無買週間にチャレンジしました

このところリフォームで大金を使ったせいか、お財布のひもが緩んでしまって反省している。つい最近も、ちょっと高額の買い物をしてしまった。2年越しで欲しかったものではあったし、長い目で見て良い買い物をしたのは間違いないんだけど、ここらでいったん自分の消費行動の見直しをしておかないと、このパターンでズルズルお金を使ってしまうのはよろしくないなあ、とわが身を振り返る。私は以前「お財布に穴が空いてますね」と言われたことがあって、ポロポロと小さな無駄遣いをしてしまう癖があるのだ。

そこで先週は1週間、「無買週間」にチャレンジしていた。平たく言うと、お金を使わないで1週間暮らすこと。これは数年前に1回やってみたことがあり、そのときは「こんな面白いことが文字通り1円も使わずにできるなんて!」と思うほど、エキサイティングな体験だった。

前回のチャレンジのときは会社勤めをしていたけど、今回は家にいる生活。外に出なければお金を使うこともないため、わりと楽に達成できてしまい、チャレンジ!と勢いをつけたものの、ちょっと物足りなかった気もする。

食事に関しては、スタート時点で宅配で購入している野菜が届いたばかりだったので、せっせとそれを調理していたら、この1週間は普段よりもおかずが豪華だったくらい。…って、買わない方がおかずが豪華っていうのも、我ながら変な話(笑)。野菜でとれないタンパク質は、ストックしてあった豆を煮たり、高野豆腐を料理したりしていて、つまりお金を使う代わりに、時間と手間をかけたから豪華だったということだね。

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いつもだったら冷蔵庫を見て「何もないな」と思って買い物に行くところが、買わないと決めると、「あるもの」が見えてくる。じゃあ今まで「ない」と思っていたのは、一体何だったんだろう。

外出先でスキマ時間をつぶすときは、カフェに入る代わりにオープン・スペースのベンチで、マイボトルのコーヒーを飲みながら本を読んだ。今まで街をそういう目で見てなかっただけで、探せば結構お金を使わずにくつろげる場所ってあるものね。

この1週間、1円もお金を使わなかったわけではなくて、必要なときにはお金を使った。例えば粗大ゴミの料金シールとか、宅配の送料とか、交通費といった必須のもの。あと、映画のパンフレットやアーティストグッズなど、その場を逃すと買えないもの。これは無駄遣いに見えるかもしれないけど、欲しい理由をしっかり考えたうえでの意識的な選択だったので良しとした。買ったことに対しての後味が「反省」ではなく、何かもっと積極的なものだったのが発見だった。

私にとって無買週間のチャレンジは、節約のためというよりも、気づきのためのアクション。買うのが当たり前になっている生活のなかで、あえて「買わない」と決めることで、今あるものに気づかせてくれたり、自分をクリエイティブにしてくれたりする。3日でもいいけど、私のおすすめは1週間。「も~無理!」となったときにこそ、見えてくる世界があるので。…って、なんか修行みたいっすね!

今日の夕暮れ。オレンジ色のホリゾント。

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