「電車の遅延を見越して」という発言の馬鹿らしさについて

皆さんこんにちは、おはようございます、こんばんは、ジャンボ。肛門から表皮をひっくり返してその中で冬を越す男です。

今週は、雨多かったね。先日は地震もあったっけ。そのとき、ニュースで「今日は電車が遅れると思って家を早く出ました」と発言している勤め人らしき人がいた。よく聞く発言だ。

しかしこれってどうなんだろうかと思う。なぜ、こちらがわざわざ電車が遅れるのを見越して早く行動しなければならないのか。

俺が電車に乗るのは、予定通りの時間で目的地に行くためである。そのために、利権癒着談合腐敗まみれの鉄道会社に泣く泣く銭を支払っている。

それがもし、時間通りに移動できなかったらどうか。時間は有限、そしてマネーである。時間が無限にあるのであれば、電車なんか乗らない。あるってでも馬や牛に乗ってでも移動するよ、俺は。しかし悲しいがそして繰り返すが、タイムイズリミテッドアンドマニーなのである。

かつて、あまりにも電車が遅延するので腹が立って、1ヶ月間毎日、自分が乗る丸の内線の駅の発着時刻とダイヤのずれを計測したことがある。詳細なデータは消えてしまったが、確かひと月に2〜3日くらいしかダイヤ通りに運行していなかった気がする。

こういうことを言うと「日本の電車はいい方だ、ほぼ時間通りじゃないか、海外なんか見てみろ。時間通りに来ることなんかないぞ」みたいなことを言うやつがいそうだ。俺は時間を守らないことを言っているのではない。そうじゃなくて、例えばこの異常な満員電車社会(コロナで少しマシになったのかね)も、鉄道会社が少々工夫すれば少しは好転するだろう。

それなのにボロ儲けをいいことに何も手をつけず、やれコロナで採算取れなくなったら時間帯で料金を変えるとか言い出す。もともと利権で線路を敷設して、手前らはそこに乗っかってボロ儲けしているだけで、公僕という意識がない。

冒頭の話に戻るが、「遅れを見越して」ってなんなのか。遅れを見越し出すのなら、全ての遅延や事故を見込んで始発で出ないと間に合わないだろ。なんなら深夜、終電後に何か一大事があって始発から電車が動かない可能性がある。そう考えると前日の終電で会社に行くのがベストと言えるだろう。つまり「遅れを見越しました」とかいうのは、結局「まあこれくらいのポーズを見せとけばいいっしょ。へへ」という太え態度を糊塗するためのくだらないポーズなのである。

いや、待て。睡眠をしっかりとらないと通勤電車で寝過ごす。となると8時間睡眠は欲しいから、終電で出勤するとして、何時に寝れば良いのか。あるいは前日の晩に二枚貝を食った場合、食当たりになる可能性がある。ならば二枚貝は食うまい。そもそも駅に行くまでに隕石が降ってきたら通勤できない。ならばまず宇宙の治安維持に目を向けなければならない。だいたい死んだら通勤できない。ゲノム操作して不死身になっておけばよかった。

突き詰めればこういうことになる。そこまでしてヘイコラして何が楽しいのだろうか。こんな社会でいいんですか!

諸君、台風の日でも堂々といつも通りの時間に起床して、いつも通りに出社しよう。というかテレワークにすれば済む話か。

(文責:ぺてん師)

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