久遠チョコレート代表

日午前中には、東海テレビさんが密着取材を行いながら、久遠チョコレート代表の夏目浩次さんと、私が念願だった対面が実現しました。

「QUON CHOCOLATE（久遠チョコレート）」は、

愛知県発のチョコレート専門店で、全国57拠点に40店舗を展開しています。

このお店は、障がいのある方や子育て中のママさんなどが創り上げたもので、最近では映画化もされ、話題沸騰のチョコレートブランドです。

そのため、各店舗の店長さんには会えても、
代表の夏目さんには中々お会いできません。

そんな中、本日は
久遠チョコレート代表の夏目さんが全国各地を飛び回る中、
私に会いに来てくださりました。

私は、夏目さんのことを15年ほど前から存じており、
今日初めてお会いすることになりましたが、
何度か電話やメールでやり取りをしたことがあります。

きっかけは、私が高校3年生の時、
自身の重い障害のために働く場所を見つけられず、途方に暮れていたときでした。

高校生の頃、私は夏目さんのブログを読んで、
夏目さんの就労支援に対する熱意に心を動かされました。

当時、夏目さんはパンの事業をされており、
誰も彼のことを知らなかった時代。

しかし、私は夏目さんの会社で働きたいと思い、
進路の先生に連絡を取ってもらいたいと頼みこみ、
自分でもメールで直接連絡を入れました。

夏目さんからは、
残念ながら雇うことができないという返事。

夏目さんは、当時、パンの事業をされており、身体障害者の就労には不向きだということ、そして会社に体力がなかったことが理由でした。
しかし、夏目さんは非常に丁寧な対応をしてくれました。私だけでなく、私の母や進路の先生にも連絡をくれました。このように丁寧な対応をしてくれた会社は、当時、私が就職活動をしていた中で非常に貴重な存在でした。

それまで、”障害者は雇えない”とただ理由なく言われることが当たり前だったため、
夏目さんから断られた際には、自然と感謝の気持ちが生まれ、
「いつか彼と一緒に仕事がしたい」と思うようになりました。

それから私は起業に挑戦し、
今も現在進行系で様々な活動に取り組んでいます。

そうして10年以上の月日が経ち、
つい先日、私は思い切って、「今だ！」という直感を頼りに夏目さんへ連絡を取ることに。

夏目さんも多忙のため、
返事がもらえるかどうかはわからなかったものの、
Eatluckと久遠チョコレートでコラボしましょうという提案をしたこところ、「こちらから会いに行きますよ」と快諾。

そこから、本日の対面が実現。

テレビ撮影のインタビューで、
夏目さんは「佐藤さんのことは気にしてました。そして、僕にとっても憧れになりました。いよいよ一緒のステージに立てて嬉しい」と答えました。

私は、この言葉が本当に嬉しかったと同時に、
実は夏目さんがテレビカメラが回っていないところで、
私にピンマイクも拾えないぐらいに小さい声で、こう言ってくれたことが心に響きました。

「本当によく頑張った」

それを聞いた後、
急にあの日から今日までのすべての出来事が脳裏に溢れ、
なんだか無性にこみ上げるものがありました。

テレビカメラがなかったら、
きっと、泣いていたと思います（あぶない）

それに本日は大雨予報だったなか、
お天道様が感動の対面を素晴らしいまでの快晴にしてくれたので、
私が雨を降らすわけにもいかなかったのです。笑

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