進化思考を学ぶー適応と変異ー進化の学校day2
夜でもヒルタです。
今週も進化思考、日曜日7時に起きることができました。日曜日の朝7時前に起きて活動を開始するって良いよね。前日の東北を中心とした地震、皆様大丈夫だったでしょうか。2021年2月13日(土)の23時頃におこったものですが、行政職員は災害時は有無を言わさず出勤となっています。そのマインドすごいな、っておもいます。皆様十二分にお気をつけください。
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ーーー進化の学校についてのまとめーーー
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第2回目テーマ:「適応(関係)と変異」
今回のテーマは「適応と変異」です。
前回においても、適応と変異の話だったのですが、そこを改めて学習。
あらためてですが、創造とはなにか。創造していくにあたっては「変異:how」で様々なトライをしていく。そのうえで、適応による淘汰によって残ったものだけが生き残っていく、「適応:why」というわけ。
どっちが良いとか悪いとかではなくて、両方大事っていうところ。人によって得意・不得意はあったりもします。たとえば、公務員のような官僚組織だとマニュアル化などの適応化を図ることが得意な組織体系なわけです。そこで評価されたり、活躍できるのは「適応」が得意な人たち。一方で、それだけでは前例踏襲主義がはびこったり、新しいものが生み出せないため「変異」が得意な人たちも一定数は必要なわけです。バカなことやっちゃう、みたいな。考えつくのは誰でもできるけど、実際にそれをやっちゃうみたいなところです。色んなことをたくさん試してみることで、様々な可能性が広がっていく。しかし、その可能性だけ広げすぎるだけでもダメで、現時点や現在の環境においてどれが最適化を考えていく必要もある(適応していく必要がある)
課題の深堀りの重要性とwhy
「課題の深堀りが大事だ」っていうことは私自身もよく言っていますし、官民連携の促進や社会課題解決をおこなっていくなかでも重要視しています。問いが浅いと解決策がズレちゃいます。また、だいたいにおいて、「困っているんですよねー」って言語化されるところは課題ではなくて、問題だったり、現象だったりするわけで…見えているところは氷山の一角。
今回の「適応」と「変異」においては、アイデアの昇華だけではなくて課題の深堀りについても応用できるなー、と。課題に向かってなぜ?why?を深堀りしていくだけではなくて、それに向けてのたくさん異常な変異howを行うことでもっともっと本質的な課題にたどり着いていける。ある程度まで課題深堀りした段階で、いくつかのことをトライしてみることで現時点では、現在の環境では「うまくいった」「うまくいかなかった」といったことがわかり「なにが合致したのか」「なにが合致しなかったのか」を分析することにつながるためです。
ある程度までは「why?」の深堀りで課題を深堀りしていけるとはおもいますが、そこからさらに深化させていくためにはトライが重要。
day2の自分の振り返り
・day1の全体概要でも出てきた「適応と変異」をあらためて学び直すことからも、ここが進化思考のコアになる部分なんだろうなーーーと感じました。
・「現時点」といったところでの最適解であるにすぎない、という考え方。環境や社会のあり方でモノゴトの最適解は変わっていくため、あくまで、現時点では「これが最適解なんだ」というだけ。あくまで、現時点にとって「適応」されている。
・「WhyのプロであることがHowのプロであり、HowのプロであることがWhyのプロである」…課題の深堀りにもアイデア創出にもWhy:適応とHow:変異の両方が必要であって、片方だけできていても何も生み出すことはできない。
完璧な答えなどない、という解
「現時点」での最適解、という考え方は大事だと感じたので気持ちを書いていきます。
私は私自身も市役所の公務員でした。そのときに感じていたことが、公務員として働いている人たちは常に「正解」があるような働き方をしている、ということです。どこかに教科書があって、どこかに正解があるといったこと。だから前例が好きですし、横展開が好き。何かを試そうとするときに「他ではどこでやっているんですか? どこかで事例はありますか?(うちがファーストペンギンにはなりたくない。他所で実績があるものをやりたい)」といった言葉が出てきちゃうのだと思います。
自分自身、上司から「条例を読め。『地方自治小六法』を読め」ということをさんざんっぱら言われてきました。穴を通すにしてもまずは網の全体像を知っておくために条例や法律を知っておくことは重要です。しかし、そこに書いてあるから正解だ、とかそこにあるから全て正しい、改善する必要はないっていう思想にならないことが重要なわけです。
今回の進化思考においても「新しいことをどんどん試す」といった変異を行っていく中で、適応による淘汰で1%くらい残ったとしてもその残ったものも未来永劫の最適解ではなく、あくまで現時点での、現在の環境での適応なんだなと。何度も繰り返した結果であっても「現時点」でしかありえない。だからこそ、どんどんと試し続ける必要があるのだと学びました。
完璧を求めるといつまで経っても完成しない、いつまで経ってもなにもできないといったことになっちゃうので「仕上げる」、仕事の納期に間に合わせたうえで最適解を求めていくということが重要ですけどね。納期大事。
赤の女王仮説とのつながり
「変わらないために変わり続ける」といった赤の女王仮説が私は好きです。『ジュラシック・パーク』の原作小説で書かれていたのを知ってからずっと好き。「生命は道を見つける」といったセリフにもつながる考えです。
「赤の女王」とはルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場する人物で、彼女が作中で発した「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」という台詞から、種・個体・遺伝子が生き残るためには進化し続けなければならないことの比喩として用いられている。
新たな学びと気づきへ
Code for JAPAN Summit2018ではじめて進化思考を知ってから、今回が進化思考に触れる3回目(3年目)ですが、しっかり学ぶことをやるたびに毎回自分のなかの気付きができているって感じています。興味深い。来週からいよいよ私自身の「X」にフォーカスをあてていく、はず。楽しみです!
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2day/14day:
5月2日(日)最終日
ーーーーー市役所をハックするーーーーー
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