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今朝の夢 〜 カッコよかったハービー・ハンコック

(4 min read)

どうでもいい話です(いつもそうだけど)。

ゆうべ、というか今朝方見た夢のなかにハービー・ハンコックが出てきて、ぼくの自宅のオーディオ・ルームにいたんですけど、ファンキーにキーボード・シンセサイザーを弾きまくって楽しませてくれました。そういう夢を見ました。

なぜハービーがぼくの部屋にいたのかなんてのはわかりませんよ、夢ですからね。なんだかライヴ・セット一式が揃っていて、各種キーボード類はもちろん、ドラム・セットなんかもあって、そんなの現実ではぼくの部屋にいままであったことないんですけどねえ。夢って不思議です。

ハービーは自由自在にファンキーに、っていうか要は「ロックイット」みたいな感じのヒップ・ホップ・ジャズ調の演奏をまず一人ではじめ、なんだか空手チョップみたいな感じで鍵盤に手をふりおろし、キーボード・シンセを操っていました。そ〜れがもうチョ〜カッコよかったんですよね。

ハービーが弾きはじめるとすぐにドラマーとベーシストがパッと合わせて演奏しはじめ、トリオで進みました。それがもう超絶的にカッコいいヒップ・ホップ系のジャズ・ファンク生演奏で、ドラマーはなぜかデニス・チェインバーズでしたね。そう、そうです、デニチェンです、あの容貌は見間違えません。

ぼくの部屋のなかで演奏しているわけですから聴衆はたったぼくひとりで、こ〜りゃすごいぜいたくだ、でも楽しい、なんだこれ〜!と感激しきりだったんですね。ハービーはいろんな身振り手振りをまじえて鍵盤を弾き、その動作もフレーズもすんばらしくカッコいいし、そりゃあなあ、ふだんから聴いているあのハービーのああいった音楽が目の前で展開されたわけですからねえ。

も〜う至福の時間でした。ハービー3のあまりにもカッコいい演奏が終わると、なぜかハービーはそれを収録したCD-Rをもう持っていて(不思議ですけど、夢ですから)、感動の絶頂だったぼくは思わずハービーに「それをコピーしてもいいですか?」と聞いたんです。

ハービーは「ダメですよ、これは not for sale ですから」って言うんですけど、自分の楽しみのためにコピーしたいだけだから、ねっ、ねっ、とぼくはしつこくお願いしハービーから承諾をもらうと、さっそく別室のパソコンのところまで飛んでいきました。っていうあたりまでしかこの夢は憶えていないんですね。

でも目が覚めてもしばらくのあいだはハービーが弾いた特にカッコいいフレーズのパターンが脳内で反復再生され続けていて、それを延々とリピートしながらベッドから出たんですけど、すぐにパソコンを立ち上げて、夢の追体験とばかりにハービーを再生しはじめたら、その夢で聴いていたフレーズは消えちゃいました。

でもアルバム『フューチャー・ショック』『サウンド・システム』『パーフェクト・マシーン』あたりを連続再生し、あぁこんな感じだったよねえ、カッコよかったよねえ、とあらためてため息をついています。それに、気さくだったなあ、ハービー。

(written 2021.2.4)

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