感想等も頂き、大変興味深く伺いました。ありがとうございました。

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