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【伝統文化】楽しまれたもの、支持されたものが、結果、伝統になる〜日本文化から学ぶ〜

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕と自由を生み出すことを目指しています。

私、晝田 浩一郎(ひるた こういちろう)は、『若手経営者向け勉強会 日本文化から学ぶ』勉強会に参加してきました。

今回、「歌舞伎と遊びから見る文化の変遷」に参加させてもらいました。

「経営者向け勉強会 日本文化から学ぶ」

歌舞伎の魅力について

歌舞伎ソムリエ おくだ健太郎さんが歌舞伎の魅力を情緒豊かに語ってくださいました。

これを読んでいる方で歌舞伎が好きな方もいらっしゃるかとおもいますが、私はまだみたことがありません。たまたま『こち亀』で歌舞伎の回を読んだくらい。

さすが歌舞伎ソムリエ!とおもうくらいに、歌舞伎ってこういうことかーーーっておもうような仕草や声で解説や想いを語ってくださいました。

おくださん曰く「伝統文化だ!と肩ひじをはらなくても大丈夫。楽しめば良い。最初はわからなくても、そのライブ感を楽しめば良い」

「時間が経ったから伝統文化になったわけではなく、親しまれて支持されてきたから、結果として、伝統文化になっていった」

そんなことを言われていました。歌舞伎役者と観客が一緒になって場を盛り上げていく。その一体感やライブ感を楽しむ。

伝統文化を守らなきゃ!!っていうよりも、結果として伝統文化となっていったものであり、エンターテインメントとして楽しむことの重要性を学ぶことができました。

私のnoteだと50分の1も歌舞伎の魅力を伝えられていないのがはがゆい……。歌舞伎ってめちゃくちゃ長いので、4時間とかあるんですけど、観に行きたいなとおもいました。一幕からでも良い、とのことですし!

ちなみに、chatGPTに「歌舞伎の魅力を教えて」への回答は以下でした。

歌舞伎は、日本独自の伝統的な舞台芸能として、江戸時代から続いています。以下にその魅力をいくつか紹介します。

色彩豊かな衣装とメイク:歌舞伎では、役者が身につける衣装は非常に華やかであり、その色や模様は物語の中の役柄や場面に合わせて変わります。また、特有のメイク「隈取り」は役者の表情を強調し、観客に感情を伝えやすくしています。

独特の身振り手振り:歌舞伎では、言葉だけでなく身振りや手振り、ポーズが非常に大切にされています。それらは観客に物語や登場人物の心情を効果的に伝える手段として用いられます。

壮大な舞台装置:舞台上での変化や驚きの演出は歌舞伎の大きな特徴の一つです。時には舞台全体が回転することもあり、観客を魅了します。

生の音楽と囃子:歌舞伎の舞台裏では、三味線や太鼓、笛などの伝統的な楽器が演奏され、舞台の雰囲気を盛り上げます。特に囃子方(はやしかた)の存在は、歌舞伎を独特なものにしています。

物語の深み:歌舞伎の物語は、愛や義理堅さ、裏切りや復讐といった普遍的なテーマを多く含んでおり、そのドラマチックな展開は観客を引き込みます。

伝統と革新:歌舞伎は伝統を重んじながらも、新しい演出や物語、演技のスタイルを取り入れて進化しています。これにより、歌舞伎は新旧の観客を魅了し続けています。

このように、歌舞伎には日本の伝統文化を感じることができると同時に、ドラマチックな物語や演出が堪能できる場でもあります。一度足を運べば、その深さや美しさに魅了されること間違いなしです。ぜひ、実際に歌舞伎の舞台を体験してみてください!

chatGPTによる歌舞伎の魅力
たくさんの参加者の方々

名妓連組合による唄や踊りの披露

名古屋市には名妓連組合があります。
以下、ウェブサイトからの引用です。

名妓連組合とは
名妓連組合(めいぎれんくみあい)は、愛知県名古屋市中区にある舞妓・芸妓の団体。
1952年(昭和27年)、名古屋芸妓株式会社として設立。その後、組合員の減少により解散するも、2000年(平成12年)に名妓連組合として新発足しました。
  また、2009年(平成21年)10月に行われた54年ぶりとなる熱田神宮本殿遷座祭では、奉祝行事の舞踊を踊らせていただきました。日本舞踊、鳴物、太鼓・  鼓、笛・邦楽、三味線、唄などの稽古があり、伝統芸である「金の鯱」の習得は必須となっております。

名妓連組合ウェブサイト

芸妓さん、舞妓さんが唄や三味線、踊りを披露してくださいました!

舞の披露

名物芸の「金のしゃちほこ」も披露してくださいました。すごい!

名妓連名物「金のしゃちほこ」

芸妓さんは元祖TikToker

歌舞伎ソムリエのおくださんの解説で、印象的なことがあります。

「芸妓さん、舞妓さんはTikTokerだ。歌舞伎は一日かかるものをもある。その魅力や本質をギュッと圧縮して3分の唄や踊りで披露している」

つまり、歌舞伎がYoutubeの長尺動画だとしたら、芸妓さんたちはTikTokのショート動画である、と。

日本の若い子はだんだんと長い時間テレビや映画をみてられない。タイパが重要だと言われてきています。これは大昔から、この流れはあったわけです。芸妓さんが、本質をしっかりとおさえた上でのショート動画に昇華している。

「お座敷遊び」のひとつ「とらとら」は、近松門左衛門の浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」から誕生した遊びで、『和籐内(わとうない)の虎退治』、『加藤清正の虎退治』とも言われるわけです。

浄瑠璃も本質をついてショート動画(お座敷遊び)に昇華している。

お座敷遊びは単にお金持ちのウェーーーイといったものではない、ということがよくわかりました。

「名妓まつり」や色んな取り組みがあるので、詳細等は名妓連のウェブサイトをご確認ください!

毎月いろんな催しをやっている

伝統芸能を、まちをのこすとは

楽しまれたから、支持されたからこそ伝わっていく。それが、結果として、伝統や文化になる。歌舞伎や芸妓さんに限らないと感じました。

もしかしたら、「まち」もそうなのかもしれないと考えていました。
現在、少子高齢化でまちの存続が危ぶまれている自治体がたくさんあります。自治体としては人口減少に困っていなくても、地域や集落がなくなるかもしれないといったことは全国1741自治体どこもあるものです。

2040年に消滅可能性都市として、約900の自治体の名前があがりました。

どこの自治体も必死に「うちのまちを残したい!!」と必死になっています。では、本当の本当の本当にのこすべきなのは、なにか。

市の名前なのか? お祭りなのか? 人なのか?

例えば、人口1,000人のまちに外国人が5000人引っ越してきてまちの名前はのこったとしてもそれは「残したい!」ことにつながるのか?
例えば、有名なお祭りがあったとしてそれさえ持続してやられるようになれば「残したい!」ことにつながるのか?
150年後、今現在、生きている私達は生物としては死んでいます。代がわりし、次世代の子孫たちは生きていますが、わたしたちはいない。そうした血のつながった子孫が生活していることが「残したい!」ことにつながるのか?

人口減少だからこそ、いろんなまちがなくなっていくからこそ、この問いは考え続けるべき問いだと私は考えています。

どうなっていれば「残った」ことになるのか。

答えはでないかもしれませんし、出さなくても良いかもしれません。しかし、考え続けることは大事。

まちが残ることは「マインド」が伝承されていくこと、だと私は考えています。これは上勝町(徳島県)を訪れた経験が非常に影響しています。

人口約1,500人のまちを訪れた時にワークショップの成果物が提示されていました。

100年後、『上勝』といった名前は残っていないかもしれない。けれども、『上勝マインド』を残したい

この言葉に出会ってからわたしは、「まちを残す」とはなにかを考え続けてもいます。マインドやWILL…想いといったことが紡がれていれば、どんな人が住んだとしても、どんな名前になったとしても、まちが残ったことになる。

meme(ミーム)/文化的遺伝子」のような考え方に近いのかもしれません。


「伝統文化から学ぶ」のなかで、あらためて、振り返ることができました。貴重な機会をありがとうございます。

わずらわしい作業や煩雑な手続きをなくし、自由に使える時間をつくっていく。そして、こうした場の開催や参加ができる「しあわせな+1時間を」過ごすことにつながると考えています。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!