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在宅勤務のコツ

こんにちは、辻村です。今回は、在宅勤務のコツをいくつかお話ししたいと思います。最初にリモートワークとの違いを少し説明して、在宅で勤務する中で気づいたことを共有させていただきたいと思います。

リモートワークとの違い

少し前だと「ノマド」、最近だとリモートワークという働き方をいろんな記事で見かけます。

ノマドの由来は nomad と言う英語で、もともと遊牧民の意味です。遊牧民は季節や気候に応じて住む場所を変えていきます。住居ですら組み立て式で、定住するところはありません。

特定のオフィスを中心に仕事をしている人たちと違って、カフェやレンタルオフィスなどいろんなところで働いている様子が、定住しない遊牧民に似ていると感じた人たちが使い出した単語ではないかと思います。

リモートワークはテレワークとも呼ばれます。テレワークの tele(離れた場所の)はテレビの語源となったテレビジョン (tele-vision; 離れた場所の映像の意味)の「テレ」と同じです。リモートも同様ですが、こちらはリモコンの語源となったリモート・コントロール(remote control;離れた場所からの制御、操作の意味)の「リモート」と同じです。

言葉というのは使い古された感じが出るとどんどん新しいものが出てきますが、リモートワークやテレワークの先輩の言葉としては、在宅勤務という言葉があります。元々家で仕事をする小説家や漫画家のような人には当てはまらず、本来オフィスで仕事をするホワイトカラーが家で仕事をするような場合に使っていた言葉です。

私個人の語感としては、在宅勤務は家で勤務の感じがします。一方、リモートワークは家以外にもカフェや共有オフィススペースのようなところも組み合わせて使っている感じがします。昔の在宅勤務と違い、どちらも最近のIT技術を便利に使ってビデオ会議やチャット、あるいは社内のクラウドを使って仕事を進めていくイメージがあります。

今回のお話は、使うツールはともかくとして自宅でお仕事をするのを主としている方のお役に立てればと思って書く内容です。

在宅勤務のコツ

ちまたに一緒に仕事をする上でのツールの使い方などの記事はあふれているように思います。在宅勤務を始めた人が落ちいりやすい問題についての対処法についてお話しさせていただきます。

(1) 外を歩こう

在宅勤務を始めて一番陥りやすいのは運動不足です。
外を歩くのをお勧めします。

普段オフィスに向かっているとあまり意識しませんが、最寄りの駅まで歩いたり、乗り換えの時に歩いたり、あるいはオフィスの中を歩いたりして、意外に歩いています。運動しなくても通勤のおかげで1万歩とか1万5千歩とか歩いていたのが、極端な話 300歩とかになります。

外を歩くのをお勧めするのは日の光を浴びるためです。amazonをはじめとして、依頼すれば何でも持ってきてもらえる現代、その気になれば1週間でも2週間でも外に出ないで用を済ませることができてしまいます。しかしながら、人間は日の光を浴びて体内時計をリセットしていますし、新鮮な空気を吸わないと気が滅入ってきます。

外を歩く習慣を作りましょう。

(2) 人と会いましょう

在宅勤務では自分だけです。放っておけば、一日中声を発することすらなく終わる場合もあります。人によって程度の差はありますが、こうした状況は孤独感を作ります。

もう一つの問題点は、人と会わないことで、だんだん自分の会社や団体への所属意識がなくなってきてしまうことです。

美味しいモノを食べに行くという日を作って人と会うようにするのも良いことだと思います。あえて人と会うようにしましょう。

(3) 割り切って仕事を終えましょう

在宅勤務を信用していない上司は、「見ていないとサボる」と思っている人が多いようです。しかしながら、厚生労働省の在宅勤務での適正な労働時間管理の手引き(厚生労働省)でもチェックポイントとして以下のようなポイントが上がっているように、「切りがいいところまで仕事をしよう」とか「締め切りに間に合わそう」として長時間労働になりがちです。

・在宅勤務者が、一人静かに なれる夜遅くに仕事をしてい ないか。
・在宅勤務者が、職場にいる上司 や同僚の評価を気にして、遅くま で仕事を続けていないか。

私もどちらかというと「切りがいいところまで仕事をしよう」として長く働いてしまう方です。気持ちは分かりますが、定時あるいは残業するとしても制限を設け、割り切って仕事を終えるようにしましょう。

【参考】
在宅勤務に対しては、「事業外労働によるみなし労働時間制」を適用されることが多いですが、それでも休日出勤や深夜労働に対する対価は発生します。参考文献では在宅勤務の休日の労働や深夜労働については事前許可制などを勧めているので、雇用主や上司に事前に通知して、また働いたことが分かる形でおこなうようにしましょう。

・2分間座って深呼吸

集中していると、仕事モードになる人が多いと思います。仕事モードからプライベートへの切り替えに飲みに行ったりする人もいらっしゃるかと思うのですが、在宅勤務ではそうもいきません。

お勧めは2分ほど座って深呼吸をすることです。
これで仕事モードからオフモードに切り替えることができ、家族や友人に仕事モードで接するのではなくオフモードで接することができると思います。

参考文献

在宅勤務での適正な労働時間管理の手引き(厚生労働省)

ここまで読んでいただきありがとうございました。あなたのリモートワークや在宅勤務の経験もコメントなどで共有いただけるとみなさんの役に立つと思います。もしよろしければ、コメントしたり、共有していただけるとありがたいです。


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