あそぶ!ボードゲーム -005- FAST SLOTHS編
うちにあるボードゲームをプレイ風景とともに紹介していく第5弾。今回は、ナマケモノの活躍(?)するゲーム、FAST SLOTHS(ファストスロース)です。
自分(ナマケモノ)は、他の動物たちに対して指示を出して、自分を運んでもらう、という完全人任せ、というか良く言えば自分の人望をフル活用して、複数の目的地へ運んでもらいます。それがなかなか面白いゲームです。
テーマ
マップの9箇所ある大きな木の1つからスタートして、残り8箇所を順番に訪れながら、最終的に一番早く7箇所を回ったナマケモノの勝ちとなります。簡単に言うとレースですが、昔、小学生のときにやった学校の近くの山を地図片手に周るオリエンテーリングのような感じでした。ただし、自分(ナマケモノ)は動けないので、他の動物に動かしてもらう、というなんとも楽ちん?な感じです。
システム
手札として動物を集めていき、同じ動物のカードを手番で出して、そこに書かれている数字の合計分が行動力となって、その動物を動かせるシステムになります。
ゴールに近づけば近づくほど、手札の上限が少なくなっていくルールによって、最後はデッドヒートになりやすくなっています。ここら辺はニクいシステム担っていますね。
それから、それぞれの動物は、移動できるマスとできないマスの設定があったり、特殊なナマケモノの運び方があって、かなり個性がありますね。
例えばゾウであれば、移動力自体は少ないんですが、移動が終わった最後に3マス先までナマケモノを飛ばす(大怪我しそう・・)という技があるので、川の対岸まで運ぶ、みたいなこともできます。
ナマケモノも動けないという個性があるのですが、他の動物も個性がかなりあるので、「人間つかえねー」とか「またワシに運んでもらお」とか言って楽しめます。
感想
手札のカードに書かれた数字は動物によっても、同じ動物の中でも幅があって、小さい数字から出やすい仕組みなっています。なので、何手番か先に協力してもらいたい動物について考えて、そのカードを前もって集めてコツコツ貯めておかないと、といった作戦を考えるのが面白い。かつ、前もって集めていた動物が他のナマケモノによって遠くへ移動させられてしまったりすることも時々あって、計画が狂ってしまった、どうしよう、とかもなるところが面白いです。
ただ、計画が狂ったとしても、そばに別の動物がいたりして、以外となんとかなるというバランスもうまく取れている印象です。また、他の人の乗り捨てた(?)動物を利用できるので、うまく周る順番を他のナマケモノに合わせて考えるのがいいですね。
まとめ
今回からちょっと評価軸を変えてみます。その意図は、準備から片づけまで2時間かかると少し長いな、という個人的な感覚があるので、というのとそれプラス、初めての人でも少し頭を悩ませるくらいの複雑さのバランス加減が好きなので、というところです。
見た感じもいいのと、ルールも難しくはないので、ボードゲーム会にもって行きたい系ですね。
次回も面白かったゲームを紹介していきたいと思います。
心静めながらのご清聴?、ありがとうございました。