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雨を感じる

今日は朝から雨。朝に2件の訪問介護があった。

朝起きてすぐ、窓を開けて、雨の降り具合を確かめる。本降りなので、今日は防水パンツが必要だ。介護の仕事に行くときは、いつもアウトドア用の撥水加工のパンツをはいている。とても動きやすいし、小雨程度ならはじいてくれるから便利。でもさすがに本降りの日はだめね。玄関先でパタゴニアのレインジャケットをはおる。これは以前に旅行用に買ったもので、旅行以来長らく出番がなかったけど、最近大活躍しているアイテム。リュックサックに、Amazonで買ったばかりの防水カバーをかける。届いたのを見たら想像してたよりド派手な色でびっくりしたけど、まあいいか、安かったし。雨用の帽子をかぶって、雨靴をはいて、装備完了。

私はこの仕事を始めるまではオフィスワーカーだったので、天気が雨か晴れか、そんなに気にしたことがなかった。というか、今まで天気が影響する仕事に就いたことがなかった。家も駅から近いので、自転車も生活に必須ではなくて、ずっと乗っていなかった。インドア派の私にとって、建物の中にいるのが日常で、雨の日の移動は傘をさすのが当たり前だった。

訪問介護の仕事を始めて、約20年ぶりに自転車に乗るようになったのだけど、雨の日に傘をささないというのが、ちょっと新鮮な体験だった。でも、これが悪くない。

今まではさけるべきものだった雨の中を走っていると、雨の強さや温度がダイレクトに肌に伝わってくる。今まで世界と私を隔てていたものが取り払われて、なんだか世界が身近になったようで、不思議と「生きている」という感じがしてくるのだった。


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