すごい人と出会うと比較する、焦る、嫉妬する、そして頑張れる
No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one
皆さんご存知、SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞。
「ゆとり世代の象徴」と揶揄された「人と比較しないで自分らしくあればいいじゃん」という風潮。
自分はこの考え方が嫌い。
なぜなら自分は「人と比較することで成長してきた人間」なので。
自分は20代半ばの頃、しがない社内SEとしてくすぶっていた。特に仕事に対するモチベーションも高くなく、目の前の仕事をクリアしていくだけで満足するサラリーマンだった。
2011年、リブセンスという会社が東証マザーズに上場して、社長の村上太一さんは「史上最年少上場社長」として話題になった。
村上さんは自分と同い年。
なぜかこの時めちゃくちゃ焦った。嫉妬した。
どうして同じ年数を生きているのにここまで差が生まれたのかと。
その直後に仕事の関係で優秀な同い年の人と出会った。圧倒的に知識量が違ったし仕事の進め方がうまかった。
再びめちゃくちゃ焦った。嫉妬した。
こんなに身近に同い年ですごい人がいたなんて。
「なんで自分はこんなにダメなんだろう」とずっと危機感が頭の中を駆け巡った。そして「このままではずっとダメになる」と思い、仕事に対する姿勢を変え、結果的に井の中の蛙から脱却するためにリクルートに転職した。
するとリクルートには超優秀な若い社員がウジャウジャいた。さらに焦りと嫉妬と危機感が増して、がむしゃらに働いた。そのおかげで大きく成長できた。
今もあえて「焦り」「嫉妬」「危機感」を生み出し、それが自分を動かすガソリンにしている。それがあるから頑張れる。
だから積極的にすごい人を探して比較している。
「なんで自分はこの人のようにできないんだろう?」
「なんでこの差が生まれたんだろう?」
この生き方は結構辛い。
すごい人と比較して自分のダメなところを見つめ続けるので、自己肯定感が無くなっていく恐れがある。時々落ち込んで訳のわからない行動を取るときもある。
でも焦った後の自分は頑張る、頑張ることで成長する、そしてすごい人に少しでも近づけると信じているから、この生き方を続けている。
自分にとっては「オンリーワンでいい」という言葉は自分の成長を止める「逃げ」でしかない。
これからも人と比較して生きていきながらNo.1を目指していく。
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