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わさみんにこれを歌ってほしい(2/3)〜 弾き語り篇

(5 min read)

わさみんこと岩佐美咲にこれを歌ってほしいというリクエスト特集、二日目のきょうはギター弾き語り篇です。選んだどの曲もオリジナルは弾き語りじゃありませんが、ギター一本(+α)でやったらかなりいい感じになるに違いないと確信するものをピック・アップしたつもりです。もちろんきのう同様思いつくままなので、ほかにもいいものがたくさんあるはずですから、みなさんも考えてみてくださいね。

それできのうの歌謡曲篇と比較して大きな違いが一個あることにお気づきでしょう。そう、きょうの弾き語り篇に選んだものはシンガー・ソングライターの曲がほとんどだということです。「いい日旅立ち」を除き、すべて曲を書いたひとがそのまま歌ってもいます。これは選んだぼくが意図したことじゃありません。これが弾き語りに似合うかなと感じるものを入れていったら自然にそうなりましたが、なんらかの傾向はたしかに示しているでしょう。

今日のプレイリストも発売順に並べました。

・あの日にかえりたい(荒井由美、1975、荒井由美)

・いい日旅立ち(山口百恵、1978、谷村新司)

・いとしのエリー(サザンオールスターズ、1979、桑田佳祐)

・ルビーの指環(寺尾聰、1981、松本隆&寺尾聰)

・情熱(UA、1996、UA&朝本浩文)

・メロディー(玉置浩二、1996、玉置浩二)

・Automatic(宇多田ヒカル、1998、宇多田ヒカル)

・三日月(絢香、2006、絢香&西尾芳彦)

・蕾(コブクロ、2007、小渕健太郎)

このままじゃあギター弾き語りになりにくいんじゃないかと思われるかたもいらっしゃるはずです。実を言いますと今日のこの記事を書くきっかけになったことがあって、それは森恵というギター弾き語りシンガー・ソングライターを最近知ったことです。ソングライターでありながら森は四作のカヴァー・アルバムをリリースしているんですね。それをここのところ愛聴しています。

森がカヴァーしているのは往年の歌謡曲が多いので、それであぁ、こういった曲もこうやれば(ギター)弾き語りでできちゃうなあというのがわかり、納得できた次第です。きょうのわさみん向けプレイリストに選んだ曲は「いとしのエリー」を除きすべて森が弾き語りでカヴァーしているものなんです。これが種明かし。以下、その森恵弾き語りカヴァーのプレイリストです。

・「森恵 for わさみん」

これならわさみんもギター弾き語りでカヴァーしやすいと思えるんじゃないでしょうか。森ヴァージョンではギターではなくピアノ一台でやっているものもありますが、バンド形式ではないので、下敷きとして参考にしやすいでしょう。コンガやチェロなど若干の伴奏が入っている曲もありますが、同様です。わさみんだってそれくらいの伴奏は入れてもいいですよね。

なお、わさみんのギター弾き語りはコンサート DVD にそこそこ収録されていますが、CD には『美咲めぐり〜第1章』の「涙そうそう」と、シングル「鯖街道」通常盤の「なごり雪」と、たったこれだけです。これは今後もっと拡大していくべきだと思うんですね。あるいは弾き語りコンサートを DVD 化するとか、徳間ジャパンは考えることがあるんじゃないかという気がしますよ。

弾き語り+シンプルな伴奏でわさみんに上記のような数々のポップス名曲をスタジオ収録してもらって、ぜひ CD にたくさん収録して発売してほしいというのがぼくの気持ちです。ひょっとしたら CD 一枚フルで弾き語りアルバムということにしてもいいんですから。上でリンクを貼った「森恵 for わさみん」をぜひ聴いてみてください。「あの日にかえりたい」とか「メロディー」とか「三日月」とか、切なくてもう泣きそうですよ。わさみんの演奏と歌で聴きたいですね。

(written 2020.5.31)

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