見出し画像

チワワ meets ブックカバー

長年契約していたKindle Unlimitedを解約した。きっかけは、ビジネス書や自己啓発本から小説やエッセイに、自分の読書趣向が変わったからだ。

思えば、大学生から社会人6年目くらいまで自己啓発本にハマっていた私は、小説もエッセイも長らく読んでいなかった。そんな中「ちょっと今仕事っぽいこと考えたくないな〜」と気軽な気持ちで読んだエッセイにどハマりし、自分の中の読書トレンドが180°変わってしまった。

ちなみにnoteを始めたのも、昨年読んだどハマりエッセイに感化され、「私もこんな文章が書きたい!!」と鼻息を荒くした結果である。エッセイを書くならエッセイしか読みたくない!と極端な考えに至った私にとってのKindle  Unlimitedは、読みたい本が全然見つからないサブスクと化してしまった。

ちゃんと調べていないので迂闊なことは言えないが、Kindle Unlimitedはビジネス書に強い一方、エッセイや小説はあまり充実していない印象がある。Kindle Unlimitedの中から無理に読みたい本を探すくらいなら、解約して好きな本買った方がいいのでは...と思い、サクッと解約してしまった。

Kindle Unlimitedを使っていたので読書は電子書籍派かと思いきや、小説やエッセイは紙で読みたい派の天の邪鬼である。小説やエッセイの特有の凝った装丁を含めて本を楽しみたいし、何より紙の本は再販できる。

売るために紙の本を選んでる奴なんぞ、本好きの風上にもおけん!と思われても仕方ないが、正直私はほとんど本を読み返さない。大好きな作品はたまーに読み返すが、それも購入した内の数冊なので、大抵の本は一度きりの読書で消費されてしまう。

そう考えると、電子書籍で購入するよりも、紙の本を読んで売るスタイルの方がコスパが良いのではと思えてしまう。場所もとらないし、売ったお金で次の本も買える。そんなわけで、Kindle Unlimitedを解約した私はエッセイを買い込んで読書を再開させた。

久々に紙の本を買うにあたって、数年ぶりにブックカバーも購入した。ブックカバーがあれば本を買う度にカバーをかける必要がなくてサステナブルだし、汚す心配をせずにのびのび読める。

見た目がおしゃれでテンションが上がりつつ、実用性のあるブックカバー。AmazonやYouTubeでくまなく調べた結果、「amaneca(アマネカ)」というブックカバーを購入することにした。

アマネカはフリーサイズのブックカバーで、文庫からA5版まで様々なサイズに対応できる。サイズ違いのブックカバーを持つ必要がなく、アマネカ1つで事足りる。ゆるミニマリストの心をくすぐられた私は、ルンルンで購入を決めた。

アマネカを使い始めて数日。どんなサイズの本にも合わせられる使い勝手の良さに感動しつつも、
アマネカの思いもよらない弱点に頭を悩ませていた。その弱点とは、チワワの毛である。

何を言っているかわからないと思うが、我が家には齡1才半のチワワがいる。ロングコートチワワなので毛が長く、年中床やベッドに毛をまき散らしている。犬を飼う以上毛がつくことは想定の範囲内だし、それ自体にはとっくに慣れていた。

だが、ブックカバーの布の部分に気づいたらチワワの毛が付着してしまい、一度付いたらなかなか取れず、取るのも一苦労なのである。これが革のブックカバーや暗い色のブックカバーだったら気にならなかったのだが、布の部分に毛が付着しやすいし、ベージュなので黒い毛が妙に目立つ。

ロングコートチワワ氏

毛が付きやすいブックカバー(?)なんだと認識してからは、チワワとブックカバーを近づけないように意識しているものの、気付いたらめちゃくちゃ付いている。ブックカバーでこれなのだから、一緒に寝ているベッドや洋服には信じられない量のチワ毛が付いてるんだろうな...と思うと気が遠くなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?