トップガンマーヴェリック感想

トップガン、こっちもかなり面白かった。 陽の極みっていうか、コーラのようなスキッとした爽やかさと気持ちよさが凝縮された映画だった。
途中段階では83点かなって思ってたけど、最後のドッグファイトがあまりに格好良くて87点まで上がった。 プールの後みたいな気持ち良さのある映画だったね

観ている最中一切頭を動かさずに、ただ流れる映像の快楽に身を委ねるだけでいい映画。 「面白かった」ではなく「気持ちよかった」の方がしっくりくる

トップガン、2022年の今に40年前の“陽気なアメリカ”をそのままやったのがすごい。 この内省のなさは今じゃできない。

トップガン、マーヴェリックは危険だったり機体を痛めつけるような操縦も出来て実戦的でドッグファイトが強いって設定は分かるんだけど、 普通の操縦技術でも若いトップガン達より圧倒的に強いってのはよく分かんなかったな。それも修羅場潜ってるかただ成績が良いだけかの違いなんだろうか。

ファジカルとGにどれだけ耐えられるかってそこまで相関ないのかな。 さすがにマーヴェリックよりかは若いトップガン達のほうがフィジカルは上だと思うが。

若手トップガンのエリートニヤケ男すこ。 あんなに殴りたくなる顔ができる俳優よく見つけたよな。

マーヴェリックは一本"キレてる"よね。 だから自分が死んだり機体が壊れるかもしれないラインの危険な操縦が出来るし、その見極めが天才的だからずっと生きていられる。 普通は安全性を考えて70までしか戦闘機の性能を引き出せない所を、リスクと引き換えに90まで引き出してる感じ。

そう考えると、近代ではマーヴェリックがお払い箱になる理由もよく分かるというか、 ハイリスクハイリターンの1人の天才よりもミドルリスクミドルリターンの10人の秀才の方が運用する上では勝手がいいし、もっと言うならローリスクローリターンの無人機100機の方がいい。


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