ヘッドホンアンプ Soundfort HS-100 使用レビュー
オーディオ初心者がヘッドホンアンプを初めて使って、その感動のあまりにしたためた記録。
ヘッドホンアンプを導入した経緯~機種の選定
かつてはスピーカーメインで楽曲を聴いていましたが、生活の変化でこの頃はヘッドホンを使う時間の方が多くなっていました(ヘッドホンはアクティブスピーカーのヘッドホン端子を使用)。
そこに友達がヘッドホンアンプを新調したという話を聞いて触発されたのもあり、そろそろ導入してみるかぁと情報を集めだしました。
重視したポイント
・DAC機能なし
DACとして長年ONKYOのサウンドカードSE-200PCI LTDを使用しており、今もとても気に入っているのでこれを生かす方針です。また同じ価格帯ならDAC非搭載機種の方がアンプ部分の質が良いだろうと考えました。
・据え置き型
・机の上におさまるサイズ
PCで楽曲を再生するため携帯性は不要と考えました。とはいえ設置スペースは限られておりあまりに大きな機種は選択肢から外しました。
・長く使える
頻繁に買い替えられないため、長く使える質の良い&愛着の沸くような機種にしたいと思いました。
この他にも「予算は多くないけど数千円ってのもなあ…」「できるなら国内メーカーにするかあ」などいろいろと考えながら、SoundfortのHS-100のウェブサイトにたどり着きました。
なんでも、設計にもチューニングにもこだわり抜いた製品だそう…。この時点でかなり惹かれていました。そしてサイトの各ページを読み込んでいくうちに熱すぎるメーカーの方針に心を打たれ、数日の検討の末に購入しました。
製品の概要
SoundfortのHS-100は、DACを搭載していないタイプの据え置き型ヘッドホンアンプです。
価格は税込みで22,500円。日本国内で1台ずつ手作りで製造されており、2020年9月現在はパーツをアップグレードした令和リファインモデルが販売されています。
Soundfort HS-100 フルディスクリート構成ヘッドフォンアンプ
使用レビュー
注文から数日で届き、ウキウキしながらさっそく開封。出てきたアンプは小さいけど堅牢な作りで手に乗せるとずっしりしています。ちょっと重いボリュームノブが高級感あっていい…。
そして同梱リーフレットの開発者さんの想いがめっちゃ熱い。
いざ設置。PCのディスプレイの下にちょうどいいサイズです(高さ5cm弱)。
ケーブルや電源の配線を終えて、実際に使ってみます。
環境
・ソース
ほとんどがCDから変換したWAV 44.1kHz/16bit 2ch
・プレイヤー
foobar2000 WASAPI排他モード
・DAC
ONKYO SE-200PCI LTD
・ヘッドホンアンプ
Soundfort HS-100
・ヘッドホン
AKG K702
感想(※アンプ使用前との比較)
音の広がりがすごいというのが第一印象。オーケストラはもちろん音圧強めのポップスも方々からいろんな音が聴こえます。LR2chなのに。
そして音がクリア。ドラムの「ドゥン」という音の「ゥン」部分(残響音)がしっかり聴こえます。ジャキジャキとささくれ立っているような感じはありません。これまでモヤっとしか聴こえていなかった音がはっきり聴こえるようになり、こんな音が鳴っていたのか~と感動します。
低音から高音までまんべんなくパワーが出る(自然に持ち上がる感じ)ので、ヘッドホンのキャラクターが素直に出ます。試しに低音ブンブンなヘッドホンでも聴いてみたところブンブンのブンでした。これはヘッドホンをいろいろ揃えたくなる…。
WAV以外にもAACやMP3、配信ライブ動画などを視聴しましたがどれも大満足。また、将来このアンプでDSD音源を聴いてみたいという野望が生まれました。
主観100%かつ月並みですが以上を使用レビューといたします。この機種にしてとてもよかったと思います。
これまでにヘッドホンアンプを使ったことがないのなら導入することで劇的な変化を感じられるかと(最初に書いたとおりこれまではアクティブスピーカーのヘッドホン端子を使用)。住宅事情を気にせず大音量で大好きなコンテンツを堪能するならヘッドホンアンプは最高の選択だと思います。
購入方法
2020年9月現在、Soundfortの直販サイトで購入可能です。不定期かつ数量限定販売だそうでご注意ください。
AmazonとYahoo!ショッピングでは売り切れているようです。
Soundfort HS-100 フルディスクリート構成ヘッドフォンアンプ
※この記事は筆者の主観に基づいて作成しています