幸福塾3回目。220216

以下、塾生の学びから。

久恒先生、皆様、本日もお疲れさまでした。幸福塾は3回目を数え、恒例である先生からの「偉人の言葉」シャワーはもちろん、塾生個々が持ち寄った「幸せの気付き」も多数寄せられ、予定時間オーバーの大変充実した回と相成りました。拾い集めた言葉からは、偉業への様々なプロセスがある事に改めて気付かされます。「たまたま目の前にある課題にこだわり続けた」「不本意な中自ら違う視点を見出し開拓した」「ヒトとの出会いにより成長した」などナド。その中で共通しているのは「継続」の過程で「経験を積む」こと、その間愚直に「価値有るコト・モノ」を追求すること、「チャンスを逃さない」こと…。またこれを成す為には経験の深さのみならず、幅広さによって使える「引き出し」の数が増す毎に「観察眼」が養われる、故の「二刀流の価値」とか…。う~んなかなか心掛けるべき事柄は多岐にわたり、見上げた石段の頂上は遥か彼方の感でへこたれそうです。深刻に構えず、先ずは目の前の課題に小さな成功を積み重ね、都度俯瞰して自分の姿を確認する、こういう小さな達成で得られた「幸せ」をたくさん積み上げて行きたい、その為、やはりその原資として「あっけらかん」「気にしない」「上機嫌」のマインドは大事にしたいと考えております。次回も宜しくお願い致します、ありがとうございました。

久恒先生、みなさま、幸福塾の講義ありがとうございました。前回に続き「天職」というテーマからの幸福についてのアプローチで、興味深い内容でした。前半にご紹介頂いた人物の中で、強く印象に残ったのは「山本作兵衛」でした。炭鉱夫として長く働きながら、仕事の記録を多くの日記やメモに残し、これを元に65歳から92歳までの27年間で2000枚の炭鉱の絵を描き、これが後に世界記憶遺産になったというもの。どんな現場、どんな仕事でも、これを記録していくと、その時代のテーマとなり、財産になるという壮大なスケールの話で、圧倒されました。後半は、歌人であり情報科学者の坂井修一さんのコラムを抜粋で報告させて頂きました。「私の知人には、80歳を超えて短歌を始めた方がたくさんいらっしゃる。中には、2冊、3冊と歌集を出し、賞を獲得された方もいる。投稿の賞ではなく、歌人としての賞である。こういう方々に共通するのは、歌作り以前の人生経験の豊富さと、それに裏打ちされた観察眼の確かさだ。」「一生の最後に優れた作品を残すこと。単なる自己満足ではなく、時代と人間の切り結びのようなところに踏み込んで表現し、小さな自分を超える価値を作り出すこと。それは、誰にでもチャンスのあることだ。」<出所2022/2/13日経新聞朝刊「うたごころは科学する~小さな自分を超える~」抜粋>人生経験の豊富さを財産として観察眼を磨いていく先に、幸福の源泉があると感じました。
本日もありがとうございました。前半の「天職」はどのようにして天職に出会ったか、あるいは天職を見いだしたか、いろいろな人の生き方や出会いを紹介してくださり、非常に多くの学びがありました。やはり印象に残ったのは炭鉱で働き、定年になってからそれを絵と文章に残した山本作兵衛です。どんな仕事でも、あるいは日常のできごとでも記録に残すことは大切だと実感しました。もう一人は粕谷一希です。寺島実郎さんとの出会いのエピソードは初めて聞きました。まさに名伯楽だったと思います。後半の、参加者の持ち寄った幸福論の紹介では、坂井修一さんの「うたごころを科学する」の中で80代から短歌を始める人が多いこと、それは人生経験の豊富さだというのが非常に印象的で励まされました。これからも楽しみにしております。
今日はもう一つ、昨日読んだばかりの「学問としての教育学」から、幸福について書かれている部分を抜き出してみました。ここだけだと分かりにくいと思います。「幸福とは『満たされた自由』の『有り-難さ」の味わいである」の後に、次の文が続きます。「わたしたちは、激しい欲望の成就だけでなく、日常のささやかな出来事にも「幸福」を感じる。日々健康で暮らせていること、毎晩子供の寝顔が見られること、自分を気にかけている人がいること・・・・そんな些細なことにも、わたしたちは幸せを感じる。いや、むしろこうしたささやかな幸せの方が「幸福」の一般的なイメージと言えるかもしれない。そこには、文字通り”有りー難さ”の実感がある。」「幸福とは、満たされた自由」というのは、幸福塾の最初の講義にも共通のことが出てきました。そして、各自が自由を追求するばかりではぶつかって争いが起きることがある。そこで、「自由の相互承認」が大切なのだ、と苫野さんは言っています。
今日は、朝日新聞デジタルの1月9日(日)のReライフ、加藤登紀子さんの「ひらり一言」で幸福について書いてあるのを紹介しました。後半の部分が非常に難しいですが、「禍福はあざなえる縄のごとし」と言ってくださった方がいて、ストンと落ちました。

本日もありがとうございました。いろいろな方の言葉を本日も学ばせていただきました。山本作兵衛さん印象に残りました。炭鉱労働のころの日記から子どもや孫世代に残すために絵を描き、それがテレビで紹介され、世界記憶遺産となった。丹念に記録しておいたら財産になる。というお話。また、天職とされた方々の言葉。地道な努力とそれが認められるようになる。または周りに応えるべく喜んでもらえるようにと努力しそれが天職となる。そういった天職を持っている方々は顔も明るく、幸福へとつながっているのだなぁと感じました。次回もよろしくお願いいたします。

久恒先生、皆様ありがとうございました。人間関係の中の幸福は身近で、そこでの不幸も同じく身近でそれが世界のすべてに思えてしまう心境を、自然の中の幸福に目を向けることで視野を広げて、視点を変える養老先生の言葉に共感しました。天職を見つけた(作り出した)人々の紹介でも、視点を変えることで、不向きと思っていた仕事を天職に変えていった高野悦子さんの言葉が、ネガティブ感情と向き合うときの気づきになりました。今日聞いたいろいろなお話から、幸せは人との関わり、自然との関わり、不幸との対比などの中で感じるものであると言えると思いました。だとすると、自分ひとりの世界では幸せは得られないのか・・・皆さん、どう思われますか。

今日はありがとうございました。天職は、自ら創り出すケースがあること、運の良さも幸福の一要素にあることが、今日の学びでした。久恒先生が補足された「準備をしているから運(チャンス)を受け取れる」が印象に残っています。準備をしているからこそ、自分の直感を信じて運を掴み取り、結果として幸福を得られるのではないかと、思った次第です。今回紹介したのは、2月15日の朝日新聞朝刊の記事です。

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