ねずみと犬、嗅覚が優れているのはどっち?
先日、「ねずみと犬、嗅覚が優れているのはどっち?」という質問を出しっぱなしで、忙しくなり答えが出せてませんでした。すいません。
気を取り直して答えです。
答え ねずみ
ねずみの方がにおいを受け取る嗅覚受容体の数が多いのです。
体の大きさに比例しないのが嗅覚です。
では、土の中に住んでいる線形動物、通称、線虫と言われている生き物と犬とでは、どちらが嗅覚優れているでしょう?
線虫って何?と思った方いると思います。
線虫は1ミリメートル程の糸のような動物です。
一ミリメートルのミミズを想像してみてください。そんな感じです。
ちなみに小学生の頃よく検査した、ぎょう虫検査。あのぎょう虫も大きなくくりで線形動物門で仲間です。
さて答えです。
答えは、線虫です。
線虫の嗅覚受容体は約1200。ほぼねずみと同じ数です。
ここで考えたいこと。
嗅覚受容体が多い=嗅覚が優れているではないと思うのです。
たとえば、調香師。
調香師も人です。嗅覚受容体の数は他の人と同じはず。
でも、鼻がいいとか悪いとか言いますよね。
感じとれるにおいの数が多いのと嗅覚が優れているのは違うと思うのです。
感じ取ったにおいが何なのかがわかる能力、つまり、言葉と結びつける表現力が重要なのです。
何だっけあのにおい。
そんな経験ありませんか?
嗅いだにおいが何なのかを表現できると、人に伝えられます。
においも伝え方が9割なのです。
感じたにおいを言葉で表現することが大事です。
では、どう訓練すればいいのか?
そんなこともこれからふれていこうと思います。
これからいいところなのに・・・。
結構しっかりとした内容なのであらためてご紹介します。
今日もここまで読んでいただきありかとうございます。
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