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欅坂46への思いを書き殴る

欅坂46が今日5年間の活動に幕を下ろしました。最後の「THE LAST LIVE」は非常に素晴らしいパフォーマンスでした👏

これから櫻坂46として活動しますが、ここで一区切りというところでこれまで秘めていた欅坂46への思いの丈を書き殴ってみます(Twitterでちょこちょこ出してましたが、実は隠れ欅オタなのです)。

1.出会い

欅坂46に興味を持ったきっかけは「ガラスを割れ!」のMVです。なのでかなり後発組です。それまではなんとなく「アヴァンギャルドなパフォーマンスをするアイドル」ぐらいの認識しか持っておらず、そこまで興味はありませんでした。アイドルに興味を持ったのは中学生時代のモーニング娘。以来です(当時はゴマキ推しでしたw)。

ただこのMVを見てシンプルに「カッコいいな…」、そして「なんじゃこりゃ」って思いました。

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え、テレビ蹴ってますやん

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え、頭振りすぎて髪えらいことになってますやん

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え、動きのキレハンパないやん


と、これまでのアイドル像を完全にぶっ壊してもらいました。

その後に過去の楽曲のMVや、冠番組の「欅って、書けない?」の過去回を見返し、一気にハマり始めました。


2.平手友梨奈の才能

やはり最初はどうしてもセンターの平手友梨奈の圧倒的存在感と表現力に惹かれてしまいました。

このとき14歳って驚きでしかない…

この「不協和音」の叫びを初めて見たとき鳥肌が立ちました。

脱退後のROCKIN'ON JAPANのインタビュー記事にもありますが、平手友梨奈という人間は、作品の世界観を表現することに対するストイックさがえげつないのです。欅坂46の攻撃的な歌詞を全力で表現するような、時には憑依したようなパフォーマンスを見たくて追いかけ続けました。

ちなみに多くの欅坂46ファンは、同調圧力や社会に対する攻撃的な歌詞に共感し心打たれる人も多いと思いますが、自分はいい歳したおじさんなので、歌詞に惹かれたというより、その強いメッセージを真摯に表現している姿に惹かれたって感じです。


また、シンプルに見た目でファンになった推しメンも生まれました。

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渡邉理佐です。「欅って、書けない?」では「ザ・クール」とMCに言われるほど控え目でおとなしいメンバーです。推しメンができるとより追いかけたくなります。


そしてそんな中、伝説の曲がリリースされました。

初めて見た時、「ガラスを割れ!」以上の衝撃を受けました。なんじゃこの世界観はと。曲も歌詞も、1カットの撮影技法も、全メンバーの表現力も全てが素晴らしい。個人的には絶対にこの年のレコード大賞を取るべき名曲だったと思ってます。


また初めてライブにも参戦しました。 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE @ 武道館はこの記事にもあるように、全メンバーが出っ放しのストイックなセットリストだったので、かなり感動しました。


こんな感じで、ただ純粋に無邪気に欅坂46を楽しんでいました。言葉を選ばずに言えば「エンターテインメントコンテンツとして楽しんでいた」という感じです。


3.現れ始めた違和感

ただ、欅坂46をより詳しく知れば知るほど、ある違和感が生まれ始めました。

「…頑張りすぎじゃない?」

平手友梨奈は何度も負傷してツアーを欠席したり、紅白歌合戦では何人か過呼吸になったり、「欅って、書けない?」ではどんどん笑顔が少なくなっていったり…

特に「欅って、書けない?」の黒い羊リリース回で滝行に行ったシーンがあるんですが、みんな泣きながらヒット祈願をしていた姿を見て、正直少し冷めてしまいました。「え、どんだけ追い詰められてるの?」と。

自分はAKBグループの総選挙みたいな、作られたヒューマンドラマのような演出があんまり好きではなく、どうしても「茶番」と思ってしまうんですよね。なのでこの時も演出された「茶番」を感じてしまいました。平手が休んでるのも「平手出演時のライブの価値を相対的に上げる戦略」なのでは?とひねくれた見方をするようにもなりました。

ただ「黒い羊」以降本当に全く楽曲が発表されないし、選抜やってるのに何も進まないし、平手・鈴本と主力メンバーが脱退したりするのを見て、実はマジで追い詰められてるのでは?運営もめっちゃ困ってるのでは?と思うようになりました。

その答えは、先日公開された「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」にありましたね。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、平手自身の苦悩と、「脱平手」をしないといけない全メンバーの苦悩が重なった1年だったんですね。もちろんこれも含めて「茶番」の可能性もありますが、自分の解釈としてこれが真実とみなしました。本当の真実はどっちでもいいかなって思ってます。


4.それでも欅坂46を応援したい3つの理由

このようなモヤモヤ期を経た結果、これまでは「コンテンツ」として欅坂46を楽しんでたのですが、純粋に欅坂46を応援したい気持ちに変わってきました。

なぜこのような気持ちが生まれたのか、自分なりに分析した3つの理由を書いてみます。


①成長する姿を見たい

各メンバー、特に一期生はデビュー当時に比べると皆めちゃくちゃ変わりました。

土生ちゃん(土生 瑞穂)は昔はコンプレックスの塊みたいな人だったのに、モッツァレラチーズゲームを機に(?)どんどんポジティブになっていき、今やセンターを張るほどのパフォーマンスもできるようになり、メンバーの中で最も明るいキャラクターになりました。

むー(上村 莉菜)、おぜ(尾関 梨香)は運動神経のかけらもなかったのに、練習を重ねてあれだけ激しいダンスをできるようになりました。欅共和国2019の冒頭のおぜ小隊長のソロパフォーマンスや、THE LAST LIVEのフライングむーを見たときに、なんだか感動しました。

ゆっかー(菅井 友香)も今でこそキャプテンとして全員を引っ張ってますが、デビュー当時はマジでポンコツでした。恐らくずっと辛かったと思いますが、よく耐えて皆を引っ張ってくれたなって思います。


シンプルに、5年間でここまで成長したのは人として凄いなって思います。


二期生はまだまだ成長途中だと思っており、徐々に凄みが増してきたのでこれからが楽しみです。特に天ちゃん(山﨑 天)はまだ15歳なのに「大人は信じてくれない」のセンターを張ったり、凄まじい目力を持っているのでめちゃくちゃ楽しみです。


②自己肯定感の低いメンバーによる圧倒的なパフォーマンス

様々なインタビューや「欅って、書けない?」を見てるとすぐにわかるのですが、とにかく自信がなく自己肯定感が低いメンバーばかりです。

「才能がない」「表現力がない」「ダンスが下手」「自分の顔が嫌い」「もっとできる子がいる」

こんな発言のオンパレード。声も小さいし、常に自信なさげに話します。

我が推しメンの理佐(渡邉 理佐)も特に自己肯定感が低いメンバーの一人です。nonnoの専属モデルをしているのに「自分の顔が嫌い」とか、何回もセンターを張っているしフロントにも選ばれているのに「パフォーマンスに自信がない」という発言が本当に多い。謙虚キャラを演じてる可能性もありますが、個人的には本心で言ってると思います。本当に自己肯定感が低いんだろうなと。

でも、そんな彼女らがあれだけの圧倒的パフォーマンスをするんですよね。

それでも自分で自分を認められないのなら、ファンが認めてやらないと誰が認めるんだ?という気持ちになるんですよね。


映画にもありましたが、最初から平手依存が強いグループだったので、平手が初めてライブを欠席するとなったときのパニック具合は凄かったです。誰もパフォーマンスをやりたがらない。

我が第二の推しメンである小池 美波もその一人です。

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「二人セゾン」の代理センターをやるときの葛藤と苦悩が映画内で描かれてました。でも、努力に努力を重ねて自分なりのパフォーマンスを見つけ葛藤を乗り越えて、今や「みいビバレント」ことみいちゃんセンターの「アンビバレント」は、個人的には平手センターを遥かに超えたパフォーマンスだと思ってます。迫力が凄まじすぎる。


今回の改名の理由も「平手と比べられたくない」「平手を超えられない」という思いからだと推測されますが、いちファンとしてはもう超えてると思ってます。でも何より本人たちがそれを認められないので、このような決断になったのだと思います。どこまで自己肯定感が低いのか。

であれば、やっぱりファンが応援して認めてあげるしかないと思うんですよね。


③強さと共に存在する儚さ

パフォーマンスやMVだけを見ると「強さ」が際立ちますが、それと共にすぐに折れてしまいそうな「儚さ」が見えるんです。

映画の中で石森 虹花が言っていた通り「全員で手を繋ぎながら崖の前に立っている」という感じです。上述の通り、自分に自信がない中でなんとか成長しながらパフォーマンスをしているので、1人でもオーバーヒートして落ちたら連鎖的に全員落ちていきそうな気配があるのです。

なので毎回ライブを見るたびに「このメンバーでのパフォーマンスが見れるのは最後かもしれない」という予感が常に頭に浮かびます。

だとしたら、一つ一つの活動やパフォーマンスを大事に見守っていきたいなと思います。


5.これから…

欅坂46としての活動は今日の「THE LAST LIVE」で最後になり、もしかしたら欅坂46の楽曲のパフォーマンスはこれで見納めになるかもしれません。(ちなみに今日初めてやった「コンセントレーション」がめっちゃ良かったのでもう一度見たい…!)

それは残念極まりないですし、今後の櫻坂46の方向性も不安でした。もしキャピキャピのアイドル路線になったらどうしようかと…

でも今日サプライズでお披露目された櫻坂46の1stシングル「Nobody's fault」を見て良い意味で驚きがありました。想像しなかったジャンルの雰囲気、2期生のるんちゃん(森田 ひかる)センター、選抜メンバーなど。

恐らくまた何か強いメッセージを様々な方法で表現するグループになるんだろうなという期待が持てました。メンバーも過去のしがらみを捨てられたと思うので、伸び伸びとパフォーマンスして欲しいなと願ってます。



というわけでこれからも櫻坂46を応援していく所存です。

(ちなみに欅坂46、櫻坂46を語れる友人があまりいないので、Twitterで絡んでもらえると嬉しいです)

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