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4-1 ビールの歴史を図解してみた

ビールの歴史の大まかな流れを理解してもらおうと考えて、最初は私の手書きイラストで図解しようとしたのですが、画風がシュール過ぎて分かりにくいとの意見が相次いだので(笑、つまり下手ってことです)、いらすとやさんのイラストを使ってビールの歴史を図解してみました。さすが、いらすとやさんは凄いです! ビールの歴史を説明するのに十分なイラストが揃っていました。この場にて感謝いたします。

ビールの歴史を 1.古代、2.中世、3.近代、4.現代の4つの図に分けました。それぞれ左から右に時間が経過していくイメージでご覧になってください。

1. 古代 - 紀元前のビールの歴史

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ビール醸造の記録は紀元前3000年頃、メソポタミア(現在のイラクの一部)のシュメール人が残しています。麦芽をパンにして水と加えて固形物は取り除き、野生酵母により自然発酵が起きてビールを作っていたとのことですが、正確なビール醸造の理論は不明だったでしょうから、きっと「神のおかげ」などと考えられていたのでは、と思います(注:私見です)。

2. 中世 - 西暦1400年代までのビールの歴史

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ビールは人類の生活にしっかりと根付いていて、修道院やプロのビール醸造業者たちが経済的、経営的に成立させた時代です。現代にも続く礎を作ったわけですから、昔から人間はビールが大好きだったんですね。この頃はヨーロッパを中心にビールが発展します。ホップは1100年代に登場しますがフレーバーの主流となるのは中世も終わる頃、1400年代です。

3. 近代 - 西暦1900年代までのビールの歴史

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近代に入ると、国の制度的にビールは欠かせなくなり、文化人の多くがビールにまつわるエピソードをいくつも残すほど存在感を高めます。19世紀の産業革命以降のビールの歴史はとんでもなく高速化&高濃度化していきます。日本にビールが入ってくるのも、この頃です。

4. 現代 - 西暦2000年以降のビールの歴史

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2000年代は世界的にマイクロブルワリー(小規模醸造所)の時代が始まったと言って問題ないでしょう。海外ではホームブリューイングも盛んらしいですね。近代まで大企業によるメジャーブランドが主流でしたが、今では日本でも手軽にクラフトビールが楽しめる環境ができています。個性あふれるビールの登場に感謝です!

とても大まかでしたがビールの歴史を図解してみました。最初は偶然の産物だったビールが、人類にとって大事な飲み物となり、現在では多種多様な味わいを楽しめるようになったわけです。もっと詳しく知りたい方は、下の「合わせて読みたい記事」から各年表をご覧ください。

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