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ポケモンSVミリしら答え合わせ


ポケモンSVクリアしたので ☝ このミリしらの答え合わせをします。

ちなみにこのミリしらは「ポケモンSV」の公式HP内の「登場人物」に表示されていたキャラの絵だけを見て作成されたものです。
(現在は登場人物が追加されているので2022年12月30日時点)
既にピンと来た人もいるかもしれないですが、全く情報ゼロから公式HPのキャラの並びを見て作成しているので
既に明らかに様子がおかしい部分がありますね…。

それもまた厳格に情報をシャットアウトして挑んでいる
ミリしらならでわの面白いところかもしれません。

ちと長い記事になったので、以下にキャラごとのリストを作成したので興味のある部分だけ飛んで気楽に読んでみて貰えればOKです。

では早速答え合わせを始めて行くとしましょう~


ネモ

作者の浅い逆張り性格がよく判るネモのミリしら
清々しいほどのバトルジャンキーなゲームでのネモ


まず完全に予想外だったのは「ネモが主人公のポケモンバトルのライバルポジションのキャラだった」という事です。

そういえば初代にグリーンとかライバルみたいなやついたなぁ。
(私の精一杯のポケモン知識がこの程度です)
この時点で御三家使いな為キャラから想像した格闘タイプのポケモン使いという予想が完全に外れる。

プレイしていてまず序盤で判ったことは、ポケモンSVはゲーム世界を自由に探索できるオープンワールドゲームなので、プレイヤーがゲームに迷わないよう、大まかな目標になる3つのプレイルートが設定されており、その3つのルートを象徴する3人のキャラクターが用意されているんだなという事です。

3つのルートを象徴する ネモ、ペパー、カシオペア(ボタン)の3人


つまりネモはポケモンバトルをしてバッチを集めて最終的にチャンピオンになるルートを後押しするキャラクターとしてポケモンバトルが大好きな女の子として設定されているわけですね。

まぁそういう基本情報もシャットアウトして書いてるので学校の体育会系の先輩キャラで事あるごとにゲームのヒントをくれたり旅先で主人公の面倒を見てくれる感じの人かなぐらいのイメージだったのでこのデザインで同級生で生徒会長というのはおもしろかった。

初見で「一緒に競争するライバルポジション~」とつぶやいたけど、このゲーム終盤~クリア後まで行くとネモを始め主人公以外の周りのメイン級キャラクターはみんな手加減している事が判ってくる。

それは才能のある主人公を育成するためで、ポケモンのジム制度もプレイヤーに気持ちよく成長を実感させるための単なるゲーム的ハードルではなく、ちゃんとポケモントレーナーを継続的に育成し輩出するためのエコシステムの一部として存在しているという事が判る。

ポケモンに明るくない自分的にはこういう所に結構ポケモンというタイトルの歴史の積み重ねを感じる気がしますね。

このネモというキャラクターは良くも悪くもブレのなさにキャラクター的特徴があって、他の二人がある種の不安定さと引き換えにキャラクターとしての伸び代を持っているのと好対照なキャラクターだったなぁという印象でしたね。

それは最後の主人公とのポケモンバトルで負けても悔しくて泣いたりしないと言うところに顕著に現れてた気がします。


ペパー

ベースになったポケモン予想はヨクバリス(こいつの外見は知ってた)で、しかも岩タイプのポケモンじゃない。
かなりいいやつだった…!


まず一つ言っておきたいことがあるので下の公式の絵を見て欲しい。

じと~


結構気が弱そうなキャラに見えないですかね?


ゲームクリアした今だともうペパーそのものにしか見えないけど、俺はもう完全に初見で気が弱いというか気が優しいタイプ、つまり体が大きいのに気が優しい系のニコニコしながら料理してくれるような家庭的なキャラだと思ってしまったのでゲームでめっちゃオラついて眉毛吊り上げて怒りながら登場してきてびっくりしてしまった…。

当たり屋か


ただ繊細な心の持ち主で悩める青年的なキャラじゃないかという気はしていたので、その点ではトータルで見ると結構想像通りだったかもしれない。

しかも家庭的=料理が得意という部分は大当たりしていたので満足している。

最終的にメイン3人の中で一番好きになったのがペパーでこいつが一番一緒に旅してる感があったし、そんなに物語の中心に関わるような準主人公みたいなキャラだとは思わなかったので一番初見とゲーム後で印象の落差があったキャラかもしれないですね。

しかし親不在の家庭環境が辛すぎるので大穴を下って行くところで3人それぞれの家族の話をしてる所は結構切なかったね。

ペパーはロトムのスマホカバーもかわいい


ボタン

陰キャという部分は合っていた
今思えば初登場がスター団に勧誘されてる所なのはおもしろかった、勿論プレイヤーの誤読を誘導する目的もあるだろうけど。


眼鏡かけてるしハッキングをしかけたりネット系オタクのキャラなんだろうな~という予想はしてたので、大まかな部分では間違ってないけど、ボタンはゲームの作品的ギミックと直接繋がりのあるキャラなので表層的な部分以外は予想するのはちょっと無理でした。

学園島を舞台にして学園からドロップアウトしたいじめっ子が実はいじめられっ子だった、という大仕掛けの中心にいる人物なので立ち位置的にも結構複雑なキャラだったね。

そういったしがらみから解放された大穴以降の方が生き生きしてたのでいいキャラクターなのに何かちょっともったいなかったな~という気がする。

もうちょっとあの感じで旅がしたかったなぁ~

顔がいいので何かの拍子に目を見開いた表情をするとやたらかわいい


ペパーの所でも言ったけど、大穴を下る所でペパーと口げんかしかけてちょっと険悪になって3人で家族の話をし始めると、ネモが金持ちのお嬢様でボタンが父親に溺愛されてるのと比べてペパーがナチュラルに親不在な家庭環境なので気まずい感じになる所とかすごい好きなんですよね…ああいうの。

やはり子供向けの作品は親や生まれなどの子供にはどうしようもできない話題で無意識に他人を傷つけたり傷つけられたり、そこから絆が生まれたりするのが最高なんですよ…。

あの辺急に作品がMOTHERシリーズみたいな雰囲気になるのもおもしろい。

なりたい自分にプリズムジャンプ!


オモカダ

設定盛りすぎ
古代ポケモンを最後に使ってくるの、古代ポケモンの由来考えると、なんかコイツも怪しくないか?


オモカダさんはもう単純に外見が明らかにただものじゃないので普通の人じゃない事は容易に想像がついた。

そこで俺の数少ないポケモン知識から特別なポケモンと言えば化石とか古代のポケモンで(初代あたりの知識しかない)なにか話を広げようと思った時に過去の話を掘っていく可能性が高いのではないか?という予想と「オモカダ」という名前が日本の神話や古代姓みたいな響きがあるし、見た目もなんか古代人ぽいという理由からこいつは蘇った古代人に違いないという妄想が生まれたのだった。

そしてこいつが色んな知識をくれる事で主人公の行動範囲が広がるというゲームシステム的役割をさらに上乗せ!

まぁ、結果としてオモカダさんはただのポケモンリーグのトップチャンピオンだったんだけど、話を広げる為に過去を掘っていくという方向性自体はタイムマシンで古代のポケモンを連れてくるというSVの話と奇跡の合致をしていた点は評価していただきたい。

グルーシャ

予想する気ないでしょ
中性的なキャラ付けで性別が判らなかった


いわてグルージャ盛岡が思いついた時点でまともに予想するという選択肢が無かったですが、真面目にこれ、いわてグルージャ盛岡から着想を得てる名前だと思うんですけどどうなんですかね?
ゲームフリークに熱烈な盛岡サポがいるのかもしれない。気になる。

ジムリーダーの中では最強的な感じの人物でしたけど、クールな氷キャラのテンプレ通りで思いのほか薄味であんまり印象が弱かったですかね?
もとスノボー選手というのも他のジムリーダーと比べてもあんまりキャラを捻ろうという感じを受けないので敢えてそうしてる感じも受けますね。

まぁこういうベタな人もいてこそバランスが取れるところはあるのかもしれないですが。

ファンサが苦手な所もベタ


コルサ

助けに来てはくれなかった
芸術家というのは予想外だった


植物っぽい=草タイプのポケモンを使うという点は正解でしたね。もう見た目から完全に草って感じですからね。草サイプのポケモンってかわいいのが多いというのが自分の中にはあんまりなかった知識なので、それで芸術家というキャラ特性に繋がるんですね。
草はもうじめじめしててウザくて嫌なキャラというイメージしかなかったです。

だって草ポケモンってウツボットとかクサイハナとかしかいなくなかった?(そう言いながらSVではかわいいのでサーナイトを旅パで最後まで使ってたけど)

言われてみれば草のじめじめして神経質そうな所とか芸術家肌な感じもありいいキャラデザでしたね。

御三家はホゲータを選んだこともあり、火に弱いボウルジムは最初に攻略したジムだったのでそう言う点でもコルサさんは結構印象深いです。


ナンジャモ

過酷な過去は無かったよ…
なにか定番のセリフがある予感はしていたが
まさか令和の時代にこんなオハコンバンチワみたいなやつとは…


人気キャラという事は知っていたのでナンジャモのハッコウシティジムはわりと満を持してって感じで攻略を後の方にとっておいたんですが、印象はそっちか~って感じでした。配信者系キャラだったんですね。

キャラクターとしてのフォルムや造形はスプラトゥーンぽい感じで流行りを全部入れてみましたと言う感じ。
なので個人的に思いの外刺さる所が無かったキャラでしたが、でも分かりやすいキャラなので人気が出るのは分かる感じですね。耳目を引くためにグループに一人は入れておきたいキャラでちゃんと多くの人に引っ掛かってるあたり流石だなと思います。

俺はもっと性格破綻した破壊者みたいな感じのキャラかと思ったんですけど、ポケモンを一通りクリアして世界観に触れた今になると分かりますけど、ジムリーダーにそういう人いないから!(多分)

頭に付いてるコイルが髪飾りじゃなくてホントにコイルだったのはおもしろかった


あとジムテストで校長がハードワークしてるのが面白かった。いやあの校長全体的に面白すぎるんだよな…。出てきたら全部持って行っちゃうもんな…。


クラベル

お判りいただけるだろうか
公式HPの仕掛けた罠によるこの致命的勘違いに
校長であることは大当たり


まず一つ言っておきたいことがあるので下の公式の絵を見て欲しい。

えっ同じキャラが二人出てくるの…?


ははーん、これは双子キャラに違いないな…!!

ってなるよね!?これだけ見ると!

公式に…騙された!!!
(公式は公式HPをミリしらに利用する事を想定して作成されてないので…)

その結果もらい事故的にクラベルという一人の人物がネルケという別の人間に変装して二人存在するという同一人物ギミック展開を半ば当ててしまうというミラクルが起こってしまったのでそれはそれですごい。

当人は大まじめなのだが一番おもろキャラだったことは否定できない


校長という学園のトップなのに旧職員が全て辞めた後に学園に来て日が浅いため主人公とほぼ同じ立ち位置で別の目線から学園の謎を追っていたという面白い立場のキャラ。

完璧な善人であり教育者で、ある意味すべてのことに全力なので自分がオモカダで妄想したシュールギャグやシリアスな笑いを醸し出してるいいキャラだった。

主要キャラにこういうちょっとズレたシュールなキャラが一人いると純粋に楽しいし、存在自体がミステリー風味にも使えるしで、途端に物語って楽しく転がり出すんですよね。

そのシュールキャラを利用してカシオペアの嘘の正体にさらに被せて使ってくるのも面白かった


クラベル校長は本作の中でも好きなキャラの一人です。


ジニア

オーキド博士みたいなポケモン博士ポジのキャラがいるはずだ
と言う思い込みが作り出した妄想
学校が舞台なので教師がいるという当然の事実に思い至らなかった敗北


まず一つ言っておきたいことがあるので下の公式の絵を(以下略)

たはは…としか言いようがないポーズ


これはもうどこからどう見てもうっかりもの

しかも胸にロトムのスマホを持っている(実はロトムが出てくるアニメ版は序盤ちょろっとだけ見てたので存在は知ってるんです)


これはもう博士ポジション以外ありえないでしょ(そりゃそうじゃ)

そして博士ポジションという事は主人公に最初のポケモンを選ばせてくれる人に違いない、という鋭い推理。

学園が舞台、転向して来る主人公、博士の家に下宿する事になるがうっかりものの博士なので生活がずぼら!(ボサボサの髪の毛!)

面倒見る人がいるな…ペパー面倒見良さそうだし二人が親密な関係だったら薄い本が厚くなるな…という妄想できた!

結果は全然違って単なる生物の教師だったんですけど、ポケモン図鑑収集の役割は持ってたので準博士ポジションであることは当たってたのでその点はどうかひとつ評価していただきたい…。

あとせっかくなのでこの人の授業だけは最後まで受けました。
授業あれだけ種類があって講義が9回もあるとは思わなかった…。

メロコ

このキャラを何処へ連れて行きたいのか…
人間で良かった


しょうがないんですよね…

公式サイトにスター団の幹部こいつしか表示されてないので…

結果スター団ってどんな組織?みたいなのを全部こいつに仮託する感じの妄想になってしまいました。
そして自分の中で〇〇団的な連中は例のロケット団の3人組ぐらいしか知識が無いのでああいうポケモンを悪事に使う連中なんだろうなというイメージ。

ところがこの辺が今作で最も意外だった部分なんですが、このゲームポケモンで悪事を働くような人間が存在しない。

つまり悪人が一人も存在しないんですよねこの作品。


物語的にいじめなど悪事を働いた人間というのは一応存在するんですが、そういう悪が去った後の、人々の癒しの物語として巧妙に物語から悪がパージされてるんですよ。
ラスボスも暴走したAIだし徹底して悪意をもった人間が出て来ない。

この辺はちょっと面白いなぁ~と思いながらプレイしてました。

そもそもポケモンのゲームって育成とバトルがメインでそんなにタイトルごとの物語性みたいなの重視してないんじゃないかっていう思い込みがあったので本作プレイしてちゃんとしてる!ってかなり意外な感じでした(失礼)

メロコも結構かわいいキャラでシュウメイが作ってくれた服の足のビラビラのデザインがやべぇ!って盛り上がる下りとかおもしろかったです。

スター団の連中皆いいキャラで存在が判ってたら全員分ミリしらしたかったなぁ。

このメロコ最後ピンと背伸びするところかわいいね…

しかしこの握手は明確な悪!



したっぱ

完全にワルノリしてます
リア充っぽい体で出てくるのは意外だった


いやまぁ正直したっぱはスター団の十把一絡げの構成員なのは大体わかってたんですけどね。

ただこういう主人公を中心とした物語からしたらわき役のわき役みたいなキャラクターにも彼らなりの物語があるんだみたいなのに弱いんですよね。

なのでクリア後に団エリアにいくと結構それぞれの場所でしたっぱたちが楽しくやってる姿が見れたのは良かったですね。


オーリム/フトゥー

お判りいただけるだろうか(以下略)


まず一つ言っておきたいことがあるので(以下略)


これは公式が悪いと思うんですよ…


こういう二人のキャラがいると思うじゃん!?


まさか遊んだタイトルで登場するキャラクターそのものが変わるとは流石にポケモン初心者の自分には予想できませんでした。

いや仮に変わるとしてもラスボスが母親か父親かって結構意味合い変わって来ない?ペパーくん!?

と思ったけどそういう家父長制的価値観に対してフラットで流してる感じも現代的なのかもしれないですね。

公式の「登場人物」の配置的にもこの二人が物語の核心に関わって来る重要なキャラであることは容易に予想が付いたので、恐らくどちらかが物語の黒幕的なキャラで、そういう人物が担っていそうな役割を善と悪の二つに分割したのがミリしらの妄想の設定です。

そのおかげかこの二人の妄想を一人のキャラに合体させると、なんと結構実際のオーリム/フトゥーに近いキャラクターになってるような気がしませんかね?

自然学者の部分は古代ポケモンを呼んで楽園を作ろうとした部分に近いですし、サイコ科学者の部分はタイムマシンを止めようとする侵入者をやたらと攻撃的に妨害するシステムを作ったところなどにも通じますし、学園のOBという所も正解してました。二人が縁者なのでは?という所もある意味正解してましたし。

全然意図してなかったですが図らずも結構いい線行ってたのでは?
どうですかね!?

まぁ実際は一人のキャラって時点で1ミリも合ってないんですけど!


実際キャラ属性的にはラスボス的キャラのありがちな定型っぽい感じもしますし、それでも自然と科学が対立しがちな所をそれを一人のキャラクターの中にまとめてる所は結構おもしろかったですね。
大穴以降急にホライゾンゼロドーンみたいな過去に何があったのか探索していくSF作品みたいな雰囲気になって行くのも面白かったです。

しかしAIが過去に旅立つENDは色々危険な予感しかしないですが…


おわりに


とりあえずミリしらの答え合わせはこんな感じになりました。

ポケモンという国民的タイトルをほぼプレーしたことがないというのはなかなかない事なので、折角なのでこの年末年始の暇な時間を使って無知識の状態だからこそ可能な面白いことしようと思って一晩で考えたんですが、思いの外ポケモンSVというゲームが面白く、やりごたえのあるゲームだったのでやってみて良かったです。

ゲーム自体についてのまとまった感想も、ここで言及できなかった書きたいことが沢山あるのでまた個別に記事を作るかもしれないのでその時はリンク張りますね。

長文の記事を最後まで読んでくださってありがとうございました。


村上ヒサシ

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