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Jaejoong 韓国地上波音楽番組復帰が日活に与える影響

ジェジュンが11日に韓国で出演したSBS「人気歌謡」でのパフォーマンスが話題になっています。
16年ぶりに出演できた地上波音楽番組。
この復帰によって、今後、一気に韓国での活動は全面解禁になり、アーティストとしての需要が高まることが考えられます。
地上波音楽番組への出演は、ジェジュン本人と韓国ファンの悲願であり、それを実現した今年は、今後の彼の活動の方向性にとって大きな節目となるやもしれません。
韓国人である彼が韓国の音楽界、放送界に全面復帰したことは非常に喜ばしいと感じる一面で、今後の日本活動に対する一抹の不安を抱くファンも少なからずいると聞きます。
なぜなら、今年、彼は今までの活動スタイルと異なり、全面的に「韓国」「韓流」というものを日本活動で押し出して来ているからです。
一番感じたのは、先月行われた横浜のライブで韓国語を話したことです。
これまで6年間というもの、特に日本で韓国語を話すということに関しては、非常に神経を使っていた彼の口から、韓国語が堂々と話されたことに、ショックを受けたファンが少なからずいたと聞きました。
今後は、さらに韓国仕様に全面的にコンセプトを変えてくるのでは、という懸念を少なからず抱いた人は多かったかもしれません。
これまでのジェジュンのあり方と明らかに違うものを感じ、これが彼の言うところの「韓国と日本の架け橋になる」ということなのかと思った人もいたようです。
彼が今後、どんどん韓国推しになってくるのか、そうでないのかは、今後の活動を見ないとわかりませんが、2018年に日活が復活してからの活動とは明らかに変わって行くことだけは確かだと感じます。
今年の変化から、彼が今後も日本で韓流アイドルというポジションに留まるのか、それとも真のアーティストを目指すのかは、日本でのポジションをどのように確立したいと思っているのか、という彼の意思にかかっていると言えるでしょう。
韓国での活動全面復帰による今後の日本活動への影響について、考えてみました。


日本ファンの葛藤

ジェジュンが韓国での音楽活動を全面的に封じ込まれたのは、2010年です。
日本でもありがちな大手所属事務所を脱退したものに対する業界の無言の圧力と制裁によって、韓国では音楽活動を自由にすることが出来なくなりました。
よく彼が口にする「韓国では存在すら消された」というように、それ以降、一切、歌手としてメディアに登場することはなくなりました。
辛うじて、メディアに登場するのは、ドラマの中だけ。
即ち、韓国では、生の彼がTVに出演することは全くなかったのです。
また、日本活動が復活した2018年以降は、ドラマに出演することすらありませんでしたから、韓国ではほぼ彼の存在を一般の人は知ることがなかった、と言えるでしょう。
これが彼自身だけでなく、彼のファンにどれほどの負荷をかけて来たかを想像することは、8年間、日本活動の復帰を待ち続けた日本のファンにとっては容易なことだと感じます。
それだけに、今年、韓国のメディア媒体に次々登場する彼の姿を韓国のファンと同じ気持ちで喜ぶのは当たり前という風潮があるとも聞きました。
しかし、日本のファンの気持ちはそれだけに留まらない複雑な気持ちを持つ人も多いと感じます。
それは、今後の彼の日本活動が非常に流動的であると言えるからです。

彼は今年春にケイダッシュとの業務提携を解消しました。
この6年間、安定的に彼の日本活動が提供されたのは、やはりケイダッシュのサポートによるところが大きかったと言えます。

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