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WSET Level3まで最短距離で一発合格した理由とその方法

初めまして。インド・パキスタン国境の地、アムリトサル(Amritsar)という都市にあるSaaSスタートアップ企業でカスタマーサクセスとして働いている松原 寿美と申します。タイトルにもあるWSET=ワインとは全く関係のない仕事をしていますが、2019年8月にWSETのAdvanced(Level3)に合格しました。私はインドに来る前に名古屋市にあるアパレルベンチャー企業で約5年間働いたのちに、ワインの輸入販売として起業しようと計画を立てていました。「立てていました」と過去形にしたのは起業を中断したからです。

ワインの起業を中断した理由としては、まず単にインポーターとして起業するのではなく、WSETのフィロソフィーである考え方、エッセンスをもっと深く自分の言葉に浸透させた製品(ワイン)の販売方法に切り替えたいと願い、またデジタルマーケティングの観点(PR)での修行がいると思い、IT企業に再就職したのがこれまでの経緯です。

最近では日本でもWSETへの受験者が順調に増えているため、またLevel3をワイン業界にほぼいたことがない私がどうやって合格したのか、よくきかれるため、今後受験する方のためになれば幸いに思い記録します。

なぜWSET(Wine And Sprits Education Trust)なのか?

なぜWSETに惹かれたのか?に対する答えですが、まず私の今後のワインへのビジネスビジョンを実現するために必要なものが全て詰まっているという点、そして世界中をお客様にする際に最初の関門として認めてもらいやすいところです。WSETの資格は、世界中どこへいっても、はたまた入りにくいと想像するであろうブルゴーニュのドメーヌに行こうと通用するのです。

WSETについての説明を受けたことがある方、受験中の既にご存知かと思いますが、WSETは単に「知識として知っているか知らないか」を聞くのではなく、「何故そうなのか?」を問うことが大きな特徴です。これはテイスティングのWSET独自のメソッドであるSAT(Systematic Approach to Tasting)についても同じで、システマティックアプローチと言うその名の通り、感性よりもコメントの論理性・整合性が重視されます。

徹底したリサーチ力、人を説得させる物の言い方(=書き方)、一見簡単そうに聞こえる「聞かれた質問に適切に答える」というスキル、感覚ではなく体系的に物事に対して必要なラインまで掘り下げて考えること、本当に正しい知識にアクセスしているか自分自身を疑うこと、これらすべてが求められるのではと思います。これらはワインに関係しなくとも、結果今のSaaS企業で働く上でも考え方、仕事の詰め方として役に立っています。

そしてSaaS企業で働いているからこそ、私のやりたいワインビジネスのスタイルなどがどんどん確立してきています。あとは先ほど申し上げた通り、どうしたら差をつけられるのか考えた上でDiplomaまで行くしか、と思い今はDiplomaのCandidateの一歩手前というところにいます。なぜ一歩手前かというと、まさかの在住中のインドではDiplomaの試験会場として登録してあるスクールがないからです(涙)

前置きが長くなりましたが、WSET Advanced(Level3)合格までの道のりと勉強方法について大っぴらに解説します!

WSET Level3で求められること

試験の傾向はJSAソムリエとかなり異なり(ソムリエ持っていませんが...)、WSETではTheory(筆記試験)においても、テイスティング実技試験においても論理性が重視されています。そしてWSETはOpen-Response式つまり完全に記述式です。ここでまず実際のTheoryで出題された試験問題(過去2回分)をシェアします。そうすることで、こういう問題が来るのか!と感覚がつかめると思います。非常に長くなりますがぜひブックマークなどしてくださいね。(2019年春の実際の某国と日本での問題です。日本語で書きます!)

2019年の試験問題(Theory)

まず1つめのセオリー

1: 赤ワインと白ワインそれぞれに対する記述
・Bordeauxの赤ワインで最も多く使われている品種を3つ答えよ
・Bordeauxの赤ワインがブレンドされる理由を6つ答えよ
・Pomerolの赤ワインのスタイルを記述せよ
・Pomerolのワインメーカーが以下のテクニックを活用しようとしている、これらのテクニックがワインにどのような影響を与えるか記述せよ。
Destemming
Pre-fermentation
Fermentation between 26-30 degree
Post-fermentation
Oak maturation

・Pradikawein全てのワインの種類を書き出せ - ドイツ
・エチケット問題:以下の二つのワインのスタイルの違いを述べよ
(そのうちの1枚はアイスワインにしかり、貴腐ワインなのでそのプロセスと味の結果)
・オーストリアのDACを一つ記述せよ
・Gruner Veltlinerのスタイルを記述せよ

2: マーケティング寄りの問題
南アフリカワインについて
・Western Capeが冷涼地帯である要因3つ、とそれがワインに与える影響を述べよ
・Cape townで生産されるプレミアムワインと安ワインの場所とその理由を述べよ
・南アフリカで一番植えられている白ワインとそのワインに使われているテクニック2つとその結果
・そのワインのサービス温度がlightly chilledであるが、その理由を述べよ

3: スパークリングワイン
・スパークリングワインの生産過程において冷涼地域が好まれる理由を述べよ
・エチケット問題:Vintage 2003 Don Perignon - 何故このワインはプレミアムワインなのか理由を5つ挙げよ。
・シャンパーニュの抜栓方法を説明せよ

4: 酒精強化ワイン
・シェリーのManzanillaとVeaume de Veniceの生産プロセス、味の違い

2つめのTheory

1. ボルドーの上質赤ワインについて
・Haut MedocのAOCを3つ挙げよ
・この地域の気候の特徴と、それがブドウの成熟に及ぼす影響について説明せよ
・この地域の作り手がなぜブレンドをするのか、気候条件から説明せよ。
・ペサックレオニャンの土壌がなぜCSの栽培に適しているか説明せよ
・サンテミリオンの土壌がなぜMeの栽培に適しているか説明せよ
・ブレンドに以下の品種が与えるものをかけ。
- Me
- CF
・エチケット問題:シュバルブラン '90
このワインが高価格で売られている理由を書け(7pt)


2. エチケット問題:トカイ アスー 5プットニュ
・アスーとは何を意味するか
・このブドウの収穫にあたって注意すべき事項を説明せよ(少し曖昧です)
・このワインのスタイルを描写せよ
・ このワインの醸造方法について:辛口のベースワインを作ったあとの工程について説明せよ
・アスーブドウのフリーラン果汁のみを使ったワインを指す用語は何か
・このワインのボトルの適切な保管方法を説明せよ
・このワインの適切なサービス温度をかけ


3. NZ&オーストラリア
Central OtagoのPN
・この地域は高品質のPinot Noirを産出する。この地域の気候特性を説明せよ。
・その気候がワインのスタイルに与える影響について説明せよ。
・この地域のPinot Noirのワインメーカーが考慮すべき4つの醸造オプション
と、その理由について説明せよ。(4X2のマトリックスを埋める問題)
オーストラリアのRi
・Clair ValleyはRieslingで有名である。このワインのスタイルを描写せよ
・同じスタイルのRiを作る地名をかけ。
Hunter ValleyのSe
・この地域ではSeを早く収穫する。それによるワインのスタイルに与える影響を説明せよ
・どちらともHunter Valleyだが若いSeと、熟成したSeではどうスタイルに違いが出るか、説明せよ


4. 泡と酒精強化
ノンヴィンテージのCavaと、ヴィンテージシャンパーニュの比較
・ 2つの違いについて以下の項目ごとに説明せよ。
- 産地
- 品種
- 熟成と澱
・発泡性ワインの抜栓方法について書け
- シェリー
 エチケット問題(2つ):FinoとPX30年
二つのスタイルについて以下の項目を書け(マトリックスを埋める)
- 品種
- 外観
- 甘み
- 香り

いかがでしょうか?まずWSETはほぼ過去問がなく、また日本語での情報力が圧倒的に少ない、ハウトゥーがないことからヴェールに包まれていることで有名です。私は東京のキャプランでの後半のTheory対策の講義で「これはまずい、何も答えられない」と思い、その焦りが最初のスイッチになりました。

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苦しんだスランプ期間

まずベースとして「栽培と醸造(特に醸造部分)」があって、そこから各地域のスタイルに紐づけて書き込んでいくのかと思いますが、どうもどうしてこれがこれに結び付くの?そんなことどこに書いてあるの?と思う場面が多かったです。インプットしたことをうまく自分の回答として落とし込めないというか...。
具体的に言いますと、Theory対策で唯一配られているショートエッセイの問題の私の場合は南ローヌについての問題でした。

「コートデュローヌでは半炭酸ガス浸漬法で赤ワインが造られている」という前提のもと、
「半炭酸ガス浸漬法を用る場合のブドウの選定において考慮すべき点は何か?」と質問がありました。

ここで疑問なのですが、COTE DU RHONEで半炭酸ガス浸漬法によって赤が造られているという事実(Factual Recall)ってどこで拾うの!?というところから躓きました。
そもそも半炭酸ガス浸漬法というものは、通常の「収穫したブドウを除梗、破砕、からの発酵作業」と違って、ブドウを房ごと使って発酵までもっていくシステムで、第一にブドウを酸素に触れさせないためのもの、酵母を使わず(語弊があるかもしれませんが)発酵を促すこと、それによって違ったアロマをもたらせたい生産者の意図があるという前提で、なぜコートデュローヌだとそれが適用されるのか理解できずにいました。
問題に「南ローヌは半炭酸ガス浸漬法が使われている」と前提条件が書いてあるからそのまま上記のような理由をかけばいいのか、それがどうしてコートデュローヌと結びつくのかは、WSETの模範解答には記載しておらず、ここで問われているのは半炭酸ガス浸漬法を起用する際の条件と、その工程のみなのか。。
他の例題においても、「なぜブレンドするのか」という内容で問われていましたが、
スタイル上の理由、実務的な理由はもちろんWSETの模範解答をいただいて理解はしたのですが、ブレンドができる国地域は決まっていて、それぞれキュヴェを安定させるための一貫性をもたらせるため、バランス維持のため、品種ごとの特性を最大限に生かすため、など理由としては理解できていました。
さらに南ローヌにいたっては使える品種はたくさんありバラエティに富んでいますよね。なのでその理由も理解できるのですが、この上記のような解答は他の国できかれたとしても妥当なのかと疑問です。なぜなら他にも2種類以上の品種をブレンドさせてワインを作っている国はたくさんあるからです。

こちら、このTheoryで苦しんでいないと「この人何言ってるんだろう...」ってなると思います。でも私が劇的にここから快進撃を遂げたのは試験の3週間前でした(遅)

すべてに"当てはめて"考える特訓方法

結論から言うと、一般的にすべての国に当てはまることを書けば良いと言うこと、逆に応用が利くようになりました。

まずは上記のようなWSETの過去問、そして海外のWSET試験校が販売している問題をザーッと全て書き出します。その問題一つ一つは各地域が例題として割り振られていますが、すべての国と地域の場合だったら?と構想して、答えられるように全地域に当てはめて一つ一つリサーチして答えを導く特訓をしました。

どう言うことかと言うと、、例えば前述した

. ボルドーの上質赤ワインについて
・Haut MedocのAOCを3つ挙げよ
・この地域の気候の特徴と、それがブドウの成熟に及ぼす影響について説明せよ
・この地域の作り手がなぜブレンドをするのか、気候条件から説明せよ。
・ペサックレオニャンの土壌がなぜCSの栽培に適しているか説明せよ
・サンテミリオンの土壌がなぜMeの栽培に適しているか説明せよ
・ブレンドに以下の品種が与えるものをかけ。
- Me
- CF
・エチケット問題:シュバルブラン '90
このワインが高価格で売られている理由を書け(7pt)

とありますが、これがItalyだったら?どう答えれば良いのか、この地域はこの問題には適さない、なぜなら...と言う理由だから、のように国地域ごとにどこをどの角度で突かれても応えられるよう訓練の特訓の始まりでした。
FRANCE Bordeaux
FRANCE South-West
FRANCE Burgundy
FRANCE Beaujolais
FRANCE Loire
FRANCE Rhône
FRANCE Languedoc & Roussillon
FRANCE Provence
FRANCE Corsica
FRANCE Alsace
SPAIN
ITALY
PORTUGAL
GERMANY
AUSTRIA
AUSTRALIA
NEW ZEALAND
USA
ARGENTINA
CHILE
SOUTH AFRICA
HUNGARY
GREECE

ご想像の通り、一つの問題からこれら全地域に派生させるとありえない量です。でも過去問がほとんど存在していないからこそ、少しの情報量で「この地域だったら、この品種だったら、この質問の問われ方だったらどう答えれば良いのか」を最後の方は自分で想定できるようになりました。

また、国地域ごとだけではなく、「問われ方」によっても答えが変わってくるので、そちらを使った特訓もしました。

「問われ方」はWSETに置いて非常に大切です。もはやワインが云々ではなく「人の話を聞いているか」の問題になってくるからです。

合格の秘訣に直結するのですが、まず「問われていることは何か」に忠実にいかに論理的に答えられるかに尽きます。Examine, Explain, Describe, Identify, Give outlines, Discuss...という問われ方で答えが違ってきますし、何を求められてるのか一瞬で察知する訓練が一番でした。

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そして、合格の秘訣2つ目はSpecificationの範囲外で質問に対してアウトプットしていないか、を自問自答して進めることです。Specificationはバカになりません。よく大学受験でも「教科書に書いてあることしか出題されないのだから」と言いますが、まさにその通りです。Specificationに沿って、点と点を繋げた物の書き方さえできれば大丈夫です。

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あとは知識が土台にないと問題にも答えられませんので、教科書は5周以上全て一言一句写経しました。写経しまくらないと頭に入ってこないと言う致命的な弱点があり、しかもノートとペンで書くことが大好きな私はデジタル化したDiplomaでどうしたらいいものかと震えています。

写経しまくったあとは、できるところからまとめていきます。特にWSETは、Level3のタイトルの通りUnderstanding Wines: Explaing Style & Qualityというように、栽培方法と醸造方法がいかにワインのスタイルに影響しているかを考えるプロセスに重きを置かれています。なので特に以下のようなリストをまとめました。

ワインタイプごとの醸造プロセス
ワインのタイプごとに醸造工程リストを作りました。各ワイン産地の章では詳細な醸造工程の説明があまりないため、各国地域を写経するたびに、その山地と栽培品種に当てはまる醸造工程も書くようにしていました。

醸造工程リストのタイプは以下の通りです。
・Aromatic Grape White Winemaking
・Non-aromatic Grape White Winemaking
・High Production vs Premium Production White Wine
・High Production vs Premium Production Red Wine
・Sweet Winemaking options
・Sparkling wine production methods (Traditional, Transfer, Tank, Asti methods)
・Specialty wines (Tokaji Aszu, Amarone, Fortified wines)のようにスタイルごとでの醸造法を常にアウトプットできるようにしておくことをお勧めします。
また、目的->果実の特徴は?アロマを保持する、高めるためなのか?なんのアロマを高めるためにそこまで慎重に執り行わなければいけないのか?
醸造の選択肢->SO2レベルを頻繁にモニターする(ブドウとワインを酸化から守りたい)、醸造オプション->房ごとつかった圧搾の目的は?も全て明確にしておくことが大切かと思います。

これ以外にも、先ほど国地域ごとに全部の質問を応用させて答えると言う特訓過程で、ブドウ品種とワインスタイルのまとめを作ったり、Regional Switch(代替産地ワイン提案)についても同時に進めていました。例えばブルゴーニュの代替えになる、のようにPremium/Fineワイン->安ウマワインを徹底的に調べて、さらにSpecificationと見比べつつ余計なことは書かないように調整する練習も重ねていました。

まとめると、(1)一つの質問に対して国地域ごとでオリジナル問題を作成して答えを作っていく練習をする(2)問われ方もパターン分けして自分でオリジナル問題を作成して答える練習をする

が私の近道でした。

参考にしたページ:

1)https://www.finevintageltd.com/wp-content/uploads/2019/12/Fine-Vintage-Level-3-Practice-Questions.pdf

2)Thirty Fortyの有料のセオリー問題集

3) The Wine Trading  School UKの有料の問題

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テイスティング対策用のワインリスト公開

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テイスティング対策はWSETキャプラン校主催の対策講座も受けたり、クラスの仲間とブラインドテイスティング会などもしましたが、一番は自宅でひたすら時間を計ってSATを頭に叩き込みながら挑みました。また、特にFloralとHerbaceousの香りが自力で取れるかどうかに特化しました。それぞれのアイテムごとにどの産地と品種のワインが当てはまってくるかの傾向をあらかじめ頭に入れておいて、候補を探すと言うものでした。

ちなみにテイスティング対策用のワインは自分でも苦手だと思う部分を取り揃えました!ちなみに苦手だったのは間違いなくリースリングです。アロマティック品種だから簡単じゃん!と思うかもしれませんが...私が欲しいワイン全て揃っている!と思えるおすすめのショップからです。実際に私が取り寄せた対策用のワインリストはこちら!

■マルクグラフ フォン バーデン ドゥルバッハー シュロスベルク シュペートブルグンダー エアステ ラーゲ[2016]赤
■G.ローゼン ヴィッラ ローゼン モーゼル リースリング Q.b.A.[2017]
■フォンウィニング ダイデスハイマパラディスガルテン リースリング トロッケン エアステラゲ[2016]
■クロスター醸造所 アマリエ モーゼル リースリング Q.b.A[2016] 
■ウルフ ブラス イエローラベル シラーズ [2016]
■カレラ セントラルコースト シャルドネ[2015]
■ソウマ シャルドネ ディ ソウマ[2017]
■トイスナー エンプレス イーデンヴァレー リースリング S[2017]
■サザン バンダリー ワインズ ホーム クリーク ワイパラ ゲヴュルツトラミネール[2016]
■マッドハウス セントラルオタゴ ピノノワール[2015]
■ハーン ワイナリー メルロ セントラル コースト[2017]
■ソーコル ブロッサー エヴォリューション ピノ ノワール[2017]

なかなかここまでWSET向けの良いワインを揃えている会社はないと思います。下記に2つのショップのリンクを掲載します。

Wassy's(ワッシーズ): 麻布十番The Winery Tokyoの店長でありWSET Diploma所持者である方の出身ショップです!

WINE HOLIC(ワインホリック):状態の良いワインの代名詞といえばワインホリックさん。インポーター別で選べるワインの真髄をつくお店です。

WSET Diplomaへの道

ここまで読んでくださりありがとうございます。WSETは冒頭にも述べたように、「考え方」を問われるため、ワイン以外でも私の仕事をする中や今後のワインビジネスに向けて方向性を固めるための指針となっています。

今はDiplomaに向けた準備中で、Liv-ExやThe Buyerなどワインのトレードに関わるメディアを読んだり、また自身の将来の事業のために東京やNY、エストニアのワインブティックのオンラインストアを拝見しつつどういう販売のアプローチの仕方があるのかを研究中です。

最後になりますが、知識へのアクセスと申し上げましたが、具体的にいうと日本語だけで情報を取得しようとしないということです。私は英語とフランス語でワインへの世界に参入していますが、圧倒的に見えてくる世界が違います。こんな人がいるんだ、コンタクト取ってみよう、などもっとワインへの関わり方が増えています。私もまだCandidateにもなっていない状態ですが、引き続きインドで準備しつつできることから進めていこうと思っています。WSETの受験生の方、Diplomaの候補生の方、全てのワインを愛する人と交流できたら幸いに思います。

それでは、私は明日日本で発売されるJane Anson氏のInside Bordeauxという書籍を勝ち取るために備えます!













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