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野球ジムを作る僕が実現したい未来

野球ジムも絶賛工事中でようやくオープンの目処が立ちました。順調に行けば12月にオープン予定です。オープンの際には色んなゲストをお呼びしてオープニングイベントできればと思っております。詳細についてはもうしばらくお待ちください!

今日は先日投稿したTweetに関連したお話を少ししたいと思います。つい先日ですがこんな感じのTweetをしました。

僕としては自分の会社はジムもやるけどあくまでも「ソフトウェアの会社がジムを作るだけ」と思っていたのですが、僕がジムの話しかしないので(笑)あまりそういった認識がなかったみたいでちょいちょい意外という反応を個別でも頂きました。そこで今日は弊社、強いては僕が「どんな未来を実現したいのか」について少しお話出来ればと思います。

アマチュア野球界にデータ革命は来るのか?

もうこれは色んなところで言われていることでありますがMLBでは古くはマネーボールから始まり、現在ではフライボール革命とデータ革命の波が押し寄せています。NPBも1球団を除けばトラックマンを導入し、アナリストを配置してという形で遅かれ早かれデータ革命の波が来ているのは間違いありません。

一方で、日本のアマチュア野球界にも同様にこのデータ革命の波は押し寄せるのでしょうか?現状だけ見れば高校野球は未だに1週間500球制限みたいな議論が中心ですし、高校野球や大学野球の全チームが高価な機材を導入するというのは難しいのが実情ではないでしょうか。ただ、昨今はダルビッシュがラプソードのデータを投球付きでYoutubeで公開したり、都市対抗野球でトラックマンのデータが公開されたりとあらゆるところで野球のデータ活用を目にする機会は増えており、波が来つつあるのは間違いないと思います。

データ活用のコモディティ化を実現したい

では弊社がそんな中で何をしたいか、つまりはタイトルにもある「どんな未来を実現したいか」と言えば「データ活用のコモディティ化」です。
※コモディティ化=一般的に使えるようになる

コモディティ化

今は技術向上のために色んなデバイスやツールが出回っていますが、高価であったり、使える場所が限られていることが多く、コモディティ化しているとは言い難いことが現状かと思います。そんな現状を少しでも改善したい、良い方向に行くようにしたいと思ってわざわざ会社を辞めて起業ししていますし、さらには弊社のミッションでもある「誰もがスポーツが上手くなれる環境を」に繋がっています。

それ全部スマホで出来るようにしない?

とはいえ既存のデバイスやツールも高価な理由としてはそれ相応のテクノロジーを使っており、そんな簡単にコモディティ化は出来ません。この後の話にも絡みますが、実際に弊社でも1年近く研究に取り組み、既存のデバイスやツールの素晴らしさを感じています。

一方で、「コモディティ化」のためには何が必要かと言われればとにかく安価かつみんなが使えるものでそれを実現することが必要です。2021年の今で言えばスマホがそれに該当するのではないでしょうか...。というかそもそもで僕の「それ全部スマホで出来るようにしない?」という発想から始まっており、弊社の研究は全てスマホでの使用を前提として行っております。(スマホのカメラ使う、スマホのスペックで動くなどなど)

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冒頭のTweetにあるボールの角度を判定するアルゴリズムも上記の画像はスマホで撮った動画から抽出した画像を使用して判定しています。精度的にはまだあと少しという風に見えるかもですが精度は学習量が増えることでもっと良くなるので問題ないです。こういったボールの角度判定外にも...

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noteの仕様でフレーム数や左右で動画の再生速度が違うのはご愛嬌ですが、左がスマホで撮った投球動画で右がそれを2Dの骨格モデルに置き換えたものです。AIを少しでもかじっている人からすればこんなレベルなのみたいなご意見あるかもですが、個人的には野球に特化したアルゴリズムってないのでそこを突き詰めていきたいと思っている次第です。で、この骨格モデルを出すことによって

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上記は投球ごとの右手首の高さ(X軸)の位置です。11-20までの数字がありますが、11球目から20球目とお考えください。横軸(frame)の-100が投げ始めで180あたりが投げ終わりです。こうやって見ることで何球投げてもこの投手は右手首の位置がかなり安定しているということがわかります。こういった形のカラダのあらゆる部位(肩肘腰など)のXY軸を出すことがスマホでも可能になります。

本来はこういったことはモーションキャプチャーがあれば容易ではあるのですが、これはあくまでもスマホで撮った動画を使って解析しており、このスマで出来るというのがコモディティ化を考える上ではとっても大事だと思っています。ちなみに投球動画も1球ごとに手動で切り取る必要はなく、AIが自動で投げ始めから投げ終わりまでを抽出するというアルゴリズムも開発中です。人間が手でやるべき作業ではないので....。

10年後、20年後の未来を考えて「誰か」ではなく「僕たち」がやる

昨今色んな業界で「DX」という言葉が流行り、ドンドン便利な世の中になっています。この流れは野球界でも...と言いたいところですが果たして本当にそうでしょうか?今までのことを振り返って10年後、20年後に野球界、もっと大きく捉えて日本のスポーツ界が必ずその流れの延長線上にあるかと言われると断言できる人は少ないのではないでしょうか。僕自身もその1人で断言出来ません。ただ、断言できなくても行動することは出来るので「誰かがやる」ではなく「僕たちがやる」という気概で挑戦していきたいと思っています。スポーツ界を少しでも良い方向に。

今回僕自身も株式会社という形でやっていますので当然営利目的で利益を出さないといけないのですが、個人的な想いとしてはそういった短期的な目標に執着しすぎず、10年後、20年後の野球界がどうしたら良くなるかというテーマを元にして行動していきたいと思っています。だからこういった技術を自分たちで独占したい、がっつりお金稼ぎに使いたいという気持ちはあまりなく、ゆくゆくはオープンソース化していってドンドン自由に活用してもらい、野球界全体が良くなることに貢献できればなと思っています。そのためにはもっともっとアルゴリズムの精度を上げたり、色んな使えるアルゴリズムを開発しないといけません。

そんなこんなでジムが必要というお話(笑)

ちなみに今回紹介したアルゴリズムを開発するために草野球などに撮影しに行ったり、僕1人で公園で投球して撮影したりとなかなか動画データをあつめるのに苦労しています。今回のジムが出来れば動画データを集めるハードルは下がりますし、そしてコモディティ化の一歩としてラプソードなど最新の機材を気軽に使って頂ける環境を提供できるようになります。

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再三にはなってしまいますがクラウドファンディングやっていますのでご興味あればぜひお願い致します!

あとはYoutube内でもご説明している通りでスポンサー企業様も募集しております。ジムは「トクサンTV」様や「弾丸ライナーズ」様のホームグラウンドにして頂きますので一定の露出が見込めますし、プランによってはジムの命名権&都内の超一等地に外苑前駅に屋外看板も出すことが出来ます!その他ジム内にデジタルサイネージとしての広告を出すことも可能です。

株式会社Knowhere会社紹介資料

もしご興味ある企業様がいらっしゃれば私のTwitterもしくは下記のフォームよりご連絡お待ちしております!詳細ご説明させていただきます。


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