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しんどいとき助けになる音楽(3)〜 伊藤ゴロー produces 原田知世

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Very Best of 伊藤ゴロー produces 原田知世

昨2022年は伊藤ゴロー・サウンドの原田知世ばかり聴いていたんですが、あまりにも聴きすぎた反動ということか今23年に入ったらさほどクリックしなくなりました。でもこうしてピンチのときに思い出すっていうのは、やっぱり大切に思っている証拠ですよね。

昨年もういいよというほどくりかえし聴いたのはSpotify自作プレイリスト『ベスト of 伊藤ゴロー produces 原田知世』で、ライクもそこそこついています。これが一時間半あって、気が向いたときちゃちゃっと聴きかえすにはやや長いということで、自分でもそう感じるようになり、そこから厳選した『Very Best of 伊藤ゴロー produces 原田知世』をつくっておいたのがいちばん上のリンクです。

こっちのほうは10曲43分、レコードでも一枚におさまるサイズで聴きやすいと思います。ゴローのボサ・ノーヴァ・インフルーエンストなやわらかいテイストのオーガニック・サウンドを軸に、もともと薄味淡白でノー技巧の歌手だった知世の個性がこれ以上なくぴったりハマり輝いているのをお聴きとりいただけるはず。

バンドやストリングス、ホーンズなど派手でにぎやかな伴奏をしたがえてゴージャスにやっている曲も二つあって(「September」「小麦色のマーメイド」)それも大きな癒しだし、多くがもっとシンプルなサウンド、ばあいによってはギター一台だけとかピアノ一台だけとかで、さらりとアクースティックに軽くこなしているものです。

そういうときにこそ原田知世というヴォーカリストが最も活きるとぼくは思うんですよね。さらりあっさりしたフィーリングには涼感もあって、いまこの真夏の猛暑で聴くには最適。心身が弱ってめげかけのときにちょうどいい癒しになります。

(written 2023.8.13)

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