ビールをおいしくする道具1 ビールグラス
聞いたことがあるかもですが、ビールに合ったビールグラスというのがあります。海外ではビールの銘柄単位で決められたグラスもあるので、ひょっとしたら軽く数千種類は存在しています。その中から雰囲気やビールに合ったグラスを選べば、いつもより一段上の美味しさを伝えてくれます!
家庭だと種類を多くそろえるのは難しい点も踏まえて、お勧めのビールグラスや代用方法、お手入れ方法を紹介します。
1.お勧めのビールグラス2種類
ひるべえがお勧めする、この2つを持ってて欲しいのがパイントグラスとヴァイツェングラスの2つです。写真左がパイント、右がヴァイツェン(中央はタンブラー)。
パイントグラス(左)は、上部が膨らんでいるイギリス型(568ml)は香りを立たせ、ガラスが厚手のアメリカ型(473ml)は保冷効果が期待できます。写真はアメリカ型です。サイズ的に350ml缶ビールがピッタリ入る使いやすさもとても良いですが、何よりシュッとしてカッコいいグラスです。
ヴァイツェングラス(右)は繊細な香りを逃さずビールの輝く黄金色が映えるので、ヴァイツェンだけでなく国産ビールで多いピルスナースタイルも美味しく飲めます。ピルスナーには別にフルート型という足のついた縦長グラスが適しているそうですが足がある分、少し不安定で倒れやすいですね。
2.他のグラスを代用します
お勧めした種類以外のビールグラスは、他のグラスで代用してしまいます。聖杯タイプはワイングラスやブランデーグラス(左)で。コップタイプ(中央)は水やジュース用のもの。もちろんカクテルグラス(右)も使えます。ビールスタイルに合いそうな近い形のグラスで十分です。
聖杯タイプは修道院で造られるトラピストビールやワインを思わせるフランダーススタイルが合います。銘柄だとシメイとかが有名ですね。コップタイプとカクテルグラスは、ビールの色で使い分けるといいです。明るい色はコップで、濃い色はカクテルグラスに注ぐと雰囲気がグッとアップします。
変化球なところだとマグカップ(左)やワンカップ(中央)、ハイボール用のグラス(左)とかは面白いです。ワンカップは良く似たグラスで古くから飲まれているドイツビールに使えそうだと思ってキープしています。
マグカップに黒ビールとか入れてカフェっぽく遊んでみると、意外と楽しいですよ!
3.ビールグラスは冷やさず常温で
ビールグラスを「適度に冷やすと」ビールが美味しく飲めるのですが、この作業が意外と難しいです。適度とは10℃前後を指しますが、家庭用冷蔵庫だと5℃前後になるのでビールグラスが冷えすぎてしまいます。湿度の高い時期だと、すぐにグラス内側が結露して泡立ちが悪くなったり、冷えすぎたグラスや結露と触れた瞬間にビールの味が損なわれることがあります。
家庭では難しいビールグラスの冷却をするより、あえて常温で使うのもいいです。海外ではビールを15℃くらいで飲んで、香りや風味を楽しんでいるそうですし。
4.お手入れ方法:ビール専用スポンジで洗う
家庭用洗剤とスポンジで普通に洗いますが、スポンジは油分のある料理用のものとは分けて使います。ビール専用スポンジをご用意ください。スポンジを介して油分がビールグラスに付着するのを防ぐためです。油分が泡立ちを邪魔したり、ビールの味を損なわせてしまうので。
我が家ではスポンジを使う時、新品はまずビール専用として使い、料理用のスポンジが痛んできたら捨てて、ビール専用スポンジを料理用に変えるというローテーションをしています。
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