見出し画像

なぜ僕が野球ジムを作るのか

先日ですがようやくジムの完成予想図を公開させていただきました。本当はもっと早く公開したかったのですが内装の詰めで色々とやっていたら時間が掛かってしまいました...。

このまま何も問題なく上手く行けば今年の秋頃のオープンになるかと思います!オープンまでも随時情報はアップデートしていきますし、内装途中の段階でも皆さんを招待したり、イベントなども開催できればと思っていますのでぜひご興味ある方は上記のTweetより事前登録をお願い致します。

さて、今回はタイトルにもある通り「なぜ僕が野球ジムを作るのか」ということをお話できればと思います。なんかここまでTwitterでも「ジム作る!頑張る!」みたいな猪突猛進で来たのできちんと説明できていなかったですし、自分自身の整理も兼ねてです。

そもそもでジムを作る気はなかった

まず大前提として弊社はソフトウェアの会社であり、ジム事業をメインとする会社ではありません。そもそもで僕自身のバックグラウンドがこれまでのAI(人工知能)やスマートフォンゲームから来ており、ジムなどの不動産ビジネスの経験はなく、当然知見はありませんでした。
また、今回実際に進めてみて改めて痛感しているのですが都内の賃料は高く、かつジムとなると一定の大きさが必要なので初期コストが莫大に掛かります。今回もおそらく最終的には1億近くなるのではと...ソフトウェアの会社の良いところってコスト≒人件費なのでそこまで大きな資金を必要としないで始めることが出来るので初期に大きな投資をしないといけないジムとは真逆。むしろいわゆるスタートアップ界隈ではいかにコスト低くリーンに進めるかがセオリーなので今回の挑戦はセオリーに反することになります。
そんなことも踏まえてジムを作るという気持ちは少しもありませんでした。

自分の事業との向き合い方

上述したようにソフトウェアの会社なのでまずソフトウェア開発に着手し、野球の動作解析のソフトウェア開発に取り組んでいました。(もちろん今も絶賛開発中です。)
詳細はここでは避けますがそのソフトウェアを作るためには実際に野球をしている動画がデータとして必要であり、それらを集めるためには草野球などにお邪魔して動画を撮る必要があります。ただ、その撮影が手間が掛かることはもちろん、毎日草野球にお邪魔することも出来ないのでデータ量の増え方があまり芳しくはありませんでした。この辺りから「もっと自由に動画が撮影出来る場所が欲しいな」と思い始めました。ただ、上述したような懸念は払拭できず、あくまでもあったら良いな程度の想い。

そんなこんなで試行錯誤しているうちに自分たちが作ろうとしているアプリは本当に必要とされているのだろうか、果たして作ったあともユーザーに価値を提供し続けることができるのだろうかという不安が頭をよぎりました。
これはプロダクトをリリースする前の会社にはよくあることで、これらの不安を解決するためにはイチ早くプロダクトをリリースし、ユーザーの声に耳を傾けて真摯にプロダクトを改善していくしかありません。つまり、前に進むしかないのです。と、ここまではよくある話かもしれませんが、僕の頭にとある疑問が浮かびます。
「仮にユーザーに自分が作ったプロダクトを使ってもらえなかったら自分はこの事業をやめるのか?」
これに対して僕の答えは明確で「NO」です。100回聞かれても334回は「NO」と答えるでしょう。なぜなら僕はスポーツビジネスをするために前職を辞めて起業しており、儲かるからとか有名になりたいからなどの気持ちで今回の挑戦はしていないからです。つまりは、僕の今後の人生とはスポーツビジネスに身を捧げることであり、どんなことがあっても向き合っていきたいと考えています。

そんなことを考えていたら唐突に「では徹底してやりきることが必要なのでは?」という想いがフツフツと湧いてきました。もし仮に僕がその事業を単なる事業機会としてしか捉えていなければ莫大なコストが掛かることを考えると合理的な選択ではないかもしれません。しかし、僕にとってこの事業は人生であり、一生を捧げると決めたものです。もしそうであれば自分が信じることをやり、更には短期間で見るのではなくもっと長い目で考えればいいのではと。そんなことを考えつつ、ジムを開こうと決意しました。

覚悟、笑顔、そして文化を作りたい

では、なぜ自分にとってジムがそんなにも必要なのかと聞かれればまず1つ目には「覚悟」のためだと答えます。上述したように莫大な初期コストが掛かることなどを踏まえると一見すると良い選択ではないかもしれません。投資額が大きいですし、ジム事業自体が人ありきのビジネスなので指数関数的な成長は望めず、確実に回収には時間が掛かります。ただ、これは何度も言うように僕がスポーツビジネスと向き合うということのための覚悟の現れなんだと思います。プロダクトが儲からないから&使ってもらえないから諦めてピボットして他の事業をやるのではなく、プロダクトが儲かるまで&使ってもらえるようになるまでやるということの決意表明です。そのためにジムは必要なんです。

2つ目は「笑顔を見たい」から。ちょっとカッコつけているかもしれませんが、僕は今までソフトウェア開発をしてきた中で直接お客様が自分たちのプロダクトを使っているのを見るという機会は少なかったです。もちろんゼロではなかったのですが、そこまで多くはなかったと思います。そんな中で今回のジムというのはまさに目の前にお客様がいるもので、色んな人たちと触れ合い、生の声を聞くことや表情を見ることが出来ます。それらがプロダクト開発に役立つというのはもちろんですが、何よりも1人でも多くの人の笑顔が見たい、うちのジムに通うことで笑顔になる人が1人でも増えればいいなと思っています。今までそういう機会が少なく、こんな時代だからこそなおさら。

最後の3つ目は「文化を作りたい」から。どんな文化と言えば弊社は会社のミッションとして「誰もがスポーツが上手くなれる環境を」と掲げています。

アプリ整理

その目標を達成するためには「感覚的な指導からデータを活用した指導」、「より安価でのソリューション提供」などいくつもの課題があると思っています。

その中でも僕自身が最も重視していきたいと思っているのは「データ活用」です。僕のTwitterを見てくれている人であればよくご存知だと思うのですが、昨今はMLBなどあらゆるスポーツでデータが活用され、結果の分析だけではなく技術の向上にもデータが貢献しています。そして僕自身も前職でAIをビジネスとして扱ってきていたのでデータ活用の素晴らしさ、そして凄さを肌で感じているつもりです。そのためデータ活用がスポーツ界にもきちんと広がっていけば必ず「誰もがスポーツが上手くなれる環境を」というミッション達成に近づけると信じています。
そしてその「データを活用して上手くなる」という文化を僕のジムから発信していき、世の中に広げることに貢献できればと思っています。僕のジムに通うお客様が実際にラプソードなどを使って技術が向上してそういった考えや教えをジムには来ていない方にも広げていくなど。
そういった発信地として僕のジムがあれば最高だなと思っています。

少し長くなってしまいましたがそんなことを考えながら今のジム事業に向き合っています!最後に宣伝になりますがこんな僕と一緒にジムを盛り上げてくれるパートナー様を探しています!詳しくは下記のnoteを読んでもらえると嬉しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?