TOOTのアンダーウェア。

世の男子諸君と同じように、私もご多分に洩れず、白ブリーフ→トランクスと言う下着遍歴を辿ってきたわけですが、思うに「トランクス→？」と言った風に、その先の選択が人によって結構変わってくるのではないだろうか。
そのままトランクスに留まる人もいれば、新たな境地に進んでいく人もいる。
ちなみに、私は後者のパターンです。

理由と言う理由は別にないのですが、改めて感じるのはトランクスの裾部分のヒラヒラ感がなんと言うか、ゴソゴソする感じがして気持ち悪いかな。
逆に切欠はあって、それまで着る服なんかには全くの無頓着だったのですが、30歳を迎えたあたりで「年相応の格好をしよう！」と言うテーマの基に自分のファッション改革を始めました。
そうすると、元来の凝り性もあり、服の事を調べて行く内に色々と興味関心が出てきたわけです。
その過程で現在の自分の拘り『餅は餅屋（選ぶ基準は、専門ブランドかどうか）』が出来ました。
下着を選ぶようになったのもその一環だったと言うわけですな。

とは言う物の、トランクス以外の選択肢と言うと詰まるところボクサーパンツ位しかないような気がします。
なんと言うか、ブーメランパンツみたいなのが良いと言うのであれば話は変わってきますが。
実際に私も色んなブランドを試したものの、ボクサーパンツと言う形は変わらなかったです。
トランクスの裾問題はこれで解決できましたので、不満はなかったです。
ただ新しい不満が生まれまして、それは立ち座りした時に後ろ部分がズレるのが気持ち悪いと言うものです。
基本、私が愛用品を変えていく切欠は、こうした「ちょっとした事だけど、毎回のことでストレスに感じる」事を解決したいからです。
ただまぁ、これに関しては自分の体型にも問題があるのでどう解決すれば良いのだろーなーとは思うのですが…

前置きが長くなりましたが、そんな下着問題の着地点が『TOOT』です。

TOOT

所謂、ボクサーブリーフと言う形ですね。
最大の特徴は、ローライズである事と前面が立体構造になっている事。
ある意味、ちょっと主張し過ぎている感のあるデザインから、巷ではその道の方に人気があるとかどうとか…
まぁそんなことは関係なしに、非常に良い履き心地だと感じています。
ローライズタイプに関しては最初不安があったものの、慣れてしまえば返ってスッキリしていい感じです。
全体的にフィット感も強くて、ズレを感じさせないのもストレスがなくて良いです。
TOOTは国産下着専門ブランドであり、国内縫製のようで品質は高いように感じます。
ですので、結構タフに使えてる。そんな印象です。
通常サイズに対してタイトな造りと言われるように、肌へのフィット感が高く、ダイエットした今となってはスッキリ着用出来て非常に気に入ってます。
色々と試してみた下着道ですが、一先ずはここで上がりです。

番外編として、TOOT以外に記憶に残ったブランドを紹介します。
『NERO PERLA(ネロペルラ)』
イタリアの高級下着ブランド。生地の肌触りは正に異次元。いまでもその履き心地は断トツだと思ってます。値段が高いのと売ってるのを見かけないので入手が難しかったのが残念です。
『SAXX(サックス)』
カナダの下着ブランド。TOOTに変える直前まで愛用してました。メッシュ地の様な生地は履き心地良く、またTOOT同様に前面が立体構造なのでフィット感もあり気に入ってました。ただ、前述の自分の体型によるズレる感が気になって、よりフィットするTOOTに変えました。
『ステテコ』
和装にハマってた時に履いてました。トランクスで感じたヒラヒラ感の最大値みたいなもんで、履いてない感が半端ないです。それを解放感と言うかどうかはアレですが、存外履き心地は悪くなかったです。むしろ夏場は涼しくて快適でした。ズボンを脱いでステテコだけでも部屋着として通用するのも、大きなメリットでした。ただまぁ逆に冬場は活躍できず自然消滅した感じになっちゃいましたが…