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岩佐美咲、新曲「右手と左手のブルース」公開さる

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本日4月1日、とうとう予告公開されました、岩佐美咲の2020年新曲「右手と左手のブルース」MV。CD の発売は今月22日なんですけど、いやあ、待ちましたね。新曲が今年も発売されるという発表があったのが三月。それも遅かったんですけど、そこから曲が(一部)公開されるまでがまた長かったです。それもこれも COVID-19のせいですよ。

いちばん上に MV の YouTube リンクを書いておきましたので、みなさんこれで聴きましょう。いきなり浅草の浅草寺雷門前からはじまりますが、本編も浅草の商店街みたいな通りをずっと歩いて行っている感じでしょうか。屋台の金魚すくいみたいな光景も見えますね。はっきり言ってしまえば、あまりお金のかかっていない省エネ MV だなという印象です。予算がないのかなあ。

肝心なのは曲と歌です。まだ予告編ですからたったの1分54秒しか聴けませんが、路線としては前作「恋の終わり三軒茶屋」に引き続き歌謡曲テイストが濃厚です。哀しげというかメランコリーを強くたたえたフィーリングですね。歌詞を聴けば、なんだかこれは不倫の歌なんですね。「他人のものを盗もうなんて思ったこともなかった」「あなたは右手でわたしを抱きしめ左手で家庭を絶対守ろうとするのね」なんていうフレーズが散見されます。

美咲もこういった大人の歌をこなせるような、そんなところにまでやってきたということでしょうね。曲の調子というかメロディ・ラインやサウンド、リズムなどを聴けば、たしかにこれは「ブルース」だなと言えるだけのメランコリー、哀愁をたたえたものだとわかります。家庭を持つ男性との許されざる関係を歌い込んだものですからね、そりゃそうでしょう。

作曲者や編曲者がまだわからないんですけど、いままでの日本の歌謡曲に多い、しっとり系でありながら同時にリズムはややにぎやかめに(ラテンっぽく)跳ねているという、そんな曲ですよね。美咲はいちおう演歌歌手という看板を背負っているわけですけど、2019年来、こういったライト・テイストな歌謡曲調のものを提供されるようになっています。

歌を聴けて、いままで不思議だった「右手と左手のブルース」というこの曲題の意味もようやくわかるようになったわけですけど、さあ、フル・コーラス聴けるようになるのはいつになるでしょう?COVID-19のせいでいっさいの対面イベントが実施できない状況ですから、そのメドが立たないのはツラいところです。4/22の発売日にはなにかやりたいと、美咲本人も徳間ジャパンも思っているはずですけど、どうなりますか?

ともあれ、岩佐美咲「右手と左手のブルース」、本日公開された MV はもう20回くらい聴きました。

(written 2020.4.1)

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