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しんどいとき助けになる音楽(62)〜 演歌スタンダーズ

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My Favorite 演歌スタンダーズ

そういえば以前「演歌と民謡以外なんでも聴きます」というかたにTwitterでフォローされたことがありましたけど、こっちは演歌や民謡こそ好きなんだけどな〜って思っちゃいました。それも新世代的なものもいいけど従来の古典的なやつがぼくは大好き。

なんでそんな好きなのかって、たぶんこれは幼少体験からくるものでしょうね。1960〜70年代のテレビ歌番組とかには演歌歌手がたくさん出ていて自分の曲を歌っていました。そういうのを聴いて育ったこどもだったんですよ。

三つ子の魂百までっていうか、いまだにあのころの歌を聴くと(べつになつかしいとかではなく)気分いいんですもんねえ。でも長年忘れていた快感です。17歳でジャズにハマって以後はむしろ積極的に否定するようになっていた分野ですから。

そうした偏見がずっと続いていて、演歌(や歌謡曲)はかなり遠ざけていたものでした。復活したのは2017年に岩佐美咲が大好きになって以後のこと。この話なんどもしていますけどね、ホントそう。

美咲のヴォーカル・スタイルは第七世代的なあっさりしたもので、およそ古典的な演歌唱法じゃないんですけど、古い演歌スタンダードをたぁ〜っくさんカヴァーしてくれているんです。それで、オリジナルはどんなだっけなあと思ってさがして聴きなおすようになって、こどものころのフィーリングがよみがえったっていう。

そうなってみると今度はジャズやブラジル音楽などと演歌がなんの問題もなく並存するようにぼくになかではなってきました。同じようにならべて同一次元で楽しめます。音楽の種類としてはかなり違いますけど、いまのぼくのなかでは聴いて感じる気持ちよさが同じなんです。

(written 2023.12.9)

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