五七五遊び:自由季俳句その7

SNS、文字を通して語り合う :ひさほたる20220224
息をして歩き語らい掃除して考え感じてここに生きてる :ひさほたる20220224
鋭角の痛みが鈍くなってきた :ひさほたる20220224
ぼくが死んでも言葉が残る :ひさほたる20220222
肉体が死ねば見ているぼくも死ぬ :ひさほたる20220222
生きている体を見ているぼくが居る :ひさほたる20220222
人々を刃物で脅す独裁者 :ひさほたる20220222
ぼくは今ここに居るよと腹の虫 :ひさほたる20220222
尻鳴らす屁も生きているならばこそ :ひさほたる20220222
気力低下も、まともに戻るいい機会。 :ひさほたる20220221
残忍な現実生きる人の群れ :ひさほたる20220220
半世紀ぶりに『人間失格』を読む :ひさほたる20220220
痛みとは仲良くなれない、続いても :ひさほたる20220220
歯茎から脳に痛みの錐をもむ :ひさほたる20220220
どうにでもしろと五体を投げ捨てる :ひさほたる20220220
神に身をゆだね安らぐ日は来るか? :ひさほたる20220219
偽りと嘘見たければテレビ見よ :ひさほたる20220219
はたからはピエロに見えるかっこつけ :ひさほたる20220219
青春の女っ気無いさびしさに春歌合唱したやけっぱち :ひさほたる20220218
人とした事の責任五分と五分 :ひさほたる20220219
言う人と聞く人が居て通じ合う :ひさほたる20220218
兵力の強さ露わに見える今 :ひさほたる20220217
毒吐いてまたまた世間を狭くする :ひさほたる20220212
ぼくが言うことにはいつも嘘まじる :ひさほたる20220212
きれいごと並べて教育語る人 :ひさほたる20220212
だれとでも仲良くなんてよく言うね :ひさほたる20220212
雪あがり空白々と晴れわたる :ひさほたる20220211
雪を見て今は冬だと思い知る :ひさほたる20220211
古いけどぼくにとっては新しい発見の楽しみ死ぬまで続く :ひさほたる20220211
することは向こうから来る待ってする :ひさほたる20220210
あちこちに迷惑かけて生きてきた :ひさほたる20220209
捨て捨てて残ったものに価値がある :ひさほたる20220208
拍動も呼吸も消化も意志じゃないこの身を生かす自然の作用 :ひさほたる20220209
脱落と孤立が養うものがある :ひさほたる20220209
真理はいつもここにあり、ここで私は生きている :ひさほたる20220207
きみとぼく、同じ宇宙に住んでいて、別の宇宙を見て生きている。:ひさほたる20220206
何かして痛む場所から気をそらす :ひさほたる20220205
捨てられる物から捨てて軽くする :ひさほたる20220224
どうなるかじたばたしないでじっと待つ :ひさほたる20220222
耐えて待つことしかできないときもある :ひさほたる20220222
穏かな冬のひなたに犬憩う :ひさほたる20220222
「痛みます」と書いてるあいだは痛み薄らぐ :ひさほたる20220127
まだ続く歯茎の痛みもあと七日 :ひさほたる20220127
続く痛みに耐えかねてげんなりしながら痛み止めのむ :ひさほたる20220127
武装して武装しないと言い張る矛盾、抱えて生きるしたたかさ :ひさほたる20220126
「ベッラ・チャオ」何度聞いても聞き飽きぬ :ひさほたる20220125
歯科手術あとの痛みと腫れ続く :ひさほたる20220124
一仕事終えて朝陽はまだ見えぬ :ひさほたる20220124
侵略に武器取り抗う魂の「ベッラ・チャオ」聞き、涙あふれる :ひさほたる20220123
冷える朝、耳の冷たさ胸にしむ :ひさほたる20220122
ごみまとめ捨て場に運ぶ寒い朝 :ひさほたる20220122
悪いことしてきたなあと振り返る :ひさほたる20220122
なつかしい歌を口笛吹いて聞く :ひさほたる2022012
だみ声のイタリアの歌聴いている :ひさほたる20220121
気が曇る時はぼんやりして過ごす :ひさほたる20220121
歌人でも俳人でもないぼくだけど、五音七音並べて遊ぶ :ひさほたる20220119
感染を恐れて対面交流を避けて流れた二年の月日 :ひさほたる20220119
書いて消し書いて消しして何も無くなる :ひさほたる20220119
固まった筋をのばして深呼吸 :ひさほたる20220117
猛獣が棲むのは密林だけじゃない。危険回避が人の日常 :ひさほたる20220114
きれいごと聞けばむかむか腹が立つ :ひさほたる20220114
百獣の王はライオンではなくて、殺戮上手のホモサピエンス。 :ひさほたる20220114
人間の存在だけが特別じゃない。とは言え生物界に君臨 :ひさほたる20220114
晴天はやっぱり心地よいと知る :ひさほたる20220114
ちょっと間のほうが机につきやすい :ひさほたる20220110
少しだけならばスタート切りやすい :ひさほたる20220110
少しだけ進むつもりでし始める :ひさほたる20220110
青空に輝く屋根の残り雪 :ひさほたる20220107
もじもじとねちねちうじうじ宇治十帖 :ひさほたる20220105
東からまっすぐ届く日の光 :ひさほたる21220103
あかあかと一月三日の陽が昇る :ひさほたる20220103
元旦の光やさしい東空 :ひさほたる20220101
けがれない光ひろがる年始め :ひさほたる20220101
年明けの東の空に細い月 :ひさほたる20220101
物と人、欲を減らせば楽になる :ひさほたる20211231
崖っぷち覗いてさっと引き返す :ひさほたる20211231
元旦の朝もいつもの朝なのにどこか不思議な光ただよう :ひさほたる20211231
やってみて肌が覚える経験知 :ひさほたる20211230
失恋し自信を無くす夢の中 :ひさほたる20211230
人に言えないことはないなんて言えない我が人生 :ひさほたる20211229
スタッフを大切にする保育園。もれる笑顔があたたかく、幸せ感に満ちている :ひさほたる20211229
姿勢よくかかとをあげて真っ直ぐに歩く暮らしを続けていたら、膝の痛みが薄らいできた。 :ひさほたる20211229
楽観も悲観もしないことはできない :ひさほたる20211229
テレビ見て腹立てるのはばからしい :ひさほたる20211229
できることできるとこからやっていく :ひさほたる20211229
はったりをもうしなくてもいいんだよ :ひさほたる20211229
年を取るごとに虚飾が剥がれ落ち :ひさほたる20211229
原稿を見るたびに書き直してる :ひさほたる20211228
未明から机について書き直す :ひさほたる20211228
冬陽射し透明感のある冷気 :ひさほたる20211227
年の瀬も日々新しい朝が来る :ひさほたる20211227
空晴れて寒風に頬引き締まる :ひさほたる20211226
俺は一生悟らないと悟る :ひさほたる20211226
カレンダー今年最後の日曜日 :ひさほたる20211226
年賀状やめてゆったり年の暮 :ひさほたる20211226
諦めて諦めてなお諦めてない :ひさほたる20211225
外見れば雨に濡れてる寒い朝 :ひさほたる20211225
今朝もまた少し進んで筆を置く :ひさほたる20211225
キッチンの洗い物して気分転換 :ひさほたる20211224
日が沈みまた日が昇り日が巡る :ひさほたる20211224
朝焼けになぜか気持ちが癒される :ひさほたる20211224
朝焼けを見てほっとする今日もまた :ひさほたる20211224
安全の中で冒険試みる :ひさほたる20211224
人生は生きる道のり死がゴールそう考えてしたいことする :ひさほたる20211224
人生のゴールはそもそも有るのだろうか :ひさほたる20211224
焦るなと自分に声かけ小休止 :ひさほたる20211224
夜明け前目覚めて米とぎ少し書く :ひさほたる20211224
寒いなあもう年の瀬か早いなあ :ひさほたる20211223
その気持ち誰もが持っている気持ち :ひさほたる20211222
どうにでもしろよと肩の力抜く :ひさほたる20211222
騒ぐ血をなだめてなんとか生き延びる :ひさほたる20211222
朝の陽を身に浴びながらお茶を飲む :ひさほたる20211222
寝て醒めて夢の名残りをしばし反芻 :ひさほたる20211222
して休みして休みして進み続ける :ひさほたる20211222
身の内の狂気が夢に現れる :ひさほたる20211221
朝焼けに浮かぶ烏のシルエット:ひさほたる20211221
身に鞭を当てて無理した日々は過去 :ひさほたる20211221
寒い朝ほんのり明ける東空 :ひさほたる20211220 
人間の言葉が創る世界像 :ひさほたる20211220
読み書きを通して人と出会う楽しみ :ひさほたる20211220
冬枯れの光しずかに線路わき :ひさほたる20211219
コロナ禍でいつまで続く非対面 :ひさほたる20211217
まだ暗い冷たい雨と風の朝 :ひさほたる20211217
負けて勝つとは言いながら粘り腰 :ひさほたる20211216
一仕事終え外見れば明けの空 :ひさほたる20211216
民の税使って国の罪隠す :ひさほたる20211216
冬の陽が屋根に眩しく光る朝 :ひさほたる20211215
長男に生まれたけれど家を出る :ひさほたる20211215
明け方の光が寒くなりました :ひさほたる20211214
今朝もまた少し進んで一休み :ひさほたる20211214
権威にはめっぽう弱い大多数 :ひさほたる20211214
権威からもらった答えで威張る人 :ひさほたる20211214
逃げ隠れしながら狩りをして生きる :ひさほたる20211213
異性へのあこがれ地獄若い頃 :ひさほたる20211213
アートとは人が生み出すイメージ世界 :ひさほたる20211213
災いも恵みもあって大自然 :ひさほたる20211213
生と死が隣り合わせのこの世界 :ひさほたる20211213
生態系食う食われるの大循環 :ひさほたる20211213
生き物は食うて食われて生きている :ひさほたる :ひさほたる20211213
食う立場食われる立場が共に在る :ひさほたる20211213 
「ダーウィンが来た」見て思う獲物の気持ち :ひさほたる20211213
世の中は食えれば極楽食えねば地獄 :ひさほたる20211213
ひとしきり見て書き直しまた休む :ひさほたる20211212
凝る筋をさぐってほぐすお手伝い :ひさほたる20211212
知りたくて何してほしいと聞いてみた :ひさほたる20211212
焦らずに水のしたたり落とし続ける :ひさほたる20211212
また少し見直してみる自著原稿 :ひさほたる20211212
うたかたの夢でないはずない命 :ひさほたる20211211
ほんのりと明るんでくる東空 :ひさほたる20211211
愛犬の足取り弱くなったなあ :ひさほたる20211211
目覚めたら夜明け前四時ぽつねんと :ひさほたる20211211
耳鳴りが聞こえて静か冬未明 :ひさほたる20211211
膝かばい尻で座って部屋掃除 :ひさほたる20211209
青春は道に迷った爆裂弾 :ひさほたる20211209
水と日と土、涅槃の「涅」。命生みだす三大要素。 :ひさほたる20211208
涅槃の「涅(ね)」、水あり土あり日照りあり :ひさほたる20211208
なんなんだこの感覚は悩み無くなぜかわからずなぜか楽しい :ひさほたる20211207
綺麗ごと時には言ってみたくなり :ひさほたる20211207
痛い膝かばいながらもウォーキング :ひさほたる20211207
学校に行きたい日には行けばいい :ひさほたる20211207
学校を休みたい日は休むがいい :ひさほたる20211207
学校は行かなくてもよい行ってもよい :ひさほたる20211207
勉強はしなくてもよいしてもよい :ひさほたる20211207
まっすぐに語り合う会ありがたい :ひさほたる20211206
わかるとは自分の意味を創ること :ひさほたる20211206
解釈は百人いれば百とおり :ひさほたる20211206
こころざし高い低いが雑居する :ひさほたる20211205
朝夕の地平の空を見て思う浮世絵の空のグラデーション :ひさほたる20211205
強烈な言葉が心の的を射る :ひさほたる20211205
あと何度見るのだろうかこの空を :ひさほたる20211204
見たくない人の顔出てテレビ消す :ひさほたる20211204
十分に伝わるはずないのが言葉 :ひさほたる20211204
少しずつ寒さが増して歳暮れる :ひさほたる20211203
冬空に立つ樹々揺らす雨と風 :ひさほたる20211201
ザーザーと雨音寒い暗い朝 :ひさほたる20211201
せっかちでプライド高いおこりんぼ :ひさほたる20211130
人のため思う傲慢過干渉 :ひさほたる20211130
美しく正しいものがいかがわしい :ひさほたる20211129
あちこちが経年劣化してきたなあ :ひさほたる20211128
鉢植えの里芋収穫ゆでて食べ :ひさほたる20211128
受け止めるだけでいいのにすぐ助言 :ひさほたる20211126
空晴れて陽が降り注ぐ師走前 :ひさほたる20211125
日が昇り日が沈みまた日が昇る :ひさほたる20211125
死ぬまでは涅槃は来ない死ねば来るそれがいつかは宇宙が決める :ひさほたる20211125
安定はほんの束の間それがいいと言いながらふらふらよろよろ :ひさほたる20211125
怒鳴ったと妻からおこられ謝った :ひさほたる20211123
ライオンが体の中に棲んでいる :ひさほたる20211123
ときどきに理想を変えて理想追いまわりはさぞかし困ったろうな :ひさほたる20211122
なにもかもうまくいかないゆめをみた :ひさほたる20211122
夕顔が開くところを母と見た :ひさほたる20211121
朝起きてやはり目が行く東空 :ひさほたる20211121
人間もそんなに捨てたものじゃない :ひさほたる20211121
いい天気小春日和というのかな :ひさほたる20211120
草稿をひとつ仕上げてほっとする :ひさほたる20211120
愛犬と朝散歩してあたたまる :ひさほたる20211119
一時間歩いたあとの爽快感 :ひさほたる20211118
一休みしてまた始めることがある :ひさほたる20211118
またひとつ作って添付して送信 :ひさほたる20211118
カーテンを開けて広がる朝の空 :ひさほたる20211118
山道を抜けて広がる抜ける空 :ひさほたる20211118
山腹を登る道から見える海 :ひさほたる20211118
靴の紐しめて住まいの近くを散歩 :ひさほたる20211118
コロナ以後絶えて久しい遠歩き :ひさほたる20211118
腰かけるひざに寒さが沁みてくる :ひさほたる20211118
寝て起きて起きては寝てを繰り返す :ひさほたる20211117
どうなってもいいやと思うことが増え :ひさほたる20211117
またひとつ仕事を終えて初冬の夜中 :ひさほたる20211117
生命の誕生以来生き抜いた種に戦いの遺伝子遺伝 :ひさほたる20211115
ワクチンの副反応を薬で抑え期限ぎりぎり成果を送信 :ひさほたる20211115
今日もまたネットで進んだ本づくり :ひさほたる20211111
遠隔の人と人とが共同作業 :ひさほたる20211111
またひとつ原稿直して日が暮れる :ひさほたる20211110
雨も慈雨光も恵みありがたい :ひさほたる20211110
政治屋のウソに付き合う暇は無え :ひさほたる20211110
中道も両極端もあるがまま :ひさほたる20211110
無は無限、有は有限なんだよなあ。 :ひさほたる20211110
この世には地獄極楽すべて有り :ひさほたる20211110
あの世にはこの世に有るもの何も無い :ひさほたる20211110
身滅べば生病老死苦楽消ゆ :ひさほたる20211110
身滅べば地獄極楽区別無し :ひさほたる20211110
生きているからこそ悲憤歓喜有り :ひさほたる20211110
苦楽悲喜降られ照らされ揺れ生きる :ひさほたる2021110
秋夜更け原稿ひとつ書き終える :ひさほたる20211108
一回の出会いが開く新世界 :ひさほたる20211107
何であれ出会いはいつも新しい :ひさほたる20211107
固まった心と体をストレッチ :ひさほたる20211107
土色の紅葉もあり秋暮れる :ひさほたる20211107
おだやかな光と風の中に立つ :ひさほたる20211106
切り株のわきから空に伸びる枝 :ひさほたる20211104
ふるさとの山も紅葉したそうな :ひさほたる20211103
東京を対岸に見る東京湾 :ひさほたる20211101
秋の午後波打ち際の小砂利踏む :ひさほたる20211101
秋晴れと木々の緑と赤い屋根:ひさほたる20211031
密やかに冬に向かって日が暮れる :ひさほたる20211029
晩年の芦田恵之助と語る夢 :ひさほたる20211029
草原に出ると駆け出すこどもたち :ひさほたる20211027
傷ついて傷ついてなお前へ行く :ひさほたる20211027
じっと伏せ回復待ってまた進む :ひさほたる20211027
面倒を見てもらったり世話したりひとりで生きているわけじゃない :ひさほたる20211026
体内も体の外も大自然 :ひさほたる20211026
聖人でも君子でもなく生きている :ひさほたる20211026
そのエロを隠して生きるやせ我慢 :ひさほたる20211026
亡き人と思いを込めて語り合う :ひさほたる20211026
人は死んでも生きている :ひさほたる2011026
事に酔い心に酔って人に酔う :ひさほたる20211023
アルコール無くても酔える我が気質 :ひさほたる20211023
焼酎の芳香楽しむだけがいい :ひさほたる20211023
焼酎は専らうがいのために置く :ひさほたる20211023
覚悟してワクチン接種無事生還 :ひさほたる20211023
対面で付き合う気分オンライン :ひさほたる20211020
一仕事し終えてホッと秋の夜 :ひさほたる20211017
無我夢中仕事仕上げて一休み :ひさほたる20211017
平凡と奇跡が隣り合っている :ひさほたる20211017
よくもまあ歩き続けて来れたなあ :ひさほたる20211017
隠しても自分のエロさ滲み出る :ひさほたる20211017
若妻にあんたは幼児と指摘され :ひさほたる20211017
人間の裏がこれまたおもしろい :ひさほたる20211017
老齢になっても枯れぬまだ生木 :ひさほたる20211017
半年後後期高齢者になるらしい :ひさほたる20211017
出会うこと学ぶことみなおもしろい :ひさほたる20211017
その欲を少し減らせば楽になる :ひさほたる20211015
我が想うままにならないのが自然 :ひさほたる20211015
先人と文章通して通じ合う :ひさほたる20211014
通じ合う言葉と心有り難い :ひさほたる20211014
朝の雲からり輝き秋静か :ひさほたる20211009
淡々とすわって過ごす秋日和 :ひさほたる20211008
二十年前の日記を読み返す :ひさほたる20211002
地面から突き立って咲く彼岸花 :ひさほたる20210918
すっきりと乾いた風の秋日和 :ひさほたる20210916
ひねらない句の味わいは澄まし汁 :ひさほたる20210912
一面に虫の声する線路土手 :ひさほたる20210912
降る前に掃除機かける窓開けて :ひさほたる20210908
人間を人事で操るその力どこまで通じるかを見た思い :ひさほたる20210907
憎しみも怒りも愛も滲み出る :ひさほたる20210907
謙譲の言葉の裏に在る驕り :ひさほたる20210903
謙遜の衣の下に見える傲慢 :ひさほたる20210903
別々に在るようで無い霊と肉 :ひさほたる20210903
争いの無い世は生き物には無縁 :ひさほたる20210901
古今東西政治は政治 :ひさほたる20210901
真夜中の空気がやっと冷めてきた :ひさほたる20210831
強がっても人の間に生きている :ひさほたる20210826
いつ死ぬか考えないで日々生きる :ひさほたる20210824
最悪の事態を想定して用意 :ひさほたる20210824
ひとつ終え、もひとつ終えて、生きていく。 :ひさほたる20210824
知らなんだ抹茶がこんなに甘いとは :ひさほたる20210822
蚊に刺され痒みこらえてもどかしい :ひさほたる20210821
きれいごと並べる顔が薄ぺらい :ひさほたる20210821
目に映る世のもろもろにくたびれてまぶた閉じれば遠くが見える :ひさほたる20210821
何だろう?夢野久作の力 :ひさほたる20210820
犬散歩涼しい雨に濡れる朝 :ひさほたる20210813
生命の腐臭強烈黄泉の国 :ひさほたる20210811
片づけて片づけてなお片づかぬ :ひさほたる20210811
天と地の間で飯食い息をする :ひさほたる20210811
汗ばんで冷水シャワーバスローブ :ひさほたる20210811
嘆いたり憤ったり恨んだり落ちた溝から這い上がるため :ひさほたる20210811
だまされてそれを忘れて生きて行く :ひさほたる20210811
手のひらで風をとらえて空を舞う :ひさほたる20210811
発信と受信の間に在る自分 :ひさほたる20210806
五七五は生きて暮らしている便り :ひさほたる20210806
他のために祈ることなどしなかった :ひさほたる2021083
人間は良くも悪くも宇宙人 :ひさほたる20210803
雑草の繁る緑にシンパシー :ひさほたる20210803
人の目が気になりすぎる過敏症 :ひさほたる20210802
ベランダにパンツ一丁水を撒く :ひさほたる20210731
歯ブラシをひとつのコップに立てる仲 :ひさほたる20210731
にわか雨あがったあとの夏の涼 :ひさほたる20210730
にわか雨あがったあとの風涼し :ひさほたる20210730
ただ黙ることが大事な時もある :ひさほたる20210726
責任を取らないトップと取るトップ :ひさほたる20210723
危ないと分かっていても進む夏 :ひさほたる20210723
真ん丸な月が涼しい夏の夜 :ひさほたる20210722
半円の月の光に癒される :ひさほたる20210718
あの雲の空の向こうに何か在る :ひさほたる20210716
絵の中を歩いている気になる散歩 :ひさほたる20210714
絵の中を歩く気分になる夕べ :ひさほたる20210713
こんもりと木立の黒いシルエット :ひさほたる20210713
坂道の先に夕焼け空がある :ひさほたる20210713
緑葉にしみこむ強い夏陽射し :ひさほたる20210710
雨粒の波紋つぎつぎ途切れない :ひさほたる20210705
しとしととしとしとしとと降り続く :ひさほたる20210702
夏空が天まで抜ける雨上がり :ひさほたる20210629
ハードルを自分で高くしてダウン :ひさほたる20210629
棚引いて白く輝く夏の雲 :ひさほたる20210628
昇る陽に月がほんのり溶け残る :ひさほたる20210628
人はみな生まれて病んで老いて死ぬ :ひさほたる20210624
大戦で三百余万の人死亡そこまで行ってやっと終戦 :ひさほたる20210624
カラカラと乾いた音の麦の茎 :ひさほたる20210617
山里の黄金鮮やか麦畑 :ひさほたる20210617
山麓の幼きころの麦の秋 :ひさほたる20210617
原稿をちょこちょこちょこちょこ書き直す :ひさほたる20210616
これもいいしっとりひんやり夏の朝 :ひさほたる20210616
眠いなあまぶたがだんだん落ちてくる :ひさほたる20210613
経読めばどこかでなにかが蘇る :ひさほたる20210612
信仰も信心も無く経を読む :ひさほたる20210612
我聞如是爾時仏告言葉在り :ひさほたる20210612
オンラインきょうは経読む読書会 :ひさほたる20210612
かさぶたが今朝はひとひらとれました :ひさほたる20210611
外は晴れぼちぼちぼちぼち進みます :ひさほたる20210611
夕方の涼しい風にほっとする :ひさほたる20210605
雨風の強きに野生よみがえる :ひさほたる20210604
帯状疱疹の痒みも何とか引いてきた :ひさほたる20210604
帯状疱疹痛みがかゆみになってきた :ひさほたる20210602
植物の緑濃くなり夏が来た :ひさほたる20210601
柔らかく濡れ包み込むぬくい海 :ひさほたる20210601
反り返り空突き上げる太い枝 :ひさほたる20210601
はやる気を抑えて今は身養生 :ひさほたる20120530
原稿はもう開きません七日間 :ひさほたる20210529
初めての帯状疱疹痛いぞう :ひさほたる20210529
休みます体がついにダメ出した :ひさほたる20210528
一杯が二杯三杯四杯に :ひさほたる20210528
しくじってもがきあわてる夢の中 :ひさほたる20210528
完成のつもりがまだまだ穴だらけ :ひさほたる20210527
しとしとと降る雨に濡れ花静か :ひさほたる20210527
大宇宙の中で暮らしている私 :ひさほたる20210527
キーボード叩き続けた指が泣く :ひさほたる20210527
書き上げた原稿の文字十二万 :ひさほたる20210526
残りあと六時間ほど間に合うか? :ひさほたる20210525
今日中の完成めざし書いている :ひさほたる20210525
草稿をやっと書きあげ推敲へ :ひさほたる20210521
顔あげて輝く白い雲を見る :ひさほたる20210518
私にはそう聞こえたと言うしかないいつもそうして分かるしかない :ひさほたる20210511
締め切りをいったん過ぎて粘り腰 :ひさほたる20210507
空五月風さわやかに吹きわたる :ひさほたる20210506
少しずつ書いては休んで日が過ぎてゴールめざしてメロスが走る20210503
連休に百ページほど仕上げたい :ひさほたる20210430
春晴れて烏の声と槌の音 :ひさほたる20210430
命燃え魂通う語り合い :ひさほたる20210424
浜沿いに歩き汗ばむ沖に船 :ひさほたる20210422 
花々に朝陽輝く春の庭 :ひさほたる20210422
命とは不思議なものよおれを動かす :ひさほたる20210417
おもしろいものがごろごろすぐそばに :ひさほたる20210417
憂鬱とはこんな気分か今実感 :ひさほたる20210417
ひと眠りすれば気力も戻るだろう :ひさほたる20210417
うす寒い雨降る春の低い空 :ひさほたる20210417
のどの腫れ引いたら今度は気力落ち :ひさほたる20210417
書き終えて春の夕暮れ窓の外 :ひさほたる20210413
ひりひりと扁桃腺と共に行く :ひさほたる20210412
競争をあおるか教師もマスコミも私はそこから距離を置きたい :ひさほたる20210408
信心にも主義にも頼らずに生きる :ひさほたる20210408
言いたいと欲張る気持ちを我慢する :ひさほたる20210406
微熱あり体がだるい午後は休もう :ひさほたる20210406
できることできるだけしてし残してし残しながら残して終わる :ひさほたる20210406
憤懣を優しく聞いてくれる人 :ひさほたる20210406
嘆くだけ嘆いて心晴れあがる :ひさほたる20210406
木の間から朝の恵みの光来る :ひさほたる20210406
夢で感涙心洗われ起きて書く :ひさほたる20210406
五七五に吐き出して荷を軽くする :ひさほたる20210405
なるようになるしかないと知りながらなんとかしようとねらい続ける :ひさほたる20210405
怨念のマグマが生きるエネルギイ :ひさほたる20210405
穏やかな悟りはとうに諦めてのたうち回って夢中に生きる :ひさほたる20210405
混沌とした夢を見て苦悶する :ひさほたる20210405
全力で生きて眠ってまた明ける :ひさほたる20210404
清らかな裸体が眠る午後の窓 :ひさほたる20210403
薄明の朝の空気を吸い歩く :ひさほたる20210402
偶然と出会いが新たな価値を生む :ひさほたる20210402
東から赤く染まってまた朝が来た :ひさほたる20210326
東から光が増えてくる明けてくる :ひさほたる20210326
朝焼けの中に昇ってくる朝陽 :ひさほたる20210326
我が為にすることが人の役に立つそういうふうになればいいなあ :ひさほたる20210325
咲き満ちる桜が似合う空うらら :ひさほたる20210323
その欲を減らして楽になりましょうなんて自分につぶやいてみる :ひさほたる20210320
土も芽も春を喜ぶ草も葉も :ひさほたる20210317
いい天気、風、空、花が春の色 :ひさほたる20210315
あの人はどこでどうしているんだろ :ひさほたる20210314
このおれはここでこうして生きている :ひさほたる20210314
東方の雲の隙間が燃える赤 :ひさほたる20210914
春先の冷たい雨と風の空流れる雲に透ける明るさ :ひさほたる20210313
まだ明けぬころ起きだして物を書きぼんやりミスを何度も直す :ひさほたる20210312
裏にある現実こそが舞台裏 :ひさほたる20210311
きれいごと見る言う聞くも生きる糧 :ひさほたる20210311
影は有る影が無ければ実体も無い :ひさほたる20210311
一歩ずつ前に進めば何かある求め続けて続けて終わる :ひさほたる20210311
秋晴れの山野を走る高校生 :ひさほたる20210310
暮れて明け暮れて明けてはよみがえる :ひさほたる20210309
日が経つにつれて終わりも近くなる :ひさほたる20210309
幸せも恐怖も夜見る夢に来る :ひさほたる20210309夜の床に来る :ひさほたる20210309
春晴れて天地が広くなったよう :ひさほたる20210304
校正をして目あげれば光る木々 :ひさほたる20210304
空晴れてまだ肌寒い風の春 :ひさほたる20210303
朦朧と仕事続けて午前2時 :ひさほたる20210303
くるくると雨風晴れて春近し :ひさほたる20210302
空白く雲輝いて急ぎ行く :ひさほたる20210302
年老いて出会いの予感きょうもまた :ひさほたる20210302
ちらほらと咲く梅の木に鳥動く :ひさほたる20210302
春雨に濡れる散歩も悪くない :ひさほたる20210302
春雨の晴れ間が空の贈り物 :ひさほたる20210302
春が来る姿が見える朝の空 :ひさほたる20210228
明け方の隣で眠る手に重ね :ひさほたる20210228
ここらでは今や椿が咲き誇る :ひさほたる20210227
無理しても仕事ができるのが持病 :ひさほたる20210226
のめりこみ仕事をするとノド腫れるノドが私の安全装置 :ひさほたる20210225
廃屋に椿鮮やか赤く咲く :ひさほたる20210224
また朝がしんしん寒くなりました :ひさほたる20210224
もう外が明るくなって春ぶくみ :ひさほたる20210221
だるい身を伸ばしてみたり縮めてみたり :ひさほたる20210219
ゆるゆると体を伸ばすヘビを真似 :ひさほたる20210219
妻の前笑顔作るは照れ臭い :ひさほたる20210219
ゆったりはぼくにとっては楽じゃない :ひさほたる20210219
金ぴかもメッキはいつか剥げ落ちる :ひさほたる20210219
素人の大工道具で一仕事 :ひさほたる20210219
本棚の地震対策まず一つ :ひさほたる20210217
用をしに外出をして帰宅した :ひさほたる2021017
光る空見てなんとなく座ってるまあもう少しゆっくりしよう :ひさほたる20210217
笑っても途方に暮れても時は行く :ひさほたる20210217
外に出て天然の気を身を浴びる :ひさほたる20210215
ため息がふうと腹から出て座る :ひさほたる20210215
揺れたけど震災体感ほどじゃなかった :ひさほたる20210214
寝て起きて確信なんて無い夜更け :ひさほたる20210212
息続くかぎりはじたばたして生きる :ひさほたる20210211
宙に浮く地球の上で空見てる :ひさほたる20210211
はずかしい思い重ねて歳重ね :ひさほたる20210211
陽だまりに梅の木白く咲き薫る :ひさほたる20210208
良いものも良くないものも見て学ぶ :ひさほたる20210207
その人を見て我が事と戒める :ひさほたる2021020
風受けてなお暖かいひなたぼこ :ひさほたる20210204
冬晴れてまぶしい空気の中に立つ :ひさほたる20210203
悩むひま無くてするべきことをする :ひさほたる20210202
へまやって天狗の鼻がへし折れた :ひさほたる20210201
やはり冬二月初めもまた寒い :ひさほたる20210201
配偶者とは言え対話する相手 :ひさほたる20210201
きょうはもう一月のすえ流れゆく :ひさほたる20210131
キーボード打力強過ぎ文字摩耗 :ひさほたる20210130
人生の出会いがいつも新しい :ひさほたる20210130
冬枯れの枝輝いて晴れる朝 :ひさほたる20210130
おだやかな冬陽背に受け雑事処理 :ひさほたる20210129
朝明けて東の空に雲豪華 :ひさほたる2021012
哀しみを歌う心を聴く心 :ひさほたる20210128
遠山の影に重なり横たわる :ひさほたる20210128
潮風に乱れる髪と赤い口 :ひさほたる20210128
部屋に射す陽に照らされて白い肌 :ひさほたる20210128
草原の風に鮮やか君の面(おも) :ひさほたる20210128
青春の語れぬことの多かりき :ひさほたる20210127
一月の外は静かな雨模様 :ひさほたる20210127
寒いなあやっぱり冬は寒いなあ :ひさほたる20210117
あがいてもたどり着けない目的地 :ひさほたる20210126
疲れすぎ気力の水面下がってる休みを取って回復待とう :ひさほたる20210125
惚れ直す写真の中の妻を見て :ひさほたる20210124
喉痛くならない発声法習う :ひさほたる20210124
伴奏を妻弾いてくれ歌歌う :ひさほたる20210124
一仕事やっと終わったほっとした :ひさほたる20210124
きょうもまた夜中に起きて未明まで :ひさほたる20210122
冷えてきた体を風呂で温める :ひさほたる20210121
早朝に起きて着込んで一仕事 :ひさほたる20210121
間に合った!日付変更直前に :ひさほたる20210120
胸郭に寒さ染み入る夜明け前 :ひさほたる20210120
飲み過ぎて脳がむくんでいる感じ :ひさほたる20210120
一月も半ばを過ぎて刺す寒さ :ひさほたる20210120
仏典が哲学の書に見えてきた :ひさほたる20210120
信仰に救われぬまま生きて死ぬ :ひさほたる20210120
信仰に距離置いたまま生きて死ぬ :ひさほたる20210120

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