感謝の言葉
癌末期の方。御本人は、男気が強く、痛みもあまり口にしない方。麻薬で痛みは抑えていますが、もう寝たきりで食事も摂れない、もう今年もつかな、という感じ。奥さんはお一人でご主人に寄り沿っています。
死を前にして、お互いわかっているけど、御本人も奥さんもなかなか重い話を口にされない、よくある妙な空気感。
今日の仕事は奥さんに
「昔の子どもたちの写真を見ながら、楽しい思い出話をしてみたらどうですか?そして、最後に感謝の思いを口にしてみては?」
と伝えることでした。奥さんは涙ながらに同意してくれました。
夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)