オンラインショップ・セレクションひなた農園 09
まだまだ寒い日々が続いていますが、畑では春の準備が始まっています。第1弾は5月に収穫予定のキャベツ、リーフレタス、茎ブロッコリー、カリフラワーなどの種まき、中旬にはナスやピーマンなどの夏野菜の種まきも始まります。こんなに寒いのにもう夏野菜?!という感じですよね。夏野菜達はこんな寒い時期から種まきをして、ゆっくり大きくなっていきます。
そしてどの種もこの寒い時期、土に種をまいて水をやれば目が出るというわけではありません。植物には発芽適温といって、その植物が発芽するのに必要な地温が決まっています。その温度を昼も夜も保たなければ発芽しないのです。野菜によって発芽適温は違いますが大体20℃~30℃くらいを保たなければならず、発芽には育苗ハウスの中に農業用の電気マットを敷きその上で育苗します。それでも最低気温が低い日に焦って種まきをすると加温をしても寒すぎて発芽率がグッと落ちたりもします。この時期の種まきは本当に真剣勝負です。
2月は種まきラッシュ!!電気マットに置ききれなくなった物は、温床に移します。温床というのは、落ち葉や米ぬか、未完熟の堆肥などを混ぜて、その発酵熱で苗を温める場所のことです。この仕組みはとってもエコで、温床の役目を終えた後は1年間寝かし、苗の育苗土になります。
温床は電気マットの数倍手間はかかりますが、余すとことなく活用できる優れものなのです!
寒い間は、畑の片付け、出荷、種まきくらいしか畑ではやることがありませんが、1月、2月、3月は実は大忙しなのです。この寒い時期は味噌を仕込む時期で、12月に収穫した大豆を選別して、味噌教室をしています。
秋に収穫したお米を蒸して麹菌をまぶし、室で2日間大切に大切に育て米麹を作ります。その米麹にミネラルたっぷりの塩を混ぜ、鉄鍋で5時間茹でた大豆を潰し麹と混ぜて味噌を作ります。甕につめて、あとは発酵するのを待つだけ。とても美味しいお味噌になります。余計なものは一切入れずに作ったお味噌。ちょっと昔懐かしい味がするかもしれません。
新型コロナウイルスに強い体づくりは免疫力を上げることと言われています。野菜をたっぷり入れたお味噌汁に、お米に、納豆!!最近この食事はやっぱり基本だなと感じます。皆さんお味噌汁飲んでいますか?
*今月のレシピ*
里芋と鶏肉の中華煮
材料 (3人分)
*里芋…400g
*鶏もも肉…1枚
*長ネギ…1本
*こんにゃく…1枚
*鶏がらスープ…2カップ
*オイスターソース…大さじ2
*砂糖・醤油・酒・塩・油
①鶏肉は一口大に切り、酒小さじ1・醤油小さじ1で下味をつけます。
里芋は皮を剥いて大きいものは半分に切り、塩を少しふり揉んでから水から茹でて、水を切ります。(8割くらいの柔らかさまで茹でてください)こんにゃくも水から茹で一口大の大きさに切ってください。ネギの白いところはぶつ切りに、緑の葉は輪切りに切ります。
②鍋に油を入れネギを炒め、次に鶏肉を加え炒めます。
③色が変わったら、里芋とこんにゃくを加えて炒め、鶏がらスープを入れます。煮立ったら灰汁を抜き、オイスターソース、酒各大さじ2・砂糖大さじ1/2~1・醤油大さじ1/2を入れて20分煮て出来上がり。最後にネギの葉の部分をふって完成です。
ショウガを入れても美味しいです。鶏がらスープの濃さによっても味が変わるので、調味料は薄めから調節してみてください。
~野菜セットの定期便を発送しています~
Mセット→9~10種類 ¥2000
Lセット→10~11種類 ¥2500
こちらに送料と5月~10月の間はクール便代がかかります。
まずは1度お試しで食べてみてください。
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映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等の…
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