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【伝統芸術】「こだわり」、「とらわれ」を超えた新たな一歩を踏み出すヒントがつまった花火

夜でもヒルタです。
私、晝田浩一郎は伝統芸術が好きです。岡崎市は花火のまちでもあります。かの徳川家康公がいたからこそ三河花火が発展していったという話もあります。

名港水上芸術花火2023

一つの美しい伝統芸術、「花火」に、心揺さぶられてまいりました。花火といえば、夏の風物詩、闇夜を彩る一瞬の美と言った印象をお持ちでしょう。だけどここで、ちょっと考えてみましょう。花火は、ただ見るだけのものでしょうか。

名港水上芸術花火2023に行ってきた!

2023年5月20日(土)に開催された名港水上芸術花火に行ってきました!

たくさんの方が参加しており、パンフレットも充実。

会場の様子・チケット席
パンフレットと会場の様子

私が岡崎市役所で働いていた時は、花火の時期はお祭りのスタッフとして「交通整理」等を担当していたため花火を見ることがほぼできませんでした。駅前で交通誘導して音だけ聞こえる状態。さみしい。だからこそ、花火を見にいける機会は大事。好き。
ハッシュタグから様々な方がアップされています。私のツイートにハッシュタグあるのでこちらから検索かけると良いかも!

Instagramにもめちゃくちゃたくさん投稿されているので、おおおおおおってなるとおもいます


単に花火を打ち上げて楽しんでもらうだけじゃない取り組み

「名港水上芸術花火」は新たな視点から花火を楽しむイベントでした。開会の第一部。ここでは、花火そのもの、どんな花火があるのか、見どころは何かという、解説が行われました。単に花火を上げるだけではなく、その背後にある技術や芸術性、独特な特性を学ぶことは、花火の魅力を一層深く理解する機会となりました。美術館で解説を聞いている気分になって、とても良かった。単にキレイっていうわけじゃなくてこだわりが知れることが興味深い。解説って大事だなーーーって味わいながら鑑賞していました。

次に、第二部。ここでは、花火が音楽と組み合わされるという、花火の新たな演出を体験しました。音楽のリズムに合わせて上がる花火、その奥深さ、美しさ、そして刹那性。これこそが花火の真骨頂だと感じられ、目の前の光景にただただ感動しました。

名港水上芸術花火2023

「その花火がきれいな理由」

花火を見る時にいつも思い出す本があります。豊島ミホさん『やさぐれるには、まだ早い』の「その桜がきれいな理由」です。

桜や夕日を「きれい」と思う時、それが美しいという理由だけで「きれい」と思っているのではない。もちろん、単純に美しさに感動している部分もあろうが、それだけではなく、そのきれいな景色に重なっていくさまざまな記憶があるからこそ、苦しいくらいにぐっとくるんだと思う。

豊島ミホ『やさぐれるには、まだ早い

私が大好きな作家である豊島ミホさん。大学時代に読んでいたものなのでだいぶ前の本ですがとても良い。この表現ほんっと好き。

豊島ミホさんは「桜や夕日」について書かれていますが、きっと、花火も同じ。眼の前の花火をみているんじゃなくて、過去の様々な記憶と重ねている。だからこそ、ちょっとだけセンチメンタルな気持ちにもなれるし、年々感動が深くなっている。花火そのものと花火をみた記憶があるからこそ、泣けるほど感動する。

花火を見ていると、過去の自分を振り返る…リフレクションにもつながる。あの時、どんな思いで仕事をしていたか。どんな夢を持っていたか。そして、今、どうなりたいか。音楽との掛け合わせが絶妙だったこともあり、花火を見ながら、ずっと自分自身の内面と対話する時間でした。

伝統芸術における「こだわり」と「とらわれ」

「こだわり」と「とらわれ」に区別していくことで新たな一歩を踏み出すヒントが得られます。自分自身の軸や信念となる「こだわり」。認識が固定化されこうあらねばならぬという「とらわれ」。

こだわりを持ちつつ、とらわれずに新しい一歩を踏み出すことが重要なのは、伝統芸術だけではなく仕事やプロジェクトでも一緒。

花火は、細部にまでこだわり、それをつくりこむ技術と、感性が重要です。そして、単に打ち上げるだけにとらわれず、解説を交えたり、音楽とかけあわせるといった新たな試み。それこそが、花火という伝統芸術の新たな可能性を切り開く道なのだ、と感じました。

良い仕事をみると仕事したくなる

すばらしい仕事の姿も数々ありました。花火職人さんだけではなく運営スタッフといった方々も、です。良い仕事を目の当たりにすると、自然と自分も頑張ろうという意欲が湧いてきます。とくに全体演出と職人さんの力が重ねってこそですが、花火が上がったときにたくさんの観客から

おおおおお!!!

という歓声があがる演出があるたびに「こういう演出を自分もしたいな。たくさんの人をこんなふうに感嘆させたいな。くやしいな…」と感じました。楽しむ側ではなく提案側として色んなことをやっぱり自分自身はやっていきたいんだなーーーと認識することができました。イベント運営が私の本職ではないのですが、花火というツール・手法は別として、感動を与える場や機会を創出していきたいからこそ。こうした感情を得ることができた。

さぁ、夏を楽しもう!

コロナ禍もまだまだ気をつけながら過ごす必要はあります。しかし、少しずつ様々なイベントが開催されるようになってきました。今回は、花火についての素晴らしい体験を共有いたしました。皆さんも是非、花火を新たな視点から楽しむ機会を作ってみてください。岡崎市(愛知県)の花火もキレイなので、ぜひ、チェックしてみてくださいね!!

さぁ、共創だ!

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ひるた浩一郎 | 岡崎市長候補・36歳・完全無所属
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