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【台湾のハイキングコース】桃源谷

草嶺古道の途中、凹地から大溪の方に抜ける高原のハイキングルートがあるというので行ってみました。車で大渓まで行き、そこからのスタートです。

これがなかなか大変でした。海岸すぐ近くの駅から600mを超える桃源谷まで登ります。それで2時間半。そのあとは宜蘭県と新北市の境界にあたる尾根を3時間かけて縦走。最後に尾根からまた海岸線の大理駅まで1時間半かけて降ります。最後は足がつってしまい、足を引きづりながら降りる羽目になりました。合計で7時間の長丁場でした。

しかし、想像していた通りこの高さから太平洋を望む景観は素晴らしかったです。高低差があるため遠くまでよく見えますし、龜山島も視界に入ります。尾根から逆に新北側を見ても、山並みとその間に広がっている低地の風景が素晴らしい。長い時間をかけても歩く価値のあるハイキングコースでした。

午前中だけでは攻めきれませんね。一日かけて歩くルートです。ただし、途中でダウンする人のために、桃源谷の真ん中に駐車場があり、そこからタクシーを使って降りることもできます。

日本ではあまり紹介されていないハイキングルートですが、台北から日帰りできる場所にこんなダイナミックな景観を楽しめるというので、健脚の方にはおすすめです。僕らは車で行きましたが、このルートは出発地点もゴールも台湾鉄道の駅があるので、車がなくてもアクセスできます。
因みに、大渓の駅の近くにはフィッシャーズマーケットがあり、台湾では珍しいアンコウが食べられます。そこで食べた三杯鮟鱇魚は絶品でした。

写真

傾斜が急なので、空が大きく見えます。
フィリピン海プレートがユーラシアプレートにぶつかっているため、地表がめくれ上がっているという風景です。
新北市側を臨む。
大渓駅の近くのサイン。ここから桃源谷に向かいます。
大渓駅を起点に真っ直ぐ山を登り、
頂上まで来たら北東に進路をとります。
遠くに龜山島を臨む。
これは、一種の断層なのでしょうね。
ここでも、急な斜面と緩やかな斜面の様子が分かります。
ハイキングルートはきちんと整備されています。
新北市側の風景。
宜蘭側は対照的に急峻な崖になります。
この奥の方が烏來の方向です。
こういう風景が、東海岸の地形の特徴を表しています。
この様な緩やかな丘を7つほども超えて行きます。
印象としては、超えても超えてもゴールに辿りつかない。
600mの崖を登ってからのこの距離はキツイです。
山の斜面がダイナミックです。
桃源谷の典型的な尾根の形。
何故かたくさんの水牛が尾根の上にいました。

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